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日もすっかり暮れてそろそろを風呂にでも入ろうかと腰を浮かせると再び仕事用の携帯にまたもや再び彼から電話が入った。
「はい。」
「申し訳ありません、少々調べ物をお願いしたいのですが。」
「・・・。」
「降谷からの依頼です。」
「なんでしょう。」
「この間あった銀行強盗の事件は知っているか?」
「存じ上げております。」
「実はその事件に関することでなんだが。」
事件の内容はこうだ、毛利探偵が立ち上げたサイトに事件解決の依頼がありその日、毛利探偵は依頼人と会うべく探偵事務所にいた。しかし、依頼人からメールで会う場所をコロンボという店に変えて欲しいと連絡が入り、毛利探偵、江戸川コナン、毛利蘭、安室透の4人はコロンボに向かう。だが、いくら待っても依頼人が現れないためメールを見ると依頼のあったアドレスと場所変更依頼のメールを送ってきたアドレスが違うことに気がつき急遽毛利探偵事務所に踵を返すも、探偵事務所に着くや否や依頼人から「今、コロンボに着いたので全員できて欲しい」とメールが入る、それを不審に思い毛利探偵事務所で犯人が隠れていると踏んだ江戸川コナン、安室透が探偵事務所に戻るとトイレから拳銃の音がして男が一人死んでいた。
その依頼主という樫塚圭を自宅に送る際にトイレを借りるために彼女の部屋に侵入し、盗聴器を発見、他の部屋の盗聴器を探していたところでベットの下からスーツケースに入った遺体を見つけた。犯人の女性はコナン君を連れて逃走、今コナン君の居場所を探しているところだという。
「それで、何を調べて欲しいんですか?」
「コナン君の居場所です。」
「探偵バッチに発信機が付いているはずですから、それを追えばいいじゃないですか。」
「そうしたいのは山々なのですが、今毛利探偵と蘭さんと行動していまして。」
「あぁ、なるほど。」
「お願いできますか?」
「いつもならそんな口調で話さないのに、今回はどうされたんですか?」
「状況が状況ですので。」
「少しください、すぐに調べて連絡します。」
「お願いします。」
「今知っていることをメールでもなんでも良いので送ってください。そこから調べます。」
「はい。」
本当に、赤井秀一といい降谷零といい、江戸川コナンといい。なんで私がこんなにただ働きしなくてはいけないんだ。そういう気持ちを抑えつつパソコンを立ち上げてコナン君のメガネに仕掛けた発信機で場所をたどる。
「大石街道?」
すぐに連絡をしようと携帯を取り出したものの、安室透は今現在毛利探偵と行動を共にしているためうかつに連絡できる状況にないのではないだろうか、そういう考えのもと。立ち上がり服を着替えてバイクの鍵と共に外に出た。
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