どっとはらい。

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「…なんですか?この山」


夜中。ちょっとした買い物にタゴのコンビニへ行くと、入ってすぐの1番目立つ場所に小さな箱が山積みにされていた。

床の掃除をしていた、タゴが答える。


「やだなー、知らないの?***さん。あんなに流行ってるのにー」

「はあ」

「これは、チョコカプセル。卵形のチョコの中に、フィギュアが入ってるんだ」

「なんか聞いた事あるような…」

「ちなみにこれは銀河戦士団シリーズ。人気があるから、昼前には無くなっちゃうかもね。――どう?***さんも1つ」


***は苦笑して、箱を1つ手に取った。


「商売上手ですね」












翌朝、***はテーブルの上に置きっぱなしの買い物袋を見て呟いた。


「チョコレートだっけ…」


溶けていない事を願いつつ封を開けると、幸いにも少し柔らかくなっている程度だった。

割って中を開けると、小さな人形が姿を現した。

――メタナイト卿の姿を模した人形が。


「え」


胸が高鳴った。

外箱を見ると『銀河戦士団シリーズ 全11種』と、書かれている。


「なんで、卿…?」


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どっとはらい。