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「あのっ本当にいつもながら、みなさんにお世話になったんですけど、今回は瑞希さんとのシーンが多くてっ、本当にお世話になって、、感謝しきれず、、この場をお借りして、、本当にありがとうございました、、!!」
「泣くな上村!」
「よく頑張った!お前はよく頑張ったよ!!」
「久保今いないけどな!」
「えっ!」
「泣くな上村!!!!」
「うるさいよ宮野」
文スト打ち上げ。主演の上村くんが挨拶してるというのにしれっと席を外す、あいつのたまに見せる神経の図太さはすごい。
変なとこ繊細なくせに。
「瑞希ちゃんはこの感動的なタイミングで!!なんと!!!トイレです!!!」
「本当にあいつはどこまでも残念な女だな」
せっかく上村くんがいいこと言ったのに、デリカシーのない先輩たちでもうひっちゃかめっちゃかだ。
猫のように、いつの間にか隣に戻ってきた瑞希ちゃんが、盛り上がってますねと苦笑いをこぼした。
お前のおかげでな、と言えば、なにがあったんですか、なんて。
ジョッキを持って上機嫌な羽多野さんがこっちに転がり込んでくる。
「瑞希たそあしたは休み?今日がっつり飲む?」
「休みなんで飲みます」
「お前わかってるな〜〜!!」
ヨッ!天才久保!と反対側から大声で煽るのは谷山さん。
戻ってきてんじゃん!と彼女の天敵・宮野真守に見つかってとっさに身を隠すのを見て、小動物みたいだな、なんて思う。
いつもの光景だ。
「今日打ち上げ来てよかったの?」
「なんでです?」
「朝別んとこで江口と一緒だったんだけど、明日から久々の休みだーっつってたからさ」
「あ〜そうなんですよね。久々に出かけるんですよ」
「サクッと飲んでサクッと帰んなよ」
「それができたら苦労しないですね」
「手伝う手伝う」