「ぼくはこんな大人になっているはずではなかったんです、きちんと学校に通い、友人に恵まれ、優秀な成績とは言わずとも、誰にも恥じないような人間となり社会に出、平々凡々とした毎日にささやかな幸せを見つけ、それらを噛み締めつつ、日々を送る、そんな人間になっているはずだったんです。それがこんな、堕落した、誰にも見せられない、それどころか、四畳半の部屋からすら出ていけないような、そんな穀潰しになるつもりはなかったのです。しかし、悲しいことに、悔しいことに、これがやはり、ぼくなのです。」
知ったか振り