手越祐也







『んん?なにこれ?』


ケータイをいじっているとふと見つけた
"リア充のゲーム" とやら


『んー、なになに〜…』


彼女が10回彼氏にキスして男の…が勃ったら負け?


『そんなん反応するに決まってんだろ!』

「……えっ、なに?」


ソファの下で寝転んでた彼女が、驚いた顔をしてこっちを向いた

さっそくやってみよお〜{emj_ip_0177}


『……ねえ、ゲームしようよ{emj_ip_0177}』

「え?ゲーム?するする!」

『じゃあ、俺に10回チューして?』

「えっ?!な、なんで?」

『ルールは説明しませんっ!ほーら、早く{emj_ip_0177}』


唇を突き出しても


「は、ずかしいよ……////」


キスしてくんない。


『もー、ほら、ここ座って?』


ポンポン、と俺の膝を叩くと


「ん、」


素直にこっちに来て
対面する形で座る彼女




『いいこいいこ、』


"ん"
って目を瞑ると


「……もぅ…」


小さな声が聞こえたかと思うと
ゆっくりと重なる二人の唇。


「……はい、1回目ね!」

『え、触れただけじゃん!!短い!』

「キスはキスでしょ!!」

『たーりーなーいー!!!』

「んもー、うるさい!」


って初めて無理矢理彼女にキスされた。
と思えば


『……?!』


舌が入ってきて
彼女の手が俺の頬を包み固定される


急な展開についていけず
ぐいっと彼女の肩を押し、唇が離れる


『……はぁ、っは…』

「…あれ?祐也くん疲れてない?
……ふふ、いつもと逆だね〜(笑)」

『はっはー、調子のんなよ?(笑)』

「んで、10回ちゅーしたらなんなの??」

『詳しくはいーわない{emj_ip_0177}
ただ、俺を興奮させてよ』





軽く首を傾げたが、少し納得した様子で再び彼女の顔が近付く


「……ん、っ」


舌を吸われ、彼女の口に含まれる。
体験したことのない感覚で


とっても気持ちよくて。



『……んっ、はぁ…っふ、』


俺の上に対面するよう座っていた彼女が
膝を立てて俺に密着する。

腕を回して抱きつくから

胸が触れていて……


『(やっ、ば……我慢…できねぇかも、)』


途端


「……っ、はぁぁ…はっ、」


唇が離れ
俺に倒れ込む彼女。


耳元で聞こえる吐息

密着している体


理性が抑えられなくなりそうで。


『早く、俺を興奮させて……?』

「絶対、勝ってやるんだから…」


激しく舌が絡み合い

粘着質な音が部屋に響く


「んっ、……あ、ふぁあっ」

『…ふぅ、……んん』


お互いに、舌を、唇を、吸い合って
体をくねくねとよじる



くちゅ、……ぴちゃ

卑猥な水音と

乱れた吐息




もう、ゲームだからキスしているのか

キスをしたいからゲームをしてるのかわからなくなった頃



「ちょっ、……苦しっ…」


バッと彼女が肩を押して息を整える
けど


「……んんっ!!…ちょ、……」


彼女の頬を包み無理矢理唇を奪う


「ゆ、やぁっ……」


胸をバンバン叩かれ
彼女を離す


『……あーー!!俺の負けだ!』

「…はぁっ、はぁ……私の、勝ち…?なんで?」

『ほら、俺の大きくなっちゃった』

「………なるほど、それを大きくさせたら勝ちなのね」

『そして、このゲームに勝った彼女は…』

「……ひゃぁっ!」


目の前の彼女の背中に手を回し
金具をパチンと外す。


『オトコノコに襲われる運命なの{emj_ip_0177}』


思い切り、首筋に噛み付いた。






_______
____



俺の胸の中ですやすや眠る彼女に軽くキスを落とす。



ふふ、まっすーの彼女にも教えてあげなきゃ…





……あ、まっすーにも教えとこ{emj_ip_0177}



俺っていいことするぅ〜{emj_ip_0177}



fin








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