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「ああー!もう疲れた!」
「大丈夫?少し休憩しよ?」
カミサマの執務室的な所を借りた後から花楓と夢花はせっせと魔法陣を組んでいた。しかし、時間がないからか、夢花の目の下には大きなクマを飼っている状態になっている。
「夢花…顔色悪いから、少しだけでも寝てきな?それくらいの時間はあるんだから。」
「わかったぁー。お休みぃー。」
夢花が寝た後そこに実花が来た。
「あれ?夢花さん寝てるの?」
「うん。あまりにも顔色悪かったからね。寝かせたの。」
「そっか。時間ないって言っても、睡眠時間は必要だしね…。」
「そういえば、実花はどうしたの?」
「あ、ああ。最初の襲撃の時間が分かったんです。三日後の正午にまず一つ目の襲撃が来て、その三時間後、だから午後三時にボスが登場するってことです。」
「そうしたら、しっかり寝て動ける状態にしておかないとね…。」
「うん。もう少しやるから、また何かわかったら教えますね!」
「ありがと!でも、実花も無理しないようにね!」
「ありがとうございます!花楓さんこそ無理しないでくださいね!」