自分のモノマネをする彼女を見た王子様
【遠野篤京】
「あーもう!分かったから!!これから気をつける!!これ以上言うなら私が篤京のこと血祭りにあげちゃうよ!?」
「………へぇ?何、俺を処刑しちゃおうってか?……クックックッ、いいねぇ、どうやって俺を処刑する気だぁ?」
彼女の帰りが遅いことを長々と説教する彼。そんな彼に彼女があまりの長さにキレて彼の真似をすれば、彼は眉をピクリと動かしたかと思えばとても楽しそうに口角を上げてぐいぐいとそのノリに乗っかってくる。「生き埋めか?銃殺か?それとも何だぁ?お前が俺の為に考えた処刑を教えてくれよ、なぁ?」とさっきまでの怒りをどこにやったのか、めっちゃノリノリで迫ってくるから彼女は半泣きするしかない。「ご、ごめん…あの、」と泣きながら謝っても「あ"?もう謝罪なんてもんは良いからさっさと教えろよ。…ククッ、まだ夜は長いからなぁ……今夜は俺の為に考えた処刑法を語ってもらうまで寝かせねーからな?」と彼の愛読書である処刑本持って心底楽しそうに笑うから、そんな彼を見てもう二度と彼の真似はしないと彼女は心に誓ったとか何とか。