ボケが長いわ 

「謙也、私、どうしたらいいんや…」

「んー?なんや心配事か」

「あんな、実は私…同性愛者かもしれへんねん…」

「予想を遥かに超えた大暴露急にしてこやんといてくれへん!?」

「ええ!逆になにを予想してたん!」

「名前の事やから『1週間前からうんこ出てへんねん〜』とか、そこら辺やと思てん…」

「しょーもな!謙也の中の私のイメージしょーもな!」

「深刻そうな顔で『10円ガム当たった』ってわざわざ俺のクラスまで報告しにきたりする普段のお前が悪いんやろ!」

「10円でも当たったら嬉しいやん!てかほんまどないしたらいいん!ずっとノンケやと思っとったのに、レズやったん…!?」

「知らんわ!そもそも…どういった加減なん?その女子1人が好きなんか、はたまた女子全般が好きなんか」

「せやな…その子が好きなだけで、全般って訳ではない」

「あー。ほなら、別にええんちゃう?」

「ちょっ、何がええんよ!同性やで!」

「ええやん、好きになった子が女やっただけやろ?」

「せやけど…でも世の中は男女同士が普通やろ」

「そうかもしれんけど、恋愛は人それぞれやん。名前がその子を好きなら好きでそれでええっちゅうハナシや。俺は応援するで」

「け、謙也…ありがとう。正直こんなええ事言ってくれるなんてほんの少したりとも期待してなかったけど、嬉しいわ」

「一言多いなやっちゃな」

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わらびもち

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