対岸に清静と佇む貴方は 孤独な彫像だった
全神経が震悚した
世界が混じり気の無い白に染まり
永く刻まれた時は止まった

そのの色を確かめたいと
時を止めて
果て無き川辺を ただ歩いた

貴方はひとつの絵画
目を瞑っても 射抜かれてしまう
眩い残照 その優しさ故
永久とわの疵痕を残す

最期まで
ついに 辿り着くまで
決して振り返りはしない 貴方だから
愛しているのだと

そう、解っていた


Bad Ending


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