ついていかない


 夢の魔女には悪いが、今は時間がない。ごめんなさいと一言伝えて、ガンジが言っていた方向へ全力で走った。


 噴水のある広場へ出た。噴水周りは飾り付けが終わり、パーティー会場になっている。サバイバーやハンターも続々と揃ってきた。デミやガンジたちがジョッキを配りつつ回っている。

「お!お前、こんなとこにいたのかよ!」
 ジョッキを片手にウィリアムがやってきた。“本日の主役”と書いてあるパーティー帽子をかぶって、ハートのサングラスまでしている。
「なんか探してくれてたんだって?ウロウロしてたけど全然合わなかったな!」
 ウィリアムが肩に手を回してきた。そのまま肩を組む。
「今から記念撮影だってよ!真ん中行こうぜ!」

 写真家がカメラの前で指示をしている。ウィリアムに連れられて真ん中へ移動してきた。ルカやビクターに押され、隣にやってきたアンドリューは「目立つところは嫌だ」とボソボソと言ってる。
「ほら、撮るよ!カメラ、こっち見て!」
「なぁ、なぁ!」
 写真家が合図する、その瞬間にウィリアムに声をかけられる。
「お前とこれからも一緒にゲームできるの楽しみなんだ!これからもよろしな!」
 太陽のようにニッカリ笑うウィリアムに見惚れる。自分もそうだと伝えようとした瞬間、シャッターが落ちる音がする。
「おいおい!俺がイケてるからってカメラ見ろよー!」
 笑いながらウィリアムが肩を思いっきり叩いてきた。あまりにも楽しそうに笑うから、楽しいのが伝染して笑顔になる。

君がいるならどんなゲームも楽しみだね!
ハッピーバースデーウィリアム・エリス!


-NORMAL END 夢女子のようなルート-
少し前に時間が戻ったらいいなぁ












2021/5/15