「死にたい」と 言えば


誰かが見つけてくれるんじゃないか

誰かが助けてくれるんじゃないか



そんな〈希望〉もなくして

「絶望」のどん底で


どんな「言葉」をもらっても

どんな「優しさ」をもらっても

感じられず


そんな自分にも〈嫌悪感〉を抱いて



「死んでほしくない」なんて

そんな無責任に言える「言葉」を

死ぬ寸前の人に言わないで



「誰かに迷惑がかかる」


生きている間、そう思って

ずっと我慢して耐えてきた


〈最後〉くらい「甘えさせて」



「悲しむ人が絶対にいる」


そんなことが分かっていたら〈死〉を選ばない

いないと「確信」しているから〈死〉へと飛び込むの



「死にたい」それは 間違いなのか

「生きたい」それは 正しいのか

それは本人にしか分からない



「幸せ」になりたいわけじゃない

「普通」に生きられたらよかった



死ぬ前じゃなく「助けてほしい」


そう思えてた時期に傍で支えてほしかった


言葉じゃなく温もりがほしかった



〈死〉の前に無責任な言葉で

〈死ぬ理由〉を増やさないで