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▽無題

降谷さん家の双子設定で
唯くんのお姉ちゃん
唯くんの姉になって妹を匿いたいというコメントをいただいたので調子に乗って書いてみました。

緑川さん家のお姉さん
唯くんのことはかわいい弟と思って居るが、一番可愛いのは降谷さん家の妹さん。
マジものの妹になって欲しいから弟と結婚する流れに持っていこうと奮闘する姉。
双子?ああはいはいあのシスコンツインズね。ナイトはお姫様と結婚できないんだし、うちの唯がちゃんと貰ってくから安心してよ。って思ってるし実際言ってる。
双子の反感を買おうが歯向かわれようが、年功序列の名の下に力尽くで捩じ伏せるゴリラ(透、唯談)
どこからその馬鹿力出てるの?

以下ネタ
※妹の名前は雫で固定
ーーー

私には可愛い弟と幼馴染の兄妹が居る。
弟の名前は唯。
いつも幼馴染の双子に振り回されつつも妹の方に懐かれて居る。
因みに私は唯と降谷さん家の妹が結婚することを望んで居る。
なんでって?あんな可愛い妹できたら私の毎日はハッピーライフだからだ。
幼い頃から病弱なせいか、双子は度を越したブラコンとなり、常に妹を取り合っては喧嘩をして妹は我が家へと避難してくる。
つまり、勘のいい人はお分かりだろうが、このまま我が緑川家へとそのまま引きずり込めないかなとかお姉ちゃんは思ってるわけだ。

「おかえり雫ちゃん」

今日も今日とて妹争奪戦をおっ始めたらしい双子を置き去りに我が家へと逃げ込んだお姫様を迎え入れる。
何故いらいしゃいじゃなくておかえりだって?ここが未来の雫ちゃんのお家だからに決まっている。
勿論お姉ちゃんも同居です。
これだけは絶対に譲れない。

「ただいま、お姉ちゃん」

へらりと笑った顔の可愛さよ。
姉さん呼びをなんとかお姉ちゃん呼びへと直した甲斐があった。
やっぱりお姉ちゃんって呼ばれる方が嬉しい。

「唯呼んでくるから待っててね…いや、唯の部屋行く?」

二人の距離を縮めるのなら、唯を呼ぶより部屋に行かせた方がいいだろう。
なにもこの子がべったりなのは双子だけじゃない、幼少期から共に過ごした唯もまた、数少ない彼女が甘える対象の一人だ。
喧嘩を終えて迎えに来る双子が唯にくっつく妹の姿を見た時の反応は見物である。
特に零。
兄さんなんて知らない。嫌い。と言われただけで普段のすかした顔から一気に悲壮感に打ちひしがれたように膝をついて涙目になるのは見ていて面白い。
一方の透は嫌いと言われただけではビクともしない精神力の強さがあるが、あれは幼少期からちょっかいかけまくって言われまくった事で耐性がついたからだろう。
当時の透は今では想像もつかないが、好きな子ほどいじめちゃうを体現していた。

「お姉ちゃんも一緒?」

こてん、と小首を傾げて私の袖を無自覚に掴む天使。
なんでこの子私の妹じゃないんだろう…
甘える対象にだけはとことん無防備な姿を見せるのを知っているだけに、言葉では表し用のない感動が胸に押し寄せる。
あの双子はこんなにも可愛い子と毎日生活をしているなんて…そりゃあシスコンにもなる。

「あれ、雫来てたのか?」
「唯くん!」
「おう、またあいつら喧嘩してんの?」

部屋から出て来た唯を見るや、にっこりと明るく笑って抱きつく雫ちゃん。
それを嬉しそうに抱きとめて頭を撫でる姿はまさしくお似合いである。
早く結婚しろ。

「まぁ迎えに来るまでの間ゆっくりしてけよ」
「なんならお泊まりする?」
「…いや、流石にそれは彼奴らがキレるだろ」
「馬鹿ね、あの双子はいい加減妹離れするべきよ。雫ちゃんはお泊まり嫌?」

妹放ったらかしにして喧嘩ばっかしてる馬鹿は放っておけばいい。

「唯くんも一緒に寝るの?」
「…いや、流石にまだ死にたくないからそれはちょっと」
「いいじゃない、折角だから一線越える?」
「姉貴は俺を殺したいのか?マジでシャレになんねぇよ…」
「一線?」
「雫はいい子だから部屋行こうな。ギター弾いてやるよ」
「行く!」

姉としては全然ありなんだけどなぁ。
もし双子がキレたなら、その時は私が捩じ伏せてみせる。

「「雫!!」」
「っと、今日は早いな」
「チッ」
「姉貴、雫の前だけどいいのか?」
「お姉ちゃん害虫駆除してくるから、雫ちゃんは唯とお部屋で仲良くしててね」

これからだってのに邪魔する害虫は私が追っ払ってやろう。

「雫!」
「邪魔なのでどいてもらえません?」
「そちらこそ邪魔なのでお引き取りください。雫ちゃんならうちの唯がちゃんと面倒みますので?妹放ったらかしにして喧嘩するお兄ちゃん達はどうぞおかえりください」

相変わらず生意気な透と、一生懸命妹の姿を探す零の視界を遮るように仁王立ちすれば、双子は苛立ったように私を見た。
毎回毎回妹放ったらかしにして喧嘩おっ始めるあんたらが悪いのよ。

「お姉ちゃん、兄さん達仲直りしてる?」

不意にかけられたかわいい声。

「んー、まだしてないみたいだからお姉ちゃん家でお泊まりしよっか」
「ふざけるな!何のために来たと思ってるんだ!」
「今日は雫が好きなもの作ってあげるから一緒に買い出しに行こうか」
「ちゃんと三人で行くからいいだろ?」

流石は兄である。
食べ物でつろうと必死に声を掛けるが、これしきで引いてやれるほど甘くはない。
なんせこっちは未来の妹になってもらうのだから。

「雫ちゃん、うちにお泊まりするならお姉ちゃん張り切ってケーキ作っちゃおうかなぁ」
「ケーキ…」
「雫!ケーキなら透が作るぞ!」
「オムライスでもパスタでもなんでも零が作ってくれるよ?」
「食べ物でつろうとするとは卑怯よ!」
「「お前だってしてただろ!!」」

こういう時にタッグを組む双子は厄介以外の何物でもない。

「唯!あんたは何黙ってんのよ!雫ちゃん取られちゃってもいいの!?」
「いや、取られるも何も降谷ん家の子だろ…」
「だからあんたはダメなのよ!男見せなさい!」
「…なんで俺いつもこんなんばっかなんだ?」

押しの弱さに欠けるのよあんたは。
今時草食系なんて流行んないわよ?

「唯くん大丈夫?」
「…俺の味方はお前だけだな」
「一緒に寝る?抱き枕ぎゅっとしてると安心するよ?」

これはもしやチャンスでは?

「ということですのでお邪魔虫はお引き取りください」
「おいこらふざけるな!人の妹に何する気だ!」
「雫!雫の抱き枕には僕がなるから!だから帰っておいで!」
「馬鹿め。今夜は唯の抱き枕が雫ちゃんなのよ。さあ帰った帰った!」
「「雫!!」」

必死の形相で妹に縋り付く双子は実に滑稽だった。


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降谷妹が絡むとポンコツな双子と唯姉
唯一まともなのが唯くんだけど、彼はいつも巻き込まれては妹に心配されてるから役得。
こんな感じでいかがでしょうか?(笑)

2017/06/23(20:11)


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※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
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