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隣の部屋から馴染みのある声がして、ひろきちゃんこと三浦宏規の肩を掴んだまま覗きに行く。

ドアの隙間から見えた若干猫背気味な背中はやっぱり見間違えることなく、伊織ちゃんだった。
そして、もうひとりいるはずの知り合いの姿を探す。
「伊織さんのペアって鈴木拡樹さんですよね?」
「そうそう。こっから見えないな〜」
「声だけでもこのペアが凄いことがわかる、、」
はわわ〜なんてわかりやすくテンパりだすひろきちゃん。


「すごい、さすが審神者だ、ほんとに刀の子達が集まってくる」

びっくりして振り返るとに仏のような微笑みを携えたひろきくんが後ろに立っていた。


「ひろきくん!」
「鳥ちゃん久しぶり〜。待ってて、伊織呼んでくるね」

問答無用で稽古場に押し込まれ、ひろきくんの後に続くと伊織ちゃんがゆっくりと振り返った。「ああ、」とこちらに向かってくる2人に、三浦のひろきちゃんは俺の後ろで一層縮こまる。あれ、伊織ちゃんと面識あったと思ったんだけど。

「刀の子達って、誰かと思ったら」
「知ってる声がする!っておもってさ〜!来ちゃった!」
「お、お久しぶりです!」
「隣で稽古だったの?」
「そうそう〜」
「すごい、この現場毎日知り合いに会うね。面白い。」
「まりおくんたちとは会いました?」
「昨日くらい?一緒だったよ」
「おとといじゃない?」
「そうだっけ」

相変わらずひろきくんと伊織ちゃんはふわふわとした空気感のまま話が進んでいく。


「伊織ちゃん、ずっと元気なかったけど後輩と会えると気分転換になるみたいで。よかったよ、2人が来てくれて」