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▽無題

赤井妹
溜まった小ネタ
もしもスコッチの自殺現場に現れたら


「おい!茶番やってる場合じゃねーんだよ!さっさとしろ!!」

怒鳴りつけるように現れた女。
ライから奪い取った拳銃はいつの間にか女の手にあった。

「このど阿呆が!手帳引っ込めとけ!バーボンが来てる」
「了解。報酬は多めに払ってやる」

当たり前だろうが!と噛み付く女はライと知り合いらしい。

「スコッチ、今日がお前の命日だ」
「…は」
「その死体、ちゃんと灰にしろよ」
「随分と用意がいいな」
「その辺で見つけた死体だからな。死体落ちてるとかここ怖すぎだろ」

置いてけぼりのままに進む会話。

「お、おい、お前は一体」
「んー、今は借金取り?」
「馬鹿言え、そんなもので済むわけがないだろ」
「お前がちゃんと振り込まねーから悪いんだろ!倍額振り込んでなかったらこいつ殺すぞ」

ええ、今助けるような流れじゃなかったか!?

「謝礼金はスコッチから貰っておけ」
「公務員の給料ってやっぱいいの?」
「え、ここでその話題する?」
「確かに。バレて捕まったら金貰えないもんな。じゃあ行きますか」

ふわりと浮いた体。
…おい、嘘だろ!?
どこにそんな力があるのか、俺を担ぎ上げて来た道を戻る女。

「歯ぁ食いしばっとけよ」

その横顔はまるで悪人の笑みだった。
…普通屋上から飛び降りるか!?
この日、俺は本物のバケモノに出会った。

ーーーー
金の匂いを察知して現れた赤井妹
もちろんスコッチと兄から金は巻き上げました
以下は別バージョン
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「どーもー!レッドバンクで…あれ、タイミング間違えた?」

一向に振り込まれない金に痺れを切らして乗り込めば、何やら立て込み中だったらしい。
後ろ姿見つけて追いかけてきたから分かんなかったんだよ、んな顔すんな金振り込んでないお前が悪い。
本来緊迫した空気が流れていたであろう空間は、まるで私が邪魔者だとでも言うように微妙な空気が流れていた。
うるせぇ私は悪くねぇ。誰も喋ってねーけど。
手帳を突き出しながら奪われたっぽい拳銃を握る兄と、その銃口を兄に向けている男。
あ、これもしかして潜入先関連?やばい?もしかしなくても報酬ゼロ?母さんに告げ口案件?仕事の邪魔したとかいつか母さんにチクられたらまずい。本気でまずい。

「…出直しまーす」
「待て、まさか無かったことにする気じゃないだろうな?」
「うるせぇばか!私は取り立てに来ただけだ!振り込まなかったお前が悪いんだろ!!しかも出直すって言ってんだから大人しく見逃せ!」
「報酬を倍にすると言ったら?」
「さあ何でも言え。やってやんよ」

なんだ?この男組伏せればいいのか?オーケーオーケー拳銃なんて怖くない。
だってこいつは金のなる木である。
全然余裕。
だって金になるから。
さっさと用件を言えと構えれば、階段を駆け上がる足音。

「っぶねぇー!死なれたら金にならねーだろふざけんな!!」

音が聞こえた瞬間、慌てて銃口を自分に向けたのを見て勢いよく蹴り飛ばした。
何してくれてんだこの野郎。

「そいつを連れて逃げろ!」
「ちゃんと払えよ!」
「言いつけ通りの仕事ができたらな」

偉そうにしやがって!

「お、おい!はなせ!」
「うるせーボケ!お前は黙って担がれとけ!」

見つかる前にさっさと逃げて金手に入れるんだからぎゃーぎゃーわめくなっつーの!

ーーーー
みたいな流れで金の為に偶然助けてそう
別に善意でやってないのが赤井妹クオリティ
金次第でなんでもやるよ!!!
クズだね!!!
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「どーもー!お久しぶりのレッドバンクでーす!!今日も元気に借金巻き上げにきましたー!!」

能天気に響き渡る声に、その正体を知るものは顔を覆った。
場所はデパート。
人質がとられた緊迫した環境で、あんな馬鹿みたいな声を上げる女は一人しかいない。

「…昴さん」
「…今の僕はただの同居人ですから」
「何の為の監視なの?」
「あれは俺でも無理だ」

口角を吊り上げるにして凶悪に笑った女。
…うん、そうだね、俺もそう思うわ。

「なに、人質?かわろうか?」
「来るんじゃねぇ!ナメてんのかテメェ!」
「それはこっちの台詞だボケ!!!」

骨が折れる音がした。
吹き飛んでいった犯人の体。

「報酬振り込まない上に女性を人質?ばかなの死ぬの?地獄まで案内してやろうか?」
「ま、まて!悪かった!ちゃんと払う!倍にして払うから!!」
「え、倍?」

思いっきり金に目ぇくらんでんじゃねーか!!!
横から聞こえた溜息に、赤井さんも苦労してるんだと思った。
あんなのと10年以上一緒に居たんじゃあ胃がもたないよな、普通。

「犯罪で入手したお金は手元には残りませんよ」
「真っ当に働いた金で倍寄越せや!!!」

それは見事な手のひら返しだった。
あと自分のこと棚に上げすぎだろあいつ。
赤井さんの一言で完全に犯人を絞め上げた女は到底正義のヒーローには見えなかった。

「結果的にはヒーローなのになぁ」
「根本的な部分がヒールだからな」

その言葉に納得した。
じゃなきゃあんな凶悪面はできないだろう。

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赤井さんとコナン君がたまに年の離れた兄弟みたいに見えるところが好きです。
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「かーねがほしいかそりゃやっるぞーみんなでなっかよっくかっせぎましょー」
「その替え歌やめない?」
「力作なのに?」
「内容の問題だろう」

童謡もこの女にかかれば汚い金の歌になるらしい。

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コナン君と長男の前で歌ってます
ーー

「来世で私は美少年に生まれ変わって真純と結婚するから」

なんでもないように、まるでそれが当然だとでも言うように、そいつは言った。

「そうなのか?」
「そうだよ。お姉ちゃんは来世の真純を予約済みだからね。結婚しようね」
「うーん、まぁ姉さんならいいか!」

なんだこの会話。
妹ガチ勢の姉と、純粋に姉が好きなだけの妹の会話はすれ違っていた。

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「貧乳はステータスだ!!!!」

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って言わせたかっただけ

2017/06/17(01:30)


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※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
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