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自分が異次元人だったことを知ったのは“個性”が目覚めた4歳の誕生日と同時だった。それからというもの年不相応な対応しか出来なくなってしまい、周りから気味悪がられたりした。それでも家族と、生まれた頃からの幼馴染の家族からは、気を遣われるものの今まで通りの接し方をされているのでどうにかダークサイドに堕ちずに済んでいるのが現状だ。

━━ところで、目の前で双子の弟とその幼馴染が私を巡って争っているんだが、どうしたらいい?
しかも話題はどっちが私を花嫁にするかという、可愛らしすぎて鼻血ものの案件。

「バカデク!姉弟は結婚できないんだよ!」

幼馴染を指差しながら、こちらの様子を窺う弟ー出久に私は少し間を置いてこくりと頷いた。すると出久はブワッと涙腺が壊れたように泣き出した。嗚呼、こうなると慰めるの大変なのに……

「勝己くん、出久を泣かせないでよ。もう!」
「勝手にないたデクが悪い!っつーわけで縁は俺の嫁な!」
「私にだって選ぶ権利くらいありますー。もう当分口きかないんだから!べー!」

精神年齢的にはアラサーなはずなんだけど、どうも引っ張られてしまう感じが否めない……
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