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▽無題

降谷後輩ネタ
以前旧ネタにもあげたことがある降谷後輩ネタです。
実は降谷兄妹書く前に沢山書いておいたにも関わらず、一旦ボツったという悲しい末路を辿りました。
主人公の性格はやや降谷妹に受け継がれつつも、赤井妹の方が影響受けてる気がしなくもない。

後輩(27)
高校時代の後輩。
医者verと公安で組織に潜入verの二つで書いてました。
今回は医者ver
兄が組織の人間(オリキャラ)
主人公を産むのと引き換えに母が死んだ為兄にずっと恨まれている。
外面のいい兄は周りにバレないように芋を虐待してたとかそんなん。
大きくなってからは医療関係で知らない者はいない程の有名な外科医。
行方不明だった兄がいきなり現れ犯罪の片棒を担わされるようにしてハッカーとして情報収集させられる。
ワーカーホリック。重症。
三徹は徹夜の内に入らない。
学生時代は降谷の犬というあだ名が付けられていた。
卒業後は連絡一切取って無かったが、組織関連で関わりができる。
ただし赤井と先に接触してるので、序盤は赤井に協力している主人公です。
はやいとこ組織潰してくれって思ってる。
兄による虐待については再開後に知ることになる。
赤井とフラグ立つかは不明だが、沖矢昴にゾッコンな主人公。
色々設定作ったんですが、とりあえずここまで。

以下勿体ないので供養
ーーーー


「##NAME1##さん、来て欲しい所があるんだ!」

ピンポンと鳴らされたチャイムにドアを開ければ、急かすように声を張る江戸川コナン。

「おいこら少年。人のお家に来る時はアポを取れ。つーか何処で知った」
「えへへ、ごめんなさぁい」
「かわいこぶれば許されると思うなよ?」
「謝ればなんでも許されるって言ったの##NAME1##さんだよ?」
「君が本当に純粋無垢な正真正銘小学生ならね」
「僕わかんなぁい」

クソガキめ。
お前のような小学生がいてたまるか。
本当は徹底的に調べ上げてやりたいが、赤井さんが待つと言うのなら待つべきだろう。
というか何気にあの時釘刺されてたし。

「…美味しいごはんもあるよ?」
「さてコナンくん、先生車のキーもって来るからちょっと待っててね」

ごはん作る元気なかったし、美味しいもの食べれるのなら是非お供しようじゃないか。
彼には赤井さん殺害の件で頑張ってもらったみたいだし、ぶっちゃけ連絡とってないから行方はわからないけど、大丈夫ってコナンくんから聞いたからなぁ。
その心配は一切していない。
というか前みたいに用があればオレオレ詐欺紛いの電話してくるだろうし。

「で、何処行くの?」
「新一兄ちゃんのお家だよ」
「へぇ、新一兄ちゃんね」
「…##NAME1##さんなんか僕に対して冷たくない?」
「君が猫被ってることはよぉく分かってるから、それ相応の対応になっただけだよ」
「あはは、意外と厳しいんだね」
「いや、コナンくんがやり過ぎなだけだからね。ボロ出まくりだから」

素でいくか猫かぶりでいくかどちらかに絞って徹底すべきなのに、この子すぐボロ出すからな。
車は博士の家の庭に置いていいよとのお言葉に甘えて、置かせて頂いた。
勝手に借りるのも申し訳ないので、挨拶だけしに言った時に出て来たいかにも博士!という格好をした男性は優しそうで安心した。
博士なんて天才肌の多い職の人間は気難しい人のイメージが多かったけど、あんな感じなんだな。

「ここが新一兄ちゃんのお家だよ」

そして隣にそびえ立つ豪邸。
なんかもう敗北感しか感じない。
いや、うちの実家も中々凄かったけど、工藤さん家の外観は洗練された感じだ。
絶対拘って建てられたな。

「…その工藤新一くんって何処にいるんだろうね」
「し、新一兄ちゃんは事件追っていて忙しくて、今別の人に貸してるんだぁ」

この子ほんとに大丈夫かな。
すぐ動揺するんだけど。

「ピンポンすればいいの?」
「うん、チャイム届かないから##NAME1##さん押して」

言い直さなくったっていいじゃん。
折角小学生に合わせて言ったのに、虚しい気分だ。
言われた通りにチャイムを押せば、少しして現れた男性。

「…コナンくん?」
「この人が今住んでる人。沖矢昴さんって言うんだ」
「おや、初めまして、沖矢昴です」

私の問いかけに紹介してくれるコナンくん。
そして私に挨拶をしてくれた沖矢昴さん。
…やばい、好き。
いや、誰かに対してときめきを感じたことって残念ながら今までなかったけど、これはずるい。
この人はずるい。
声も喋り方も顔も佇まいも、全てにおいて完璧すぎる。
私個人からみて、の話だけど、でもこんな人いきなり出て来たら誰だってこうなる。絶対なる。

「…##NAME1##さん?」
「ありがとうコナンくん、連れ出してくれてありがとう」
「えっと、どういたしまして…?」

目線を合わせるようにしゃがみ込んでその手を握れば、よく分かってない様子ながらも答えるコナンくん。
君が神か。いや沖矢さんが神なのか。
いやもうこの際二人とも神である。
一目惚れって多分こういうこと。

「宜しければ上がっていってください…といっても僕も借りている身なんですけどね」

控え目に笑って招き入れてくれる沖矢さん。
物腰柔らかな態度に、この腰の低さ。
加えて微笑みときたらそりゃあもう完璧以外のなにものでもない。
一目見たときからトキメキがノンストップである。
何この人神か。

「…##NAME1##さん大丈夫?さっきから様子が変だけど」
「ちょっとときめきが止まらないだけだから気にしないで」
「…え?」

お飲物用意しますね。と早々に台所へと向かった沖矢さん。神か。
おもてなしの神か。

「それってまさか…」
「いや、沖矢さん完璧すぎない?イケメンで優しくて物腰柔らかであんな声してたらそりゃ誰でも惚れるって」
「…え、嘘でしょ」
「君は男の子だからね。わからないかも知れないけど、沖矢さんはまずい。あれはずるい。惚れる」
「おや、何のお話ですか?僕も混ぜていただけますか?」

立派なティーポットとティーカップ。そしてクッキーを持って現れた沖矢さんにときめきが止まらない。
なんでこんなに完璧なのこの人。

「あー、その、すっごく言いにくいんだけどさ」
「うん、今の私めちゃくちゃ幸せだから何でも聞くよ」

何やら気まずそうな顔のコナンくんだが、安心してほしい。
今の私は有頂天だからね。
大抵のことは聞き流せるよ。

「その人赤井さんの変装なんだ」
「…へ?」
「赤井さんの、変装」

一瞬にして時が止まった。

「はああああ!?嘘でしょ嘘だろ嘘だと言って!そんな残酷な発表聞きたくなかった!そんなドッキリ誰も望んでない!」
「だから言いにくいって言ったじゃん!」
「なんで最初から言わないんだよ!私のときめきを返せ!」
「おや、どうやら僕の事が好きだったようで」
「うるせぇ赤井この野郎!あ、沖矢さんのままでお願いします」
「めんどくせぇ…」

こんな失恋があってたまるか。
一瞬で惚れて一瞬で砕け散ったぞおい。

「まさかこういうのがタイプだったとはな」
「やめて。沖矢さんの顔で喋るな赤井」
「いや、中身赤井さんだから」
「やだやだやだやだ赤井さんなんかより沖矢さんがいい!ネタバラシとか要らなかった!」
「ごめんて。驚かせようとは思ってたけど、まさか惚れるなんて思ってなくて」
「馬鹿なの?こんな理想詰め込んだ人いたら普通惚れるよ?ナメてるの?私一応女の子だからね?」
「ホォー、女の子」
「やめろ赤井その顔で喋るな」

うるせぇ女の子って歳じゃないって言いたいんだろ分かってるよ。
というか三十路に言われたくない。

「ほら、##NAME1##さんには赤井さん殺害の件で助けて貰ったのに、その後について全然連絡できてなかったから…」
「ただ赤井殺害計画出てるって教えただけだけどね」
「でも早くに連絡してくれたからこそ計画が組めたんだよ。ありがとう」
「俺からも礼を言おう」
「…むしろこっちが言いたい。生きててくれてありがとうございます」

希望を失う事なくすんで本当によかった。
…まぁ私の恋心は一瞬で砕け散ったけどな。

「今は沖矢昴って大学院生としてこの家に居候してるんだ」
「大学院生…27歳同い年…頭もいい…なにより全てがドンピシャストレートで撃ち抜いて来るパーフェクト…すき」
「##NAME1##さん、赤井さんの変装だからね?」
「…大学院生とか欲張りましたね」
「それに惚れた君が言うのか?」
「やめて昴さんの顔で赤井さん出てこないで!!」
「なら声を変えるか」
「首に付けてる変声機で変えてるんだ」
「やめて!昴さんかえってきて!」

コナンくんの言葉にタートルネックをめくって変声機を見せてくれた昴さん。
もういいよ、昴さんてずっと呼ぶよ…

「安室さんの時は嫌いって言ってたのに、凄い差だね」
「いや、あの人は素の顔知ってるからね。余計無理」
「え、初耳なんだけど!」
「おっと、これ以上は秘密」
「だそうだから諦めてやってくれボウヤ」
「ねぇ、昴さんに戻って欲しいんですけどお願いします」
「本当に僕の事が好きなんですね」
「う、昴さんはそんなこと言わな…いや、そんな昴さんも好きです」
「ゾッコンじゃねぇか」
「うるさい」

その後、沖矢昴の成り立ちや設定を聞いたわけだけど、あの大女優直々の変装となればそりゃ惚れるのも無理ない。という結論に至った。

「あ、そういえば美味しいごはん食べれるって言って連れてきたんだった。ごめん昴さん、何か余ってたりするかな?」
「それなら丁度シチューが出来上がったばかりですので、今お持ちしますね」
「料理もできるのか…昴さん最強じゃん…結婚したい…」
「…##NAME1##さん、なんかごめんね」
「謝るな余計傷付く」

小学生(仮)に慰めらるとは…
でも本当に好きなんだもん仕方ない。

「ううっ、とっても美味しい…」
「泣くほど喜んでいただけるとは、作った甲斐がありますね」

そして出されたシチューは意味がわからないくらい美味しかった。
中の人が赤井さんとかしらない。
中の人なんていないんだ…昴さんが作ったんだ…うまぁ

「##NAME1##さんってさ、胃袋掴まれたらおしまいだよね」
「そうだね、昴さんが実在しない人物ってだけで大分心折れるよね」
「だからごめんって。でも安室さんも料理上手だよ?」
「あの笑顔腹立つから無理」

あと中の人は怖いからね。
誰にも言えないのが辛いけど、全て終わったら本性ぶちまけるからな。
もしくは二人が確実に正体に気づいたら言うからな。

「私も住みたい…」
「いや、流石にダメだろ。しっかりして##NAME1##さん」
「だってあの部屋ろくな人来ないんだもん…毎日昴さんの顔見たい毎日声聞きたい毎日癒されたい…」
「ほんとごめんね」
「だから謝るな」

微笑ましそうにこちらを見る昴さんのなんと尊いことか。
普通に好き。
全くミーハーではないし、テレビの俳優にときめくことも滅多にないのに、かの大女優が作り上げた男性が完璧過ぎたのが悪い。
なんていい仕事をしてくださったんだありがとうございます。

「##NAME1##さん疲れてるんだよ。だから動悸が起きてるんだよ」
「否定できないのが辛い」
「因みに今日は何徹されたんですか?」
「二徹後のオフなので全然余裕です」
「いや、徹夜の時点でおかしいから。ちゃんと休めてるの?」
「…生きてるから大丈夫だよ」
「ワーカーホリックっていう病気だからまずは自分の治療に専念したら?」
「不治の病だから無理かな」

そんな気遣わしげな視線むけないで。
小学生にそんな顔されるのキツイんだけど。

「せっかくのお休みなのにお呼びたてしてしまって申し訳ありません」
「いえ、昴さんに出会えたことが今日イチの幸せなのでお気になさらず」
「##NAME1##さん、赤井さんの変装ってちゃんと分かってる?」
「いいじゃん変装してるんだもん!今は昴さんだから中の人とかいいじゃん!」
「まぁ、##NAME1##さんがそれでいいならいいんだけど」

いいに決まってる。
むしろずっと昴さんで居てくれお願いだから。

「とりあえず今日はこの事を教えたかったんだ。遅くなっちゃってごめん」
「いいよ別に。死んでないって分かってるだけでも大分安心したし、それさえ知っていれば希望は消えないからね」
「赤井さんのこと、頼りにしてるんだね」
「まだ借り返してもらってないからね。利子もあるし」
「そう言えば赤井さんも言ってたよ」
「忘れられちゃあ困るからね」

耳揃えて返すという言葉は忘れてたまるものか。

「あ、僕蘭姉ちゃんと用事があったんだ!僕はもう帰るけど、##NAME1##さんどうする?」
「昴さんとお話ししてる」
「うん、そうだね。そう言うと思った」
「ねぇその冷めた視線やめよ?流石に傷付く」

お前絶対小学生じゃないだろ。
またね!と子供らしく笑って帰っていったコナンくんにそう思った。


「さて、わざわざ残ったと言うことは、口説かれるんでしょうか?」
「私如きが口説いてオトせるんならとっくに口説いてますよ!」
「相当惚れ込んでるな」
「だから中の人出てくるのやめて」

そんなに意外か。
昴さんの顔で驚いてみせる赤井さんだが、成る程、驚いた顔の昴さんも素敵である。

「まぁ盗聴趣味については目を瞑ります」
「それは助かるな」
「不要な詮索する余裕はありませんから」

あ、今完全に変声機のスイッチ切ったな。

「そんな顔をするな。変装は解いてないだろう?」
「ううっ、昴さんの顔で赤井さんの声と口調…」
「スイッチを切っただけマシだと思え」

赤井さんの声もいい声だけど、やはり昴さんがどストレートなだけに惜しい。

「あ、ご存知だとは思いますけど、安室さんは赤井秀一の死について疑念を抱いてます」
「だろうな。しかしいいのか?俺と彼のことについては一切情報提供しないという話だろう?」
「あの人赤井さん絶対殺すマンですからね。組織潰してくれる人は多いに越した事ないんで、赤井さん欠けちゃうと私が困るんですよ」

過去に何があったかは知らないし、当人らが話そうとしない事を詮索する気もない。
ただ組織を潰してくれる人が減ることだけは絶対に阻止したい。
個人については絶対に情報は漏らさないと言ったけど、流石に赤井さんに欠けてもらうのはまずい。

「安室透の個人情報も、赤井秀一の個人情報も漏らしてないのでセーフです」
「確かに、君のいう通りだな」
「どうせ私使わなくたって自力で探し当てるでしょうし?」

これだけ優秀な方々なんだから私なんて要らないだろう。
しかも安室さんに関しては探り屋とか言われてるし。

「あと、帰る前に昴さんと連絡先交換したいです」
「君は本当にブレないな」
「だって好きなんですもん」

結局玄関まで変声機のスイッチは切られたままだったけど、出る際には昴さんの声でまたお待ちしてますね。と言われたのでご機嫌である。
真面目に結婚したい。


ーーーー
ちゃんと学生時代の話も書いてました。
安室は本性知ってるから素直にイケメンとは言わないし、平気で性悪とか言っちゃう後輩。
その反面沖矢昴はベタ褒めしまくるから先輩がキレる。
「安室透だって優しいイケメンだろ」
「昴さんは自分で事言いませんもん」
「安室透だって自分では言わないだろ?」
「うっわ、屁理屈だ」
因みに公安verでは人間辞めてる身体能力の持ち主になっている。
レッドブルに翼を授かったんだと思う。そんなネタで書いてました(笑)
公安verではライと割と仲よかった。
組織ではジンの犬呼ばわりされているけど、本当のご主人様は降谷さんなんだな〜って感じ。
いつも付けているネックレスは学生時代降谷にもらったもの。
首輪だと思ってるけど満更でもない。
こっちでは兄は居ない設定。
どちらもオチは降谷零
でもどっちも沖矢昴がタイプだと思う。

2017/06/25(00:35)


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※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
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