3

『調子どうー?』
「カミサマーなんかいい案ないかな?少し行き詰っちゃって…。」
『ああ!そうしたらここにある本とか見ていいよ?少しはヒントになるようなこと書いてあるかもしれないし。』
「おおー!カミサマありがと!」
『いえいえ』
そんな会話を二人がカミサマとしていたら、
「ああー!花楓さん!夢花さん!」
「どうしたの!?何かあった!?」
いきなり実花が叫んだのだ。花楓と夢花は実花に話を聞こうと近くに寄った。
「いきなり叫んでごめんなさい…。けど、これは見てほしくて…。」
そう言われ実花から渡されたものを見た二人はびっくりした。それもそうだろう。今日から数日後に前回と同じような反応の敵が二人、そしてその襲撃した時間から三時間から四時間後にとてつもなく大きな反応と周りにある小さいが数の多い反応の敵がこの世界の中心地に向かって攻撃してくるということが書かれていたからである。
「あれ?でもさ、予知って話したりすると未来って変わってしまうものじゃないの?」
「そうなんだけど、この予知だけは、時間軸をずらしてみたり、色々やってみても全く変わらないのと、必ずこの最後の予知になるの。」
「なんでだろ…。」
『んーそしたらそのことについては僕から話すね。』
そうしてカミサマが話し始めたのは三人がびっくりするような話であった。