2021/05/28 21:34 拙作ができるまで
こんにちは、管理人です。
Twitterのマシュマロに「拙作がどのようにできあがるか」というご質問がきていたので、僭越ながらお答えしちゃおうかなと思います。
あと↑の質問と同時に一人称と三人称のかき分けで気をつけていることっていうのも来ていたんですが、「一人称の場合1つのお話内で視点になる人物を変えないこと」だなんてそんなの誰でも知ってるよバカァ!ってことしか答えられなくてほんとうすみませんでしたm(_ _)m

私なんてほんとそんなもんですので、これから書くことも参考になるかはわかりませんが、まあ、「ふーん、そんなふうに作ってんだ」って感じで見ていただけますと幸いです。

さて、拙作なんですけれども、まずネタ出しをし、それをこねくり回します。
入れたいエピソードが溜まってきたら、頭の中でストーリーを作ります。
これがプロットのもとになります。

そしてここからが私のやり方が他の方と違うんだろうなって思うんですけど…わたし、プロットは全て脳内で作ります。以前はメモすらとらなかったんですが、最近は同時進行でいくつもの話を頭の中でこねることもあるので、ざっくりしたメモだけは取るようになりました。

で、プロットの作り方。
まず、脳内にカメラを数個置いて脳内でムービーを撮っていきます。
カメラは一つではないので、いろんな角度から同じシーンを撮ります。
頭の中で映画を作っていくような感じです。脚本家と、照明さんと、音響さんと、監督を一人でこなすイメージ。
その際ですね、視覚だけでなくその場に漂う香りとか、聞こえてくる音とか、湿度、気温、相手の体温(これは視点の人物から見た「相手」です)あと触れた物が温かいのか柔らかいのかなどの触覚など、いわゆる五感も交えて頭の中で「世界」を構築していきます。
ぶっちゃけてしまうと、この脳内ムービー制作に一番時間がかかってます。

脳内ムービーが完成したらいよいよ文章化です。映画で言う編集作業ですね。
どのカメラでとった画を使うかで、場面の表現がぜんぜんかわってきます。頭の中の画像の中からよさげなものをチョイスしてそれをそのまま文章にします。
書いてみてつまらなかったらチョイスする場面やカメラを変えることもあります。脳内で作ったエピソード全てを作中に入れるわけではないので。

毎回こんな感じでお話を書いてます。ご参考になれば…。
っていうか、私も他の人がどんなふうに創作してるか知りたい(笑)

だらだらとした文を最後まで読んでくださりありがとうございました。
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月とうさぎ