加藤シゲアキ






「ねぇシゲ、ゲームしよう」

『俺ゲームとか苦手』

「そーゆーのじゃなくて」

『んぁ?なんだよ』


彼女に目をやると
ニヤリと微笑み


「私がシゲにキスをして、そこが勃っちゃったら
シゲの負け」

『キスぐらいでそんなことなるわけ……』

「10回でも?」


……おぉ、10回も…


『…………やだよそんなゲーム』

「えー、なんでよぅ」

『したくないつってんだかっ……ん!!』

「んっ、……ふふ」


初めてかもしれない、無理矢理彼女にキスをされたのは。


「いいじゃん、しようよ。
……ね?」


俺に跨り不敵な笑みを浮かべた彼女は
いつもよりどこか妖艶で


『…っく、絶対負けねぇ。』

「やった{emj_ip_0177}」


『俺が勝ったら何してくれんの?』

「えっ、……んー…ご褒美のキス?(笑)」

『今からするじゃねえか(笑)ご褒美にならねぇよ(笑)』

「じゃあ……」


ゆっくりと顔を近づけて___

"シゲの言うこと、なんでも聞いてあげる"

耳元でそう囁いた


『ふぅん、』

「んじゃっ、2回目{emj_ip_0177}」


子供のようにニッコリ笑うその顔とは裏腹に
唇が重なると激しくねじ込まれる舌。

部屋には
厭らしい水音と
2人の吐息だけがただただ響き渡る


「……ん、はぁっ…っふ、」

『…このまんまで勝てんの?』


挑発すると
彼女はゆっくりと顔を離して


『…っ!?』


俺の首に噛み付いた。


『……ん、…ちょっ……!』


ちゅっ、ちゅっ、とリップ音を鳴らして
唇はだんだん下へと降りてゆく。




首筋を這う彼女の唇が擽ったくて少し興奮してしまった。


『……っはぁ、……は
おまっ、それルール違反じゃねえの?!』

「…バレちゃったか」

『はぁ…くそ……』

「あれ〜?ちょっと息荒くない??」

『うっせーよ』

「私が勝っちゃうかも……っん!」


うるさい唇を俺から塞いでやった。


「……ちょっ、……し、げぇ」


水音と水音の間に漏れる彼女の声は色っぽくて
グググ、と自分が大きくなったのを感じた。

でもまだ、認めたくない。
彼女を無茶苦茶にしてからにしよう。


「……し、げぇ、!」


胸をバンバン叩くけど、
そんな抵抗、俺には逆効果。


「も、苦しっ……んぅ」


一瞬離れた唇に 間髪入れず、また吸い付く。


『……ちゃんと、絡めてよ』

「苦しっ、いよ……はぁっ、…んぁっ!」




いつの間にか
本来は彼女からキスを仕掛けてくるのに
俺から彼女へキスをするようになっていた。

もう、ゲームなんて関係なくて。




ただただ乱れる彼女が愛おしくて

卑猥な音が鳴り響き
二人の間には銀色の糸がつたい
息も荒くなってきた。


「っはぁ……もう、だめ…」


俺の胸にパタリと倒れ込む。


「…………あれ、シゲのおっきくなってるじゃん」

『気付くの遅い』

「私の勝ちだね」


やった、なんて喜んで笑ってるけど


『ちゃんと熱冷まして、くれるよな?』


少し驚きながらも彼女はゆっくりと頷いて


____俺は彼女の服を脱がせた。



fin








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