あとがき


 祝☆100話!ということで完結しました。お祝いコメントもありがとうございます。錦さん大人気で嬉しいです。へへ。

 よく書いてこれたなと自分で思います。長くなりそうなので一話を短くしようと決めて正解でした……。それでも100話なので結構な文字数になってますが。

 わたしの中でのイメソンはaimerさんの「君を待つ」でお送りしました。



 ともかく。せっかくなので裏話的なものを3つ。
 幼女主(少女主)の能力の幅や制限について言及すると正体バレになりかねないのであえて割愛します。V騎士原作ご存知の方はお分かりかと思いますが、どちらでも微塵も問題ありません。


 まず、何気にずっと考えていた「錦にCVがつくなら誰?」問題。前にコメントで質問いただいてからずっと考えてました。
 キンキンしない高音で、どちらかというと大人っぽくて……というあたりで「うたプリのはるかちゃん的テンションの沢城さん」という解答をしたんです。小倉唯さんはちょっと可愛すぎるなって自重したんです(ユノハのイメージ)。
 でも最近、桐谷蝶々さんもイメージに近いかなって……思うだけならタダ……。本作品はハッピーエフェクト(可愛いソング)くらいほのぼの展開ですから!!

 2つ目、錦の滑舌。
 文章中での表現は難しいんですけど、ゆっくり喋ってます。一音一音、置くようなお上品さ。こどもの筋肉が未発達故に「噛まないようにゆっくり喋ってる」という設定があります。自分の思考する速度で喋ると絶対噛む。

 そして3つ目。このお話における一番の予想外、「ママの家出」です。
 そのまま家族三人で暮らし、赤井さんや降谷さんたちは彼や彼女の生存を知らないまま、終わる予定だったんです。ほのめかしはするけれど。
 でも書いてると「ママ、赤井さんっぽい人の死亡ニュース聞いて黙ってるのか?」と。十億円盗んじゃうような度胸ある人が、ですよ。気づけば家出していました。家出するとなると、ママの記憶抹消はしたくなかったので、トップシークレット(パパ生存)をシークレットじゃなくさないといけない。パパの話をせざるを得なくなっちゃったんですよね。
 これで後半のプロットが大狂いしました。
 赤井さんと降谷さんがどこまで把握するのかが問題です。赤井さんは死んでいるのでともかく、日本警察の降谷さん。本当に全部把握するとまずいので、ママとパパには基本黙秘してもらってます。パパ、職場を誤魔化すので胃が痛い。このお話は主の不思議能力をいかに誤魔化し、溶け込ませるかが勝負なので、降谷さん側に突っ込んで欲しくないんです……。


んで、最終的に、錦への認識は
パパ→能力知ってる、交友関係知らない
ママ→能力知ってる、交友関係知らない
松田→能力知ってる、交友関係知らない
降谷→能力知らない、家族関係を把握、松田との親交を把握
赤井、コナン→どちらも知らないが警戒してる
哀→どちらも知らない
紅子→誤解が生じているが能力について一番理解がある
という感じ。「コナンの正体を知ってる」のはママのみです。察してるのは赤井さん。錦は知らない(気にしてない)。
 錦はコナンのことどころか、組織についてもろくに知りません。ママとパパが元々面識あったということすらちゃんとわかってません。赤井さん繋がりはあるんだろーなーくらいのもの。なぜなら気にしていないから。


 死神、天使、女神、魔女、小悪魔、とジョブチェンジに忙しい錦ですが、さて正体を(大真面目に)言い当てられる日は来るのでしょうか。
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