「槙島さんは、本以外に好きなものとかないんですか?」
「君、かな」








「勿論、融資してもらっている泉宮寺さんの自宅にはたまにお邪魔させて貰うけどね。それでもやはり気疲れしてしまう」
「そう、ですか」
「君は僕のことを随分フラットな人間だと思っているようだけど、何故かな?」
「...そりゃ思いもしますよ。」



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