▽無題

赤井妹ネタ

※工藤邸に安室さんが乗り込んだ時の話
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「うっへぇ、こいつ絶対性格悪いって」
「ちょっと黙ってて」
「うっす」

今頃来葉峠で愉快な追いかけっこしてるであろう兄も性格悪いよな。
スーツのお仲間引き連れて一人ズケズケ上り込んだ宅配業者は変装する気あんのかって格好で踏ん反り返っている。
なんであいつ人様のお家で偉そうなの？
言っとくけど目の前に居るの家主だからな？変装してるけど家主だぞ？お前どんだけ偉いんだよ。かの有名作家ぞ？バケモノぞ？
…まぁホンモノのバケモノはモニターチェックをしなが指示をだすこのクソガキだけど。
工藤一家と我が家一のバケモノが組んだんだから、例えあの宅配業者が凄い人物であっても敵う訳がない。
恨むのなら優秀なこのクソガキと先にコネクション組めなかった自分を恨むんだな。

「おつかれさん」
「…つっかれたぁ…」
「お前は頑張った頑張った」

すみませんなんか勘違いしてたみたいでとか訳のわからないこと行って去って行った宅配業者はマジで一から礼儀を学ぶべきだと思う。
お前あんだけネチネチドヤ顔で推理しといてあっさり引いてっけど、すっげぇかっこ悪いから。
いいのは顔だけだな。
兄を含めイケメンは総じて性格が悪いのだろう。

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※キッドの正体に辺りをつけた妹

「こーんにーちはあ」
「こんにちは？」

にっこり笑顔で唐突に挨拶をしに来た中性美女。
…こいつ前に俺にブチギレてた奴だよな…？
いやいやまさか。バレるとかそんなわけねぇだろ大丈夫大丈夫。

「黒羽快斗くん、君にお話があるんだけどいいよね？拒否権はねーぞ」

バレてるだろ。
これ絶対バレてんだろ。
最後だけドスの効いた声で脅しをかけてくる女。
確かにあれは俺も悪かったけど、いやでもお前の妹男子トイレに居たんだぞ？そりゃあのまな板で男子トイレになんか行かれりゃ男って勘違いしても仕方ねーだろ。
とは言えなかった。
だってまだ死にたくねぇもん。
どうしたものかと悩んでいると、ポケットに突っ込んでいた携帯が着信を知らせる。
こっちは名探偵に渡されていた携帯ってことは、勿論相手はあの名探偵。

「…チッ。今世の別れの前に出る事を許可する」

どこの鬼教官だと言いたくなる口調で出ろと続けた女。

『あ、もしもし？なんかお前の正体にあたりを付けたとかなんとかでお前今日殺されるかもな』
「ざっけんな！おせーよ！今目の前に居るんですけど！？」
『マジで正体突き止めたのか…聞いときゃよかったな。まぁそいつが溺愛する妹の服ひん剥いたお前がわりーよ。土下座でもしとけばいいんじゃねぇか？』
「…それで許される空気じゃねぇけど？」
『許されねぇだろうな』

じゃあ何で言ったんだよお前！

『お前を捕まえるのは俺だって思ってたが、それも無理みてーだな。せめて安らかに眠れよキッド』
「待て待て待て！何死ぬ事前提で言ってんだ！」
『そうそう、死ぬ前に郵送でも何でもいいから携帯は返してくれよな』

じゃあな。と言って切られた通話。
あいつ何のためにこの携帯俺に渡したんだよ！お前が殺されたら捕まえようねぇからってあん時渡して来たんだろうが！もっと早くに電話してこいよ意味ねーだろ！！

「さて、人生最期の通話を終えた事だし、今世とのお別れをしようか」
「…あー…拒否権は？」
「あるわけねーだろ鳩野郎」

カウントダウンもやらねぇよ。
と笑った般若の目はマジだった。

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キザな真っ白タキシード姿なので鳩野郎呼び。
真っ赤に染めてやんよ！！！
兄に振り回される以外はキッドのこと調べるのに全力を注いでたとかそんなん。
安室に関しては別にクソ兄貴が殺されようがどうでもいいけど、殺されたら殺されたでこっちが面倒な事になりそうだからやめてくれって思ってる。
沖矢昴イコール赤井秀一には別に気づいてくれて構わんよ。まぁバケモノが手を組んでんだから無理だろうけどって思ってる。
優れてんのにバケモノ二人前相手じゃあ勝ち目ねーよ。って思ってる。

2017/06/05(17:45)