甘い罠と影分身
ミズキ「イルカ先生」

イルカ「!」

ミズキ「彼はもう三度目ですし一応分身はできてます。(あんなのボクにも出来ないし)合格にしてあげても…」

イルカ「ミズキ先生が何度言おうとダメです!!皆さんにんは分身してる。しかしナルトの場合はたった一人。しかも足手まといを増やしてるだけです」


「合格とは認められない」

アカデミーで一人、ぶらんこに持たれかけながら合格していった同期の後ろ姿だけを眺めていた。その後ろで冷たく暗い影がナルトを翻弄する。

何故、自分はこんなに嫌われているのだろう。

「良くやったさすがオレの子だ!!」

「これで一人前だねオレ達!!」

「卒業おめでとう!!今夜はママごちそう作るね!!」



「ねェあの子………」
「例の子よ、一人だけ落ちたらしいわ!」

「フン!いい気味だわ………あんなのが忍になったら大変よ」
「だって本当はあの子「ちょっとそれより先は禁句よ」」


三代目「イルカよ。後で話がある」
イルカ「はい…」

ミズキ「ナルト君」
ナルト「ミズキ先生…!!」

ミズキ「イルカ先生真面目な人だから。小さい頃に両親が死んで何でも一人でがんばってきた人だからね」
ナルト「だからってなんでオレばっかり」

ミズキ「自分に似てると思ったんじゃないのかな。君には本当の意味で頑張って欲しいと思ってるんだよきっと…イルカ先生の気持ち、少しは分かってあげられないかな………親のいない君だからこそ………」

ナルト「でも…卒業したかったんだぁ」
ミズキ「仕方ない」
ナルト「え?」
ミズキ「君にとっておきの秘密を教えよう」


――――

三代目「夜中にわしの家で何をやっとるのじゃお前は…!?」

ナルト「!」ビク

「おいろけの術!!」

三代目「なっ!!!」
ブーーーーーー ドクドク

ナルト(あった!)「えーと、最初の術は多重影分身?なんだよ!なんだよ!いきなりにがてな術かよ〜」

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