火遊び オマケ


本にしたのでサンプルとして以下にスケベパート載せます。
とびとびです。

*   *   *

「抱いてやろうか」
谷垣は絶句する。聞き間違いかと思い、反応に困っていると、尾形はそれがまるで名案だというように頷いた。
「同期に対する後ろめたさもなくなるだろ」
「尾形上等兵殿……!そ、それは……」
「ハハ、安心しろよ。オレだって男を抱く趣味はねえ。初めてモン同士、うまくやろうぜ」
尾形は自分の発言のチグハグさに内心笑いながら、谷垣にゆっくりと近付いていく。なぜ谷垣を抱くなどという馬鹿げた行動に出ようと思ったのか、尾形は自分でも理解ができなかった。
しかし自分に迫られ、怯える谷垣を見ていると、尾形は体が沸々と熱くなった。あの夜に見た谷垣の姿に似ていると思うと、その先が見たいという思いが強くなる。
谷垣は二人の距離が縮まないように後退りした。だが狭い倉庫の中に逃げ場所はなく、谷垣はあっという間に壁を背負っていた。

二人はベルトを緩めると、褌の隙間から陰茎を取り出した。谷垣は尾形に言われるまま、自分と尾形の陰茎を握って擦り上げる。人の局部を握るのはもちろん初めてで、それが上官ともなると、下手なことはできない緊張から、谷垣の手は震えてまともに動かなかった。
見かねた尾形は舌打ちをしながら谷垣の陰茎を鷲掴む。センズリもできねえのかと凄まれ、握り潰されるのではないかと谷垣は身構えたが、尾形の手は谷垣を喜ばせるように上下していた。こうやるのだと直接指導しながら、尾形はもう一度やってみろと谷垣を促す。他人からの手淫による気持ち良さに浮つきながら、谷垣は尾形の陰茎を握って再び擦り始めた。
二人の息が荒くなると、手のひらに包まれていた陰茎は立派に膨れていた。尾形は谷垣に背中を向けるようにいうと、棚にあった木箱の中から小さな瓶を取り出した。それは性行為に使う潤滑剤である。新兵である谷垣は知らなかったようだが、師団内での性行為は黙認されていたのだ。
尾形は備品の瓶を勝手に開封すると、谷垣の服をひん剥き、丸出しになった尻の上に躊躇なく中身を落とした。同じくしまわれていた避妊具を取り出すと、今しがた膨らませた自身の性器に被せる。尾形は谷垣の尻の穴に潤滑剤を馴染ませると、無遠慮に指を押し込んだ。谷垣が苦しそうに息を吐いたが、尾形は力任せに突っ込んでいく。閉じた肉をこじ開けながら挿入し、なんとかすべて飲み込んだというところで尾形も一息を吐く。男同士の性交とはかくも面倒なことらしい。
「もっと突き出せ」
尾形は谷垣の背中を手で押し、弓なりにさせると、谷垣の尻は自然と高く持ち上がった。尾形は谷垣に足を大きく開くようにいうと、己の陰茎を持ち、先端を尻の割目にぴとりとつける。幸いにも硬度を保ったままの陰茎を、尾形はゆっくりと押しつけていった。谷垣の尻たぶを外に引っ張り、精一杯尻の穴を広げながらの行為だったが、尾形のペニスはなかなか挿入に至らない。亀頭がようやくおさまったものの、そのまま噛み千切られそうなほど窮屈で、尾形は暫く動けなかった。
谷垣は苦しそうに息を吐くばかりで、体は緊張で強張ったままだった。尾形は先端を谷垣と繋げながら、再び瓶を手に取ると、二人のつなぎ目の場所へぼたぼたと落としていく。少しでも滑りがよくなるように潤滑剤を足しながら、尾形はそれを自身の手にも塗りたくると、その手を前に伸ばして谷垣のペニスを握りこんだ。
「あっ」
受け入れる側の谷垣が整わなければ、性交がままならないのは当然のことである。いつまでもぐずぐずしている谷垣の緊張を和らげるため、尾形は性器に刺激を与えることにした。
「あっ……おが、た……上等……兵っ……!」
潤滑剤を使った手淫は滑らかで、尾形の手は谷垣のペニスを掴んだまま素早く動く。裏筋と雁首を刺激されると、谷垣の屈強な肉体がぐにゃりと歪む。慌てて体勢を保とうとした谷垣は、足腰を震わせながら小さく喘いでいた。


*   *   *


初エッチ→谷垣狩りあたりで疎遠→釧路で再開のスケベ
という流れです。
だいたいすれ違っている尾谷です。

2020/11/29