ブォ!と風を切る音が聞こえる。
俺が咄嗟に黒ちんの腕を引くと、黒ちんがさっきいた所には大きな鎌が刺さっていた。
そしてその鎌を握っていたのは身長140センチくらいのフランス人形のような女の子だった。



”ねぇ?なんでよけるの?”

「避けないと、死ぬじゃん。わかるだろ普通」



なんでそう挑発するのだろうか。
もうあれだ、メリーさんは激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームだ。



”アンタから殺す………”




そうポツリと零すと縦横無尽に大鎌を振るうメリーさん。
それをスレスレで避ける星弥ちん。
危険すぎて肝が冷える、頼むから無茶はしないでくれ。



「んー、そんな攻撃じゃ当たんないよー」

「星弥っち、すげぇっス!!!」

「イッケメーン」



真顔でそう声をかける黒ちんに、星弥ちんは「せやろ、せやろ」と巫山戯て返した。まだ、巫山戯る余裕はあるということか。



「あ、もうおやつの時間だしおしまいね」



時計をチラリと見るとそう言い、思い切りメリーさんの顎を蹴りあげた。容赦のない対応だ。



「ほら黒子、復讐とかするんだったら今のうちだぞ」



そう言った星弥ちんはメリーさんにヘッドロックかけてる。
まじで鬼畜である。



「いえ、僕はいいです…………イグナイトだけで」



メキとメリーさんの顔面にどこから出てきたのかバスケットボールがめり込む。
取り敢えず黒ちんを怒らせては行けないのだと悟った瞬間だった。



2014.12.20 完成
2016.08.23 加筆修正


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