早く。井上君、早く済ませて帰ってくれ。もう駄目、声を……堪えられる自信がどんどんすり減ってゆく。

「先生、本当に大丈夫?」

 やめてくれ。声を掛けないで。答えられない。

 ゆっくりと引き抜かれてゆくペニスを追いかけるように、自分の肉がひくつくのがわかる。

「先生?」

 返事をしなければ。でも、苦しい。息が、上がって、この暴れまわる熱が……しかし僕は教師なのだ。

 幾度も唾を飲み込む。ゆっくりとまた入ってくるペニスの感覚を頭から振り払おうとするのだけれど、どうしても、駄目で……

「だい、じょうぶだから早くっ、帰りなさ、い」

 ――言えた、ああ、言えた。

 ほっと気が緩んだ途端、首の横を、ざらりとした舌でねっとり舐め上げられた。

「はーい。また明日!」

 井上君の、元気な返事の後すぐに、トイレのドアが閉まる音を聞いた。瞬間、今までのじれったい動きとは違う激しさが襲い掛かってくる。硬く、太いペニスがすさまじい勢いで中に埋まってゆく。

「よくできました」

 なんて、耳元で囁かれて……先生。竹川先生、貴方はそうやって僕を、駄目にしてゆく。

 激しく腰を打ち付けられて、腸が内側から破れてしまいそうだ。

 すごい、何これ。身体のもっとも深いところでマグマのような熱の氾濫が起こる。悶えるような快楽に、もう、声が――

「あっ、竹川、せんせっ、っ、あっ、ぁつ、っ、そこっ!」

「中、どろどろですよ。こんなに熱くして……」

「もっと、もっと摺って、こすって、ぐちゃぐちゃにしてっ!」

 頭の中で快楽が弾けた。全身が敏感になっているようで、腰を撫でさすられるたびに身体がびくついてしまう。気持ちいい。気持ちいい。気持ちいいっ!

「っ、最高っ」

 竹川先生の声に、喜びが全身を駆け巡った。

 胸元に這ってくる指、そこ、乳首、もっと……

「捻って、引っ張ってっ、乳首っ、かゆっ、お願っ」

 すぐに願いは叶った。何度もこねくりまわされる乳首。身体の熱と息は上がってゆく。

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