噴水から入口に向かう
歩いていると、石像や長机の置かれた場所へきた。女性陣が和気藹々と楽しそうにおしゃべりしている。いい匂いがした、長机には料理が並べられている。
結魂者とパトリシア、マーサはマッシュポテトやチキンを並べている。フィオナ、ウィラは血の女王が切った飾り紙をカップケーキやシュークリームに添えていく。その奥で彫刻家が一心不乱に何か作業していた。エマはここにはいないようだ。
「つまみ食いにやってきたのかい?」
フィオナに声をかけられた。ウィリアムを見てないかと尋ねるとうーんと考え込む。
「見てないわね...誰か見かけた?」
ウィラがその場にいたみんなに話をふる。全員が首を振る。
「私達はずっとここにいたけど、見てないわ」
結魂者の言葉に一同頷く。どうやらここには手がかりがないようだ。
急に血の女王が目の前に紙を差し出してきた。ラグビーボールのような形をしている。
「わたくしが作ったの、なかなかいい出来でしょう?」
ソワソワとしている血の女王を褒めようと言葉を発す前に、背後から肩を急に掴まれる。慌てて振り向く。
「ねぇ、貴方。そこの貴方よ、貴方」
背後から声がした。振り返ると真っ黒な大きな目と目が合う。彫刻家だ。彼女の背後には...ウィリアムの首のない像やサバイバーたちの生首が転がっていた。背後の異様な景色に気を取られていた瞬間に顔を掴まれた。
「ねぇ、折角きたのだから貴方もモデルになりなさい」
にっこりと笑い、無邪気な声で言っているが、顔の横で彫刻刀がキラリとひかる。
どうやらここから動けなさそうだ。
-BAD END 生首と生首と...それと生首-
少し前に時間が戻ったらいいなぁ
2021/5/15