○トド松side○
ガタンッ
「兄さーん!トッティー!朝だよ朝!起っきろぉぉぉお」
はぁ…朝っぱらから騒がしいなぁ。十四松兄さんは…
渋々目を開けると十四松兄さんが僕らの布団の周りをぐるぐる走り回っていた。
「ん……ケッ…朝からウルセーな」
一松兄さんが眠そうに起き上がった
「おはよ〜。一松兄さん、十四松兄さん」
僕たちは、六人分の布団を、広々使っている。つい半年くらい前まではぎゅうぎゅう詰めだったのに…。
僕達はいつの間にかコタツのなかに脚を突っ込んだ。今は春だというのにクソ寒い。
十四「ねぇねぇ、僕、兄さん達に会いたい!」
十四松兄さんがにっこり笑って言った。
でも一松兄さんは
一「無理でしょ。あいつら今すげぇ忙しいみたいだし…」
トド「確か、長男が異世界のどっかに行ってるし、次男はどっかでお仕事してるよ!三男は神社の掃除と家事でしょー?…ってあれ?上二人はなにをしてんの?!」
十四「あっはは〜、謎だね!」
一「つーか、異世界ってなんなの?」
一松兄さんがダルそうに言う。
トド「どーせ桜でワープしてんでしょ………僕、ちょっと今は兄さん達に会いたくないな…。」
正直に下を向いて話した。
十四「なんで なんで?」
本当は言いたくなかったけど…
トド「あのね、カラ松兄さんに合わせる顔がないんだ…。あんな酷いことしちゃったから…しかもまだ謝ってないし…」
一「は?お前まだクソ松に謝ってないの?」
トド「うん…。」
あぁ〜もう…なんでだろ…視界がぼやける。
十四「トド松!大丈夫だよっ!カラ松兄さん優しいもん!」
一「……クソ松ならそんなことぐらい分かるでしょ。」
兄って優しいな…。心からそう思った瞬間。
一「でもさ、兄は兄でも妖怪だよ?
俺たち人間が邪魔なのか、もしくは迷惑かけたくなかったからこんな田舎に居させられたんだよ。だから会いに行く必要無いじゃん。」
十四「またあの神社に行きたかったなぁ…。兄さん達の事、知らないフリしてたら今頃みんな一緒だったのかな…。」
そうだった…。あの時見ちゃったんだった。
トド「そうだったのかもねぇー…」
なんだかんだで1時間経過し、僕達は支度をした。
十四「早く早くー!」
一「ああ〜。腹減った」
兄さん達は知らないだろうなー
僕らが村で悪さをしてること♪
今日は何処を狙おっかな〜
comment
こんにちは〜〜!まちゃです!
この度はこのホムペを観覧して下さって有難うございます!占いツクールだと文字数が限られるもので…
弟松も後々登場しますー!それとコメントありがとうございます!もう心のオアシスですよ〜( ^ω^ )
番外編見にくくてすみませんっ!
引き続き
狐の俺じゃ…ダメかな…
をどうかよろしくお願い致します!!!!!!!
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