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▽無題

もしも星屑がドラマだったらA
※基本的にキャラ崩壊してます
妹の名前は降谷雫で固定
調子に乗って第二弾が書き上がってしまった…

工藤新一(17)
降谷雫の後輩であり、今回のドラマでは絡みはほぼ無し。弟のコナンのお迎えでよく現場に居る。
父は作家兼俳優の工藤優作。母は元アイドルで現在は女優業もこなす有名女優の芸名藤峰有希子。
芸能界のサラブレッドと名高く、一時期子役もやっていたが学業に力を入れる為長く休んでいた。
見た目はアイドル向きのキラキラオーラを放って居るが、先輩である雫には毒を吐く。
赤井さんを尊敬しているとかそんなやつ。
雫に対してはナルシスト気味な発言が目立つ。
同じくモデル出身の毛利蘭ちゃんが好きだけど、本命には奥手なシャイボーイ。
そのネタで雫パイセンにからかわれていればいい。

工藤コナン(7)
最強の子役さま。
無邪気な顔から頭のいい高校生の顔まで演じるハイパーサラブレッド。
兄を見て育ったのでそれはもうかしこい。
大人共はみんなこのこのあざとさにノックアウト。
ただしお兄様は全てお見通し。
雫も同じ年の弟が居るため、現場ではよく一緒にいる。
零を苦手としているのを知っている上で無邪気を装い「れーさんも一緒にあそぼうよ!」と誘い出すから雫はたまったもんじゃない。
実は零とコナンが手を組んでたらそれはそれで面白いよね。
ほら、最強の子役さまだから仕方ない。

ーーーーーーーー

「雫さんまたイケメンから逃げ帰ってきたんですか?」
「黙れアイドル顔め」

はぁ、と大袈裟にため息を吐いてみせたのは、同じ事務所に所属するモデル兼俳優、工藤新一だ。
モデル出身のこの後輩はかわいくない。まったくかわいくない。
ご両親はあんなにも素敵な方々なのに、何故このサラブレッドとも呼ばれる後輩は可愛げがないのだろう。
弟のコナンくんはあんなにもかわいいのに。

「零さん人当たりもいいしそんな避ける必要ないと思いますけど」
「別に降谷零さんの性格がどうこうという話じゃなくて、私がイケメン様に恐怖を抱いてしまうのが悪いだけだよ」
「…なんか釈然としねーんですけど」
「だって君、性格悪いし」
「わざと外で抱き寄せて写真撮られてやろーか?あ?」
「ほら!そういうとこだから!そういうのが君の性格悪いところだから!」

なんでこの子ってこうも可愛げがないんだ。
…あれ、まてよ、私以外には大体イケメンスマイルじゃない?え、嘘でしょもしかして嫌われてる?ただの反抗期?
…え、うちの弟や妹もいずれこうなるの?お姉ちゃんには耐えられないかもしれない。
どうかずっと純粋無垢な子供のままでいて欲しい。

「…また喧嘩か?」
「「秀さん!!」」

絶望的思考に落ちかけていると、呆れたように声をかけてきたのは秀さんだった。

「聞いてくださいよ秀さん!新一くんがまた意地悪言うんですよ!」
「事実じゃないですか。あと俺のことを意地悪だっつーんなら、この間のバラエティーで俺を船から突き落とした事はどうなるんですか」
「だっていつまでもビビってる新一くんが悪いんじゃん。男なら潔く飛び込みなよ。私はちゃんと飛び込んで魚採ってきたきたもん」
「はあ?あんたみたいな野生児と一緒にすんな」
「黙れイケメン」
「…最後のは褒め言葉になってるぞ」

だってどこからどう見てもアイドル顔のイケメンだもん!性格悪いイケメンだもん!!

「それより次の現場はドラマだろ。今日は俺も見学で行くからさっさと支度しろ」
「はい喜んで!」
「秀さん行くなら俺も行こうかな」
「あ、今日はコナンくんの出番ないのでお兄さんはどうぞおかえりください」
「この貧乏野生児め」
「黙れイケメンサラブレッド」
「…だからそれは褒め言葉だ馬鹿」

もう行くぞ、と無理やり新一くんから顔をそらすように頭を掴まれ、そのまま秀さんと現場へと向かった。

ーーーーーー

降谷雫の演技はまるでその役が憑依するようだと評される事が多い。
なにもそう評されるのは雫だけではないが、そういった人間は役にハマるが故に中々その役が抜けなくなる事もあるが、雫の切り替わるスイッチは監督の声一つ。
カット。
その一言で雫の中に入っていた人格は消える。

「秀さん秀さん!今のどうでしたか?ちゃんと役になってましたか?」

さっきまで甘えるように腕を回してキスをしていたとは思えない、無邪気な笑顔で駆け寄る後輩。
それに声をかけようと半開きの口のまま見つめる相手役の男が一人。
…それはもう見事な逃げっぷりだった。
自分の事務所の人間以外のイケメンと評される相手を苦手とする後輩は、演技が終わると直ぐにそばを離れる。
挨拶はする。演技も期待以上で応える。けれどそれだけだ。
コミュニケーションを積極的にとることはないが、無視もしない。そういった絶妙な逃げ方を身につけたせいか、強く注意をされる事もなくここまできたわけだが、これからもそれが通るとは限らないだろう。
…だからこそ記者に付け狙われても熱愛のねの字もでないわけだが、社長が頭を抱えていたのも事実だ。

「…ああ、流石だな。よくできていた」

それでもその頭に手を置いて褒めてやるくらいは多めに見て欲しい。
初めて共演した時の面影はもう何処にもない後輩は、今や演技派とまで呼ばれるようになったのだ。これを褒めてやらずにどうしろと言うんだ。

「今日は赤井さんも来られていたんですね」
「ああ、出番はまだだが様子見も兼ねてな」

寄ってきた降谷くんから逃げようとする細い腕を捕まえたまま、談笑を続ける。
いい機会だ、演技以外でもイケメンに慣れる練習をしろ。
口にしない俺の意図を汲み取ったのか、恨めしそうな瞳が俺を見上げる。
睨んでるつもりだろうが、残念だがお前のそれは睨むのうちに入らんよ。

「雫ちゃんとは仲がいいんですか?」
「面倒見ている後輩の一人だからな。雫は演技力も愛嬌もあるが見ての通りだ。何か困った事はないか?」
「そうですね、強いて言うならもっと仲良くなりたいんですけど、仰る通りこの調子で」
「だろうな。君の事は嫌いではないが随分と人見知りな所があるからな」

にこにこと引きつりそうな顔を抑えながら愛想笑いだけを浮かべている後輩を突き出そうとすれば、がっしりと腕を掴んで抵抗される。
…そんなに嫌なのか。

「折角だ、この共演を機にアイドルに慣れるのもいいんじゃないか」

一向に埒があかないのでいっそ口にすることに決めた。

「アイドルが苦手なんですか?」
「どうやら昔あった一件以来、所属事務所外のイケメンやアイドルが苦手になったらしくてな」
「成る程、だからうちの事務所でも共演歴はあっても話したことない奴が多かったのか…じゃあ尚更宜しくね、雫ちゃん」

アイドルスマイル、というやつだろうか。
…いや、というよりはおもちゃを見つけた子供ようにも…悪い雫、どうやら俺は余計なことをしてしまったらしい。
がつり、とスニーカーの踵に足を踏まれながらそう思った。
後でちゃんと謝るから、革靴を踏むのはやめてくれ。一応自前だぞ。

ーーーーーーーー
以下、社長と各マネージャーの会話

「社長、雫に雑誌のグラビアのオファーが来てます」
「却下」
「そういえば以前やった無人島企画、好評だったようで今度は新一と共演のオファーが来てますがどうしましょう?」
「きゃ…いや、あの子この手の企画大好きだったな…新一くんには悪いがやってもらおう」
「雫さんに濡れ場ありの映画のオファーもきたみたいなんですが」
「却下!」

家では元気でしっかりもののお姉ちゃんだけど、事務所では娘又は妹のように可愛がわれているって話。
肌の露出多い仕事は過保護な社長が全面却下。
因みに社長はジェームズさんでもいいですよね。
降谷雫は世間とちょっぴりずれている。
お金はないけど愛はある家庭なので毎日が幸せ。家にテレビないので芸能界には疎かったとかそんなん。
無人島企画で自給自足生活を見事楽しんでやってのけ、一時期ネットでお姉ちゃん最強説が流れていた。
サラブレッド工藤新一は虫もダメだしすぐへっぴり腰で役に立たないので、みんなのお姉ちゃんこと降谷雫が食料調達も火起こしもやった。
ネット上での愛称はお姉ちゃん。
なお上記の企画の影響で工藤新一を使えない弟、降谷雫を野生児姉と番組がふざけてテロップながしたら無人島姉弟として話題入りしたとかなんとか。
ドラマオフの度にこの企画が恒例化して涙目の工藤新一と、大喜びの降谷雫がいたとかなんとか。
むしろこれお姉ちゃんの普段じゃね?
やばい、俺らのお姉ちゃん最強すぎwwww
やだ、なにこのお姉ちゃん惚れる
だいて!
とあまりの逞しさにファンが増えた。
そして弱腰な工藤新一という意外な姿にかわいい!まもってあげたい!とこっちにもファンが増えたので会社的には大成功。
新一くん的にはもう勘弁してくれ…!ってなってます。

コナン君と絡めてあげたかったんですが、またネタが浮かんだら子役と戯れる降谷雫書かせていただきますね!
お付き合いくださりありがとうございます!

2017/08/05(00:08)


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※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
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