「うお!めっちゃ懐かしい〜」



電車から降りてバスで赤也と立海大に来たわけなんですが久しぶりが故、テンションが上がりまくる俺。と、


「うわぁぁあ真田副部長に会いたくねえええええええ」



絶望的な表情をする赤也。



「真田には俺からうまく言っといてやるからさ」

「うう…先輩…」



涙目赤也が可愛すぎてツライ。











「ちーっす…」

「む?!切原!!」

「ひっ…?!」

「貴様ぁぁぁぁぁぁあ!今何時だと思っている!!!!!」

「すすすすすす、すいません!!」

「まーまー、そんな怒んなって、真田〜」









「「「………」」」







コートに居た全ての人の視線が俺に向けられた。




「俺が赤也を引き止めて長話しちゃったんだわ。それで遅刻させちゃったんだよね」

「そ、そういうわけで…ってぐえっ!!」

「名前!な、何でいるんだよぃ!!」



遠くの方からダッシュしてきたブンちゃんこと丸井ブン太君。赤也を押しのけて俺の目の前に。




「いえ〜い、サプライズ〜」

「は?は?え、なんで?」

「なーんで名前がここにおるんじゃー?」

「気分です。なんとなくです。」

「……お前さんは昔からそうじゃの」

「ちょ、ゆ、幸村くん!名前が!名前がいる!」

「うるさいよ丸井。見れば分かる。久しぶり名前」

「幸村ー!今日も美人ですな」

「ありがとう」




幸村が笑うと本当、周りにお花畑が広がるような。そんなふんわりとしたとても男とは思えない表情をする。こいつが女だったらもうそりゃあ絶世の美女だったんだろうな。




「っつーわけで見学に来ました〜」




130904





まえつぎ




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勝ち気なエリオット