閑話休題
「今日は緑間っちも一緒に勉強なんスね!」
「ああ、柳瀬に頼まれてな」
「緑間、よろしく」
「あれ、緑色呼びやめたんスね!てか紫っちはなんでそんなにへこんでるんスか?」
「うっせーし」
黄瀬ちんにはわからないだろう、このやるせなさ。
星弥ちんにとって俺はもう要らない子なんだ……。
「紫っち声にでてるっス」
「デジャヴ!!」
「紫っちのキャラ崩壊が怖い」
「最近よく言われるよ」
「紫原、なんでそんな隅っこにいんの。私の隣空いてるけど」
「あ、今行く」
「紫っちチョロい」
「うるさい駄犬」
いいもんね、勉強は教えられなくても星弥ちんの隣、延いては親友ポジションは俺の物だ。
「緑間これなに」
「そこはxに6を代入するのだよ」
「はぁ?なんで代わりに6入れんの?xはxじゃん」
「xに6を代入しないとyが求められないだろう」
「なっ!じゃあxは使うだけ使ったらもういらないって言うのかよ!」
「xはyを求めるだけの道具でしかないのだよ!!」
「お前は、一回でもxの気持ちを考えたことがあんのかよ!!」
「お前こそxの気持ちを考えたことがあるのか!?」
「!?」
「xは生まれながらにしてyを求めるための道具という宿命を背負ってきたのだよ………」
「っ、」
「xもそれを受け止める覚悟はできているだろう、それを俺たちが汲んでやらんでどうするのだよ!」
「……そっか、そうだよな……緑間、私がまちがってたよ」
「…ああ」
「私……するよ、xに6を代入するッ!」
「いいから黙って計算するのだよ」
「うぃーっす」
なんだ今の茶番。
完全に俺と黄瀬ちん、蚊帳の外じゃないか。
2014.12.14 完成
2016.06.17 加筆修正
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