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▽無題

赤井妹
スクールライフは割と充実してました

「ミス赤井は悪くないわ!」
「何言ってるんだお前は!担任でもない癖に口出しするな!」
「担任のくせに自分の生徒のことも理解できないなんてこの役立たず!」
「お前はあの問題児の担任じゃないからそんなことが言えるんだ!」
「私なら喜んで彼女の担任になるわよ!」

これはどういう状況だろうか。
我が家の問題児の事で何度目かの呼び出しをくらい出向いたものの、目の前で繰り広げられているのは教師の…いや、夫婦喧嘩だった。

「貴方は何もしなかったけれど、あの子のおかげで学校の治安も良くなったじゃない!」
「何を馬鹿げた事を言っているんだ!ミス赤井が筆頭になって暴れているの間違いだろう!?今日で何台のホワイトボードが割られたと思ってる!?病院送りの生徒もこれが一度や二度じゃないんだぞ!」
「病院送りにされた子達はみんな悪さをしていた子達だし、先に手を出したのもその子達じゃない!彼女のしたことは自己防衛よ!」
「過剰防衛の間違いだろう!?関節全てを外してゴミ捨て場へ捨てていったんだぞ!?」

…頭が痛むのを感じた。
何してるんだあの問題児は。

ーーーー

「それで、お前は何故女教師をナンパしてるんだ」

どうや妹に絆された女教師がこの問題児を庇うために会議室へと乗り込んだらしい。
全ての行いは直接報告されたのではなく、夫婦喧嘩によって知ることとなった。
お前は学校へ何をしに行っているんだ。

「ナンパじゃなくて当然のことを言っただけだけど?」
「お前のそれをナンパと言うんだ。まともに通う事すら出来ないのか」
「まともに見えないのならそれは私がおかしいんじゃない、周りがおかしいんだよ」

世界は自分中心にまわっているとでも思ってるのだろう。
当然の如く言い切る妹に何処で教育を間違えたのかと頭を抱えたくなった。
持っているものは優れているのに、くだらないことにばかりに使うのは見ていて気分の良いものではない。
もっと有効に使うようにと連れ出したというのに、悪化したように思うのは気のせいではないだろう。
もし俺が女であったのなら、こいつは言うことを聞いたのだろうか。とくだらないことを考える位には振り回されている。

「でもお咎めなしだろ?結果オーライじゃん」
「お前が問題を起こす度に呼び出される俺の身にもなれ」
「行かなきゃいーじゃん」

そもそもお前が大人しくしていれば行かなくて済むんだ。という言葉は通じない。
通じていればとっくにこいつはまともな人間になっている。

「っだああ!?何しやがる!!」
「オイタはするなと言ったはずだが?」

ハッキングを仕掛けて情報を抜き取ろうとするパソコンを叩き割れば、怒りのまま胸倉を掴んでくる猛獣。
牙を剥く相手は選ぶように躾けたいものだな。
小さく息を吐いてから、その体を組み伏せた。

「どけ!!」
「俺に組み伏せられるのが嫌ならオイタはやめるんだな」
「クソ野郎!!」
「負け犬の遠吠えか」
「ぜってー殺す!!!」

力任せに床に伏せて背中に乗り上げれば、暴言のオンパレード。

「もしまたオイタをしようものなら次はガムテープで口を塞ぐからな」
「バレねぇようにやってやんよこの野郎!」

だからそうじゃない。
どうしたらこの猛獣は言うことを聞くのやら。

ーーーー
その内諦めて金でつるようになる
ちゃっかり女教師を味方につけているので退学処分にはならない。
女教師には素直だし無茶無茶いい子だから好かれやすい。
「先生、それ私も持ちますよ」
「あら、これ位平気よ」
「私が持ちたいんです。だって先生のお役に立ちたいから」
というのを素でやってのけるのでまぁオチるよねって話

「うっせーな!黙っとけよババア!」
「きゃ…っ!」
「…お怪我はありませんか?」
不良を注意して突き飛ばされた女教師をやさしく抱きとめる赤井妹
「大丈夫、貴女は正しいことをしたんです。そして女性に手をあげたあいつが悪い。あとは私にお任せください」
にこりと笑って不良生徒をフルボッコ。
にこりの辺りでもうオチてる。
女性には紳士的にがモットー?

「だっせーな。ンなことしかできねぇ小物が一丁前にナンパなんぞしてんじゃねーよ」
女の子追っかけ回す不良に鉄拳制裁下して女生徒人気を獲得。
多分クズ野郎の彼女に惚れられたりしてる。
恨み?勿論買ってますけど?楽しくストレス発散させていただいてまーす!
でやり過ぎてやっぱり呼び出される長男
その内会議室に女生徒押しかけて庇い始める光景に完全に胃がやられると思う。
何してんだあいつ。
帰国後は完全に耐性もついて慣れっこの最強お兄ちゃんになってる。
あいつはもう手遅れだ。って全てを諦めたら楽になったお兄ちゃん。
人間できることと出来ないことがあるからね
自然の摂理だと思う
ーーーーーー

「秀兄は凄いよね!」
「う、うん、スゴイスゴイ、秀兄さんはツヨイもんね」
「やっぱり姉さんもそう思うよな!」
「うん、おねーちゃんも真純とおんなじだよ」
「へへっ、姉さんとこういう話できて嬉しいよ」
「…お姉ちゃんは真純の笑顔が見れるならなんでもするよ…!」

悔しいけど妹が幸せならそれでいい

「姉さんってほんと凄いよなぁ」
「ああ、そうだな」
「やっぱり秀兄もそう思う?」
「あいつは芸達者だからな」
「なんでもできるもんなぁ。あ、でも腕っぷしなら秀兄が一番だろ?」

真純の前ではお互い貶したり馬鹿にするような事は言わないように気をつけている長男長女。
それを知っていてわざと褒めるような話を振ってる次女。
本当はお互いの実力認めてるくせになんで仲良くできないんだろうな。って思ってる。
君のお姉ちゃんが永遠の反抗期だからとしか言いようがない。

2017/06/10(11:49)


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※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
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