長年の片思いが実った王子様

【柳蓮二】
「!……本当に、俺を…?……そう、か……ああ、俺も、お前が好きだ。俺はずっと、ずっとお前だけを想い続けてきたからな……フッ、俺がお前に嘘など付く訳がないだろう。…この柳蓮二、必ずお前を幸せにすることをここで誓おう。俺を選んだこと、後悔だけはさせない」

彼女が彼に想いを告げた途端、目を見開き動揺する。だが直ぐに幸せを噛みしめるようにゆっくりと微笑み、彼女を見つめながら言葉を紡ぐ。彼女が彼の言葉に幸せそうに頷けば、彼は酷く優しい手つきで彼女を抱きしめる。

【仁王雅治】
「……随分と、遠回りしたもんじゃのう。俺の元にたどり着くのが遅すぎじゃ。……でも、最終的に俺の元へ来てくれたんじゃき、それで全て無かったことにしてやるかのう……〇〇、おまんは詐欺師に好かれたことを吉と取るか凶と取るか……それはお前さん次第ぜよ。まあ、安心せい。俺は今までの男と違ってお前を見捨てたりなんかしないからのう。……だから、ずっと俺の側にいんしゃい」

愛おしそうに目を細め後ろから抱きしめてくれる。ようやく彼女が自分の元に来てくれたと言う事実に泣きそうだから、決して顔は見せない。もう一生離す気も離れる気もない。

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