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「赤い花が舞い散る世界で『君』と『僕』は銀風の中で『泣いた』」
黒い闇の中、少年とも少女とも区別のつかない子供が1人で歌っている。
時よりこの子の声は不思議な事に、同じ声が2重に重なる。
「いつしか『私』は壊れた...だから『僕』は存在する」
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夢みたいな君を現実みたいな僕が壊した
儚い夢の君は僕をつくる
僕は現実みたいな世界で君の身代わりをするんだ
君は壊れる前に僕に言った。
自分もまた失敗から作られていると...
夢みたいな私を見ないふりをした。
僕は何人目の君の身代わりなんだろう
僕はいつまで君みたいに壊れずにいられるだろうか...
広い広い部屋の中。たくさんの君が天をあおぎ、泣いている。
僕もいつかはこうなるのだろう。
「僕は君の代わりだよ。今度は僕が無限の世界を廻る」
これはいつかの、私(僕)が代わる瞬間。
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