茶色のキノコのカゴが置いてある横の道
大樽の置かれた場所にたどり着いた。どうやら、ここは今日のパーティーの為に用意されたお酒を置いているようだ。その樽の真ん中でカヴィン、セルヴェ、ホセ、ヴァイオリニストがいた。各々グラスを片手に既に飲んでいるようだった。近寄るとホセが気付いて陽気に手招く。
「よぉ、お前さんも休憩か?いいワインがあるぞ」
「まぁ、悪くない」
そう言いながらもセルヴェは空になったグラスを見つめる。
「欲を言うならチーズが欲しいところだ」
ヴァイオリニストが笑いながらグラスを飲み干す。まだパーティーは始まってないが、とても楽しそうだ。カヴィンも鼻歌を歌いながら樽についた蛇口からワインを注いで、グラスを渡してくれた。ところでウィリアムは見てない?
「今日のパーティーボーイを見たやついるか?」
口々に見てない知らないの言葉が出てくる。
「誰も見てないってことはどこかで誰かとよろしくしてんだろ、ほっといてやれよ」
「誰って誰よ!アタシ以外の女がいるなんて聞いてないわよ!」
相当酔ってるのかセルヴェとカヴィンがふざけ、それを見てヴァイオリニストが笑う。ここじゃなさそうだ。
「折角だ、乾杯しようじゃないか!」
ホセがグラスを掲げた。一杯ぐらいなら...
「楽しそうですね、皆さん」
凛とした声が聞こえた。振り返ると傘を片手に微笑んでいる白黒無常がいる。白無常だ。
「椅子やテーブルの搬入作業をサボって楽しく飲み会をしているなんて...これは少しお仕置きが必要ですね」
カヴィン達の方を振り返ると既に走って逃げいる。グラスを置いてウィリアムを探してる事を伝えようとしたが、同時に傘が振り下ろされた。ゴーンと音が聞こえて目の前がクラクラする。そのまま体が引きずられる。
-BAD END 気がついたらベッドの上-
少し前に時間が戻ったらいいなぁ
2021/5/15