3年B組カラ松先生(カラ松)



「3年B組!カラ松先生!」

ーガラッと扉が開き、カラ松先生が今日も教壇に立つ。

「漆黒と静寂に打ちひしがれしルシファー!オーケーカモンッ!今日も華麗にグローバルコミュニケーション、レッツスターティング!」
「英語の授業始めるよって一言でわかります、カラ松先生。」
「プリーズ、オープンユアテキストブック、ページセックスティナイン」
「セックスって言いたいだけだよね、カラ松先生」

私がしれっと突っ込みをいれても無視され、カラ松先生はそのまま英語の授業を続ける。

「オーケーオーケー!じゃ、このページ読んでみようか?」

私はカラ松先生に指されたので、席を立ち、ゆっくりと丁寧に教科書を読んだ。アクセントにも気をつけて。

「Immature love says: “I love you because I need you.” Mature love says: “I need you because I love you.”」
「なんだと…ああっ…なんということだっ!」
「いや、先生ーただ教科書読んだだけですけど。」
「俺はなんとう罪深き人間…生徒と教師の禁断のラブロマンス!」
「いや、だから教科書読んだだけですけど。」
「そうか、そんなにこの俺を欲していたのか…ならばくれてやろう…真実のラブを…!」
「ちょっと校長先生、この人クビにして下さい。猥褻な行為です。」






ALICE+