サナトリウムで僕は浄化される
うまく泳いでいる気でいたのです。だれもきずつけられないようにしずかに泳いでいたのです。けれどそんなことはなくて、わたしはただひとりぼっちだっただけでした。脚鰭が酸化してつかえなくなる頃、きっとわたしも泡のひとつにでもなるでしょう。