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▼2017/06/05:ネタ


追記で赤井妹

※世良がキッドに服を剥がれた時の話

「…おいクソガキ」

世良に飛び蹴りを食らわされたキッドが尻尾巻いて逃げ帰った直ぐ後、般若が俺を呼んだ。
…こいつ、マジでやべぇな。
人を殺しかねない目付きで地を這うような声を出す姿はとてもじゃないが一般人には見えなかった。
世良といいこいつといい、なんでこの姉妹はこんなに過激なんだろうか。

「うちの妹を侮辱したクソ野郎について持ち得る情報を全て寄越せ。絶対に殺してやんよ」

赤井さんがこいつを腕利きのハッカーだと頼る辺り、相当な実力の持ち主なんだろう。
そんな奴が本気を出したとなれば、キッドの野郎も今までのようにはいかないはずだ。
自称一般人を名乗るこの女は、赤井さんの妹でありあの世良の姉であるだけのことはある。
体は丈夫だし、運動神経も優れているし、聞いた話によればその場にあるもので相手を再起不能にするくらいの力もあるらしい。
俺にできるのはキッドが殺される前に取っ捕まえれるよう、こいつと行動を共にするくらいか。
悪いなキッド、俺にお前を生かしたまま捕まえるのは難しいかもしれない。
もし殺されそうになったその時は諦めて土下座でもしておけ。
…まぁ許してはもらえねーだろうけと。

ーーーーーー

「おい」
「んだよ、今忙しいから来んな」
「変なもの調べてるんじゃないだろうな」

変なもの?
ざけんなクソ野郎と睨みあげれば、後ろからパソコン画面を覗き込んだ兄がターゲットの名前を読み上げた。

「怪盗キッド…珍しいな、お前が泥棒に興味を持つとは」
「ただのコソドロならな。だがしかし、こいつは犯してはならない罪を犯した」

どうせまたくだらないことだろ。と言わんばかりに興味を失くして離れていく兄。
だがしかし、一度興味を示したからには聞いてもらわねば気が済まない。
尤も、聞いたからにはくだらんの一言では済ませることはできないだろうが。

「こいつ、真純の服を剥ぎやがった」
「そんな話は聞いてないぞ」
「帰宅して直行で調べ上げてるからな!やつはこの私の手で殺す」
「必要になったら言え。手を貸そう」

さぁ怪盗キッドよ、覚悟しておけ。
かわいい妹をもった兄姉を敵に回したこと、後悔させてやんよ。



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