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「いらっしゃ……あ!」
「えっと、こんにちは」
「ずっとお待ちしてたんです!ちょっと待っててくださいね!あ、お席は空いているお好きな場所へどうぞ!」
「騒がしくてすみません」
「はじめまして、安室と言います」
「安室、さん。はじめまして、#name1#と申します」
「#name1#さん」
「はい」
「あ、安室さん!ずるいですよ!」
「おまたせしました。あの、以前いらしたときにこちら、お忘れになりませんでしたか?」
「はい、たぶん私のだと思います」
「見つかってよかったです。あ、でもキャッチは見つけられなかったんです。ごめんなさい」
「あ、いえ。キャッチはほら、こちらに。髪に引っかかってて」
「そうだったんですね、よかったです」
「お気に入りだったので嬉しいです。大事に取って置いてくれて、ありがとうございました」
「いえいえ」
「梓さん」
「どうかしました、安室さん」
「そろそろご注文を」
「あ、そうでした!お伺いします」
「じゃあ」

「『ティラミスと、カフェオレ』を」


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