迷子の彼女を見つけ出す王子様
【亜久津仁】
「…おい、誰が俺のそばから離れて良いっつった?」
彼女を見つけてすぐに彼女の背後から腕を引っ張り自分の元へ引き寄せる。凄く不機嫌オーラ出てて、めちゃめちゃ謝ると「…チッ、次消えたら二度と探さねーからな」って言って彼女の腕を引っ張りずかずか歩く。ふと彼を見ると息は切れていないが汗は滲み出てて、一生懸命探してくれた事を物語っていた。「…心配してくれて、ありがとう」とお礼を言えば「…うるせえ」と一言だけ返ってくる。彼はもう怒ってはいなく、彼女を無事探し出せた事にホッとしていた。二度と探さないとか言いつつ彼はまた次彼女が迷子になっても絶対探し出してくれる。
【千石清純】
「っ、いた…!!!〇〇ちゃんっ!!」
彼女を見つけた瞬間彼女の名前を呼び、人混みの中を掻き分けて彼女の手を掴む。凄く一生懸命探してくれたのか息も切れ汗も流してくたくたになってる。「…ハァ、……〇〇ちゃんが無事で良かった…」と片手で顔を覆いながら安堵のため息を吐いて呟くように言う。
彼女が謝ると「ううん、君が謝る事ないよ。しっかり〇〇ちゃんのそばにいなかった俺の責任だ」と自分を責める。「そんな事ない」と言えば「…はは、君は相変わらず優しいね。それじゃあさ、俺から離れないように今日はずっと俺と手を繋いでてくれるかい?」と言ってヘラりと笑う。
彼女が大切で仕方ない彼はこの日のデートは一段と力強く彼女の手を握っている。