初めましての人もそうやない人もこんにちは。白石蔵ノ介、15歳です。四天宝寺中の3年で保健委員、新聞部と男子テニス部兼部しとります。そんな俺についこの前、可愛い可愛い彼女が出来ましてその子を今から紹介したいと思います。

「名前、今日ちょっと買い物付き合うてくれへん?」
「え、やだ。今日はカードキャプターさくらの再放送見なくちゃいけないもん!はぁあん、雪兎さぁん…」

あっさりと彼氏のデートの申し込みを断ったこの子が俺の彼女の名前です。同い年で同じクラスです。見た目は肩に付くくらいの髪の長さで顔も普通や思います。半年前に転校してきて言葉遣いは標準語です。本当にどこにでも居る女子中学生です……見た目は。中身はとんでもないです。まあ、それでもええから付き合うてくれ言うたんは俺やけど…。

「お前な…。」
「桃矢兄ちゃんと雪兎さんのツーショは見逃せないでしょ?さくらちゃんと小狼くんも勿論可愛いけども…!あー…早くぶっちゅーってしないかな、ぶっちゅーって。私の目の前で。」
「せえへんからな?桃矢兄ちゃんも雪兎さんも男同士やからな?」
「ぶっふふー、公式で2人は両想いなんですう〜」

この通り、俺の彼女は漫画やアニメが大好き。俺との約束よりもそっち優先です。それでもいいから付き合うてくれ言うたんは俺やけど…。

「でも名前と買い物したいねん」
「えー、私は帰ってカードキャプターさくらが見たい…」

それでもええから付き合うてくれ言うたんは俺やけど…!やけどや!限度ってあると思わん!?何から何まで俺のことなんて後回しやで!?この前家に行った時も、ついに初チューか…!?って期待しとったのに俺を放置して鬼畜眼鏡?とかいうゲームをやっとった。学校で毎朝ある10分間の読書タイムも真剣に何か読んどるなって思っとったらBLノベルを読んどった。片想いやった当初は文学少女やと思ってたんに…。

「……ホンマにアカン?」
「へ?」
「名前とおりたいねん。」
「…。」
「どうしても…一緒に行けへん?」
「…分かった。」

少し拗ねたように名前を見て一緒に居たいと伝えれば名前は頬を真っ赤に染めて俯く。あー、可愛い可愛い、めっちゃ可愛い!もじもじする名前があまりにも可愛らしく、俺は名前を後ろから抱き締めた。

「ほな決定な!」
「代わりに」
「代わり?」
「うちでテレビ見てから行こう!」

ああ、まあ、うん。よしとしよう。一緒に買い物来てくれる言うてくれとるし。
皆さん、彼女が俺の恋人です。漫画やアニメが大好きで、中でも男同士のイチャつくところを妄想し、それを生きる糧にしている俺の彼女です。そんな彼女やけど俺は彼女が大好きです。これから彼女との過ごした日々の出来事を紹介していきます。