短篇01


人間の道なりには必ずあっていい道とあってはならない道が存在する


これは、私がヴィランの手によって

崩壊の道を歩む小さなかつ

大きな道の物語だ





if物語ー少女の小さな灯ー




時は夏

暑苦しくなった世界は二学期を迎えた所だった



「あちーあっちーーよーーーー」

峰田「こんな時は女の胸をわしz」

耳郎「だーれがそんな下品な話をしていいといった」

『なんかいろんな意味で尊敬できるわ』

そう私が引き汗を浮かべながら耳郎と一緒に
話しながら教室で笑って立っているところに
急に目を光らせて飛び込んできた


峰田「じゃあ胸もませろおおお!!」

『きゃっ!』

思わず怖くなって胸の前に腕をはの字に置いて
防御するが、一瞬ふわりと浮かんで何だか
腹に違和感がない事もない・・・

ん?一瞬浮いた??



一向に来ない衝撃にゆっくりと目を開ける
私は目の前の生徒ならぬお友達が見えて
驚愕で顔が青ざめている皆にどうしたのかと聞いてみる


『ん?それにしてもやけにお腹がしまっているってか、
捕まれているよう・・・なぁ????』

相澤「・・・・・・・・・・・峰田」

峰田「ひぃいいいい!?」

相澤「後で職員室こい」

全員「(終わったな)」


目を半分以上光らせた相澤に全員は肝が冷える
そんな時都佑はさらりと首を傾げながらきょろきょろとして
やっと現状が理解できたのかと言わんばかりにああ!と言った


『おはようございます!相澤先生!!』

相澤「ん、おはよう」

『後ありがとうございます!峰田君ちょっと怖かったから
思わず固まってしまいましたー
引き寄せてくれたんですね!さっすがヒーロー!』

相澤「ああいう奴の前で無防備にいるお前もお前だろ・・・」


そういいながら腹に巻きつけていた捕縛武器は解かれる
それに都佑はえへへ・・と何故か照れながら頭をかいた


相澤「席につけ、ホームルームを始めるぞ」


LLLLLLLLLLLLLLLLLLLLL






『それにしても驚いたなぁー。』

耳郎「相澤先生が守ってくれたこと?」

昼休み

私は最近女子と一緒にご飯を食べるのだが
すぐにご飯を食べて一回眠る私に合わせて
食堂ではなく教室で食べるのを合わせてくれている


『うん、相澤先生も人が悪いよねー
それならあのグレープジュース
なんとかしろよって思ったよー』

お茶子「いや、もう職員室に
呼び出しくらはれたから
多分充分やないろうかと・・・」

そう言いながらお茶子はその原因の峰田を見ると
デクと飯田と爆豪と轟に囲まれているのを見る


飯田「いい加減にしたまえよ峰田君・・・」

轟「お前には最高の技で叩きのめしてやろう・・」

デク「ねぇ、かっちゃん。今日は一時的に僕の
スマッシュと一緒に峰田君殴ろうか」

爆豪「デクに言われるのは癪だが・・・その話乗った」

峰田「ひぃいいいいいいいい」


そんな半分殺されるような光景を見ながら
都佑はやめてあげてよ!と軽く叫ぶ


『皆怖いんだってばー私そんなもまれる胸もないからさ』

轟「自分を卑屈するな」

百「そうですわ!」

『ううーん、じゃあとりあえずそれ以上峰田君
殴ったら明日から口きかないからね?わかった?』

そう言うと全員が言う通りになる
それには都佑も苦笑いである



『ふぁぁあ〜〜〜〜』

梅雨「あら都佑ちゃん、大きなあくび」

『うん・・ちょっとじゃなくてかなり眠いから・・
ごめん、私ちょっと寝るわ・・・』

お茶子「お、おやすみー」

百「タオルケットをお使いください」


そうすすめられたタオルケットを寝ぼけながらも貰い
私はそのまま睡魔に精神をゆだねた






















































『ーーん、ここは』

やあ、気が付いたかね、雄英生徒よ

そこは真っ暗闇の世界に私はすぐに
現状が夢ではないことを察して
声の出所を探るべくきょろきょろと
辺りを見るも、誰もいない


『誰!?私を捕えたの!?どうするつもり!?』

捕えたには捕えたけど心配しなくていいよ
すぐに元に戻してあげる
まぁ言っても、君がこの通りに事を進めてくれれば
君の命だけでなく大切な人の命も助かると思ってもいいよ


一体何の話だろうと思いながら話を聞く
薄々嫌な予感がするが、それが
あたらなければいいと切に願う


いやいや、君に一つ呪いをかけさせてもらったよ
あ、茨の事じゃなくて言葉の呪いだよ


『言葉?てかなんで茨の事を・・・』


好きな人がほかの人と
結ばれないと好きな人が死ぬ

ただし、君が好きな人に
好きと言わなかったら
好きな人が死なずに
自分が死んでしまう

『ーーーは?』

様は君が好きな人に告白せずに
想いを殺してしまえば好きな人を
守れるってわけさ。
ここに君の想い人の心臓を手に取っている
これを君が見た時にでも一度握ってしまおう
それでこれが夢じゃないこと位わかるだろうからね


『なんでそんな事をするの、てか私の想い人って誰かも』

そう私が動揺しながら話していると
すぐに彼は声に出して私の声を止めた


イレイザー・ヘッド


その声で私の心臓が一瞬止まったような気がした



その顔だとご名答らしいね
イレイザー・ヘッドには昔ちょっと
痛い目をみられたからね、今回は
君になってもらいイレイザー・ヘッドに
復習をと思っているんだ


『ー相澤さんに何かしてみろ、私がユルサナイから』

おおっと怖い怖い
女の子とはいえ優秀な金の卵
油断は禁物だね


そういいながら声が遠ざかる
どうやらこれまでの様だ


期間はたったの一週間
それでバレたらすぐにでも僕が行こう
大丈夫、その時はイレイザーの目の前で
君を殺してあげるからね


その声を聞いてから私はゆっくりと目が覚めた
嫌に煩いセミの声が耳に残ったのを覚えた

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