人は些細なことで「死にたい」と思い

単純なことで「生きてて良かった」と感じる


この「心」は

「幸福」と「不幸」の狭間を循環し

まるで、流れる血が巡るように


この生きにくい世界の中で

「感情」を震わせながら動いている


嬉しい時に褒められると

〈幸せ〉が倍増するように


苦しい時に責められれば

不幸の淵から抜け出せなくなる


ふと 見上げた今日の空も

一面、無色な雲で覆われている


重たくて、重たくて
果てしなく続く 空の向こうを浮かべても

「光」など 映らなくて


ただ、日々の重圧に押し潰されそうになる


「もう少し頑張ろう」

そう自身に言い聞かせても

敵意を向けられた一言を前に

この「心」は、簡単に砕けてしまう


何もやる気が起きない

「孤独」が いつも付き纏う


誰かの「頑張れ」は、無責任な〈刃〉でしかない

思わず 零れた弱音は「本音」


傷だらけの背中を押して欲しい訳じゃない


この「苦しさ」を

君には分かってもらいたかったんだ