「ああっ、っ、清一郎……気持ちいい? 僕の舌……ちゃんといやらしい動きになってる?」

 甘えた声で尋ねられ、清一郎は瑞樹を強く抱きしめる。こんなに可愛い奴を手放せるか。いつもそう思っては彼の妙な健気さに失望する。そうわかっていてもこうして引きずられる。魅力に囚われ、逃れられない。

 舌を濃厚に絡ませながら、清一郎は瑞樹の華奢な身体をベッドへ押し倒した。彼の手に助けられながら素早く衣服を脱ぐ。裸となった肌を擦り合わせると、お互いの身体が解け混ざるような、甘美な感覚がする。強い一体感に酔いそうだ。清一郎はすね毛の生えた足を、彼の足に擦り付ける。

「っんっ、くすぐったい……」

 白い喉を仰け反らせ、瑞樹が囁く。

 彼の胸元へ顔を埋め、薄桃色をした左右の蕾を指で潰す。軟らかかったそこはすぐに起立した。同時に両方弄れば、色味がどんどん濃くなってゆく。艶めく蕾が愛しくなり、清一郎はそこを指で摘まんで強く捻りあげた。

「清一郎……そこっ、気持ちいい……」

 細く、たっぷりとある髪を揺らしながら喘ぐ瑞樹。彼の唇は先ほどのキスの余韻で濡れている。

「いやらしい乳首だ。こんなに硬くしこらせて」

 清一郎はそう囁きながら、瑞樹の蕾に舌を這わせた。唾液をそこへぬちゃぬちゃ塗りつけ、片方は指で転がしながら、もう片方を甘く噛む。

「んんっ、っ、あなたが弄るからっ、ああっ」

「可愛いことを言うなよ」

 胸元に溜まった己の唾液を啜り上げると、勃起した蕾もぷるんっと口の中に入ってきた。こりこりした弾力を唇で味わいながら、舌でそこを押しつぶし、こねくり回す。どうして彼はこんなにもうまいのか。胸元に滲み出ていた汗に舌を這わせると、押し倒している身体がもじもじ揺れる。

 濡れそぼつ蕾は、光を受けててらてらと輝いている。清一郎の陰茎は、はちきれんばかりに勃起していた。さらりと瑞樹のそこへ目をやれば、同じく興奮を示している。

「ほら、いつもみたいに」

 瑞樹の耳元で囁く。首筋へ軽いキスを落とし、清一郎は彼の上から身を退けた。

 天井から降る明かりが、二人の影をベッドに色濃く生み出している。

 身を起こした瑞樹は清一郎に背を向け、四つん這いとなる。男の肌とは思えぬ白さをした尻を見て、清一郎は生唾を飲み込んだ。何度見ても艶やかで美しい。ふっくらとしたその形は男が好む可愛らしさだ。

「ここ、舐められたいだろう?」

 清一郎は、瑞樹の尻の肉を手で割ると、露わになった後孔へ息を細く吹きかけた。その途端、それは淫らにひくつく。

「あぁ……っ、恥ずかしいです」

 掠れた声に、清一郎はにやりと笑う。尖らせた舌で後孔を突けば、瑞樹の尻が跳ね上がる。

「じっとして」

 短く言えば、彼は顔をベッドに埋め、両手で拳を作った。快楽に耐えようとする姿を見て、清一郎の中に強い欲望が灯る。

 唾液で濡れた後孔をじっと眺めた。瑞樹はこんなところまで美しい。何度もここへ陰茎を食わせたというのに、無垢な色は変わらない。

 また、舌を尖らせて、清一郎は後孔をノックする。瑞樹の足が震えた。尻の肉を両手で更に大きく割る。舌を中にぐじゅりと突っ込めば、可愛い締め付けをそこに受けた。くぐもるような喘ぎ声が耳をくすぐってくる。

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