玩具責め


なんやかんやあって敵に捕まって椅子に玩具漬けにされているところに出くわしてしまった、まだノンケのホークスが、うっかりエンデヴァーに性的に目覚めてそのままこっそりと玩具責めする話。
特別なストーリーはない。


・付き合ってない
・普通に憧れとかそういう感じのやつ
・無自覚ではアリ系ホークス

*   *   *

通報を受け、誰よりも先にその一室に着いたのはホークスだった。複数の犯罪者を捕らえたという割にはやけに静かで、それがとても印象的だったことをよく覚えている。

「コンチニワー、オレです。エンデヴァーさん、います?」

返事はなく、そっとドアノブに手をかけると、鍵は開いていた。反応はないが、通報を受けた場所に間違いはない。ホークスは少し不思議に思ったが、まあいいかとそのまま部屋に入り込んだ。
玄関を開けてすぐに短い廊下があり、部屋はいくつかの扉で分かれていた。若い夫婦が住むような、そこまで広くない部屋の造りだった。ホークスは廊下をまっすぐに進み、一番広そうな、メインの部屋と思しきドアを押し開けた。予想通り、そこはリビングルームのようで、ここではアジトのメインルームとして使われていたようだった。
殆ど何もない部屋に、ゆったりと座れる椅子が真ん中に一つ置いてある。部屋の奥はベランダに繋がっているのか、大きな窓があるようだが、外から見えないようきっちりとカーテンで閉め切られていた。

「ンー、ンー、」

椅子の上には体の大きな男が乗っていた。座っていた、とホークスが思わなかったのは、男が足を地につけていなかったからだ。
椅子に乗っていた男は、目と口を隠すように布で覆われていた。両手は頭の後ろで組まされ、服は一切着ていない。膝を立たせ、椅子の上で股を開いた状態の男の正面に立つと、局部がよく見えるようになっていた。M字に開いた股は、縄で縛られ固定されていた。尻の穴からはピンクの紐が垂れ下がり、アナルは蓋をするようにディルドのような物を挿入されている。両胸の乳首にはピンク色のローターがテープで張り付けられていて、小さく音を立てている。
その随分と悪趣味な姿を見た瞬間、ホークスの体は固まってしまった。言葉まで失ってしまったのは、顔を隠されていても、それがエンデヴァーであるとすぐに分かったからだった。
エンデヴァーの能力と個性があれば、こんな状態で身動きが取れないはずがない。すぐに全身に身につけたものを焼き払えることだろう。しかしそれがなされていないということは、敵の個性によって阻害されているに違いない。
ホークスは一度部屋の外に出ると、他のドアをいくつか開けて現場の状況を確認した。隣の部屋にはエンデヴァーが捕らえたと思われる犯人が意識を失って倒れている。
現場にはまともに話せそうな者はいなかった。相打ちになったのか、そうだとしても、なぜこんな状況になっているのか。色々考えてみても、結局はホークスの推測の域を出ない。ひとまずエンデヴァーを助け出さなくてはと、ホークスは再び奥の部屋に戻った。
しかしとんでもないものを見てしまった、とホークスは思った。すぐに助け出したいところだが、自分がこんな姿を見てしまったと気付かれたら、エンデヴァーのプライドを傷つけてしまうのではないかと不安になった。しかしエンデヴァーの痴態をこれ以上誰かに見られることを思えば、まだマシとも思える。ホークスはなるべく気付かれないように助け出そうと息を潜めた。

「フゥー、フゥー」

エンデヴァーは鼻息を荒くしていた。一体どれほどの時間、この場で、こうしているのだろう。ピンクのローターは小刻みに震えたまま、エンデヴァーに微弱な刺激を与えている。尻の穴はぎっちりとバイブを銜え込み、エンデヴァーの呼吸に合わせてアナルの縁がぴくぴくと動いていた。エンデヴァーが呼吸をするたび、バイブがほんの少し押し出されたり、尻の奥に戻ったりしている。
ホークスはエンデヴァーの前で立ち尽くしていた。どうやって助けよう、と考えているのと同時に、憧れでもあったヒーローのあられもない姿にどうしようもなく惹かれていた。見慣れたはずの鍛えられた体が汗に濡れてテカテカと光る。どこもかしこも艶めいていやらしい。乳首はぷっくりと腫れあがり、ほんのりと赤みを帯びている。散々いじくられて、大きく立ち上がってしまったのだろう。エンデヴァーの股の間には、逞しい体にぴったりの雄々しいペニスが太く硬く屹立していた。先走りで濡れていて、大量に流された透明の液体はエンデヴァーのアナルのほうまで濡らしていた。
ホークスの口にはいつの間にか唾が溜まっていた。美味しいものでも見た時のように、涎となって出てきそうだった。ホークスは小さく喉を鳴らし、口に溜まった唾を飲み込んだ。自分の下半身がもずむずと熱くなり、胸はドキドキと激しく鼓動する。だんだんと股間も胸も痛くなってきて、ヤバイなあ、とホークスの頭は妙に冷静だった。
ホークスはゆっくりと、音を立てずにエンデヴァーに近付いた。エンデヴァーの体に取り付けられたいくつかのアダルトグッズは床に紐を落としている。先には小さなコントローラーがついていて、ホークスは一番近くのコントローラーのメモリを少し動かした。
「ふぅぐぅッ」
ほんの少しメモリを動かしただけで、エンデヴァーは椅子をガタガタを振るわせるほど身を捩った。ホークスの弄ったコントローラーはエンデヴァーの左胸のローターと繋がっていて、ヴヴヴという機械音が少しだけ大きくなった。

「ふーっ、ふーっ」

エンデヴァーは檻にいられた獣のようだった。人間に嬲られ、抵抗しようにも、機械漬けにされて思うように体が動かせない。額には血管が浮き出ていて、エンデヴァーはそれほど苛立っているのだとホークスは冷や汗を掻いたが、一方でエンデヴァーのペニスからは、とぷりと大量の先走りを噴出していた。エンデヴァーの意思にそぐわない体が、ホークスには淫らでたまらなかった。
ホークスはもう一度コントローラーを手に取った。チチチとメモリを最大値まで上げていく。

「ン゛ン゛ン゛ッ、ン゛っ、お゛お゛っ、ぉぉおおおっっっ」

布越しでもエンデヴァーの悲鳴が大きくて、ホークスはびくっと肩を揺らすほど驚いた。椅子の上に張り付けられながらも激しく悶えるエンデヴァーに、出来心とはいえ、ホークスはやりすぎたと思わず顔が引きつった。
だがそう思ったのも束の間、エンデヴァーの立派なペニスからぴゅっ、ぴゅっと精液が溢れ出た。射精したエンデヴァーを見ると、イタズラはやめようと思ったホークスの気持ちはどこかに消えてしまった。エンデヴァーの乱れる姿をもっと見たいと、寧ろ意欲が湧き出てしまった。
乳首の刺激で射精してしまったエンデヴァーは、小さくなったペニスと比例するように大人しくなっていた。眉間からは皺がとれ、額に浮いていた血管も消えていた。気持ちよくて気が抜けたのか、情けなくて悲しくなったのか、エンデヴァーの眉毛は弱々しく下がり、ハの字を描いている。しおしおと下を向いているペニスからは、出し切れなかった精液がとぷとぷと少しずつ漏れ出ていて、まるでお漏らしをしているかのようだった。エンデヴァーは全身の力が抜けたのか、太ももに入っていた筋肉のラインが薄くなっている。
見るからに弱々しくなったエンデヴァーの姿に、ホークスは助けるなら今だと思った。万が一ホークスのイタズラがバレても、今のエンデヴァーなら、殺されずにすむかもしれない。
この機会を逃すまいと、まずホークスは口を塞いでいた布を自身の羽でそっと切り落とした。口元の布がなくなると、エンデヴァーの吐息が聞こえてくる。吐き出された息はしっとりとしていて、それはホークスが今まで感じたことのないほどの色気を孕んでいた。
エンデヴァーは口を大きく開けながら深く息を吸った。長いこと口を塞がれ、よほど息苦しかったのだろう。エンデヴァーの大きく開かれた口から、薄紅色の舌がちらりと見えた。なんてことない、人間の器官でしかないそれが、今のホークスにはなぜかとても淫靡なものに見えた。

「なっ、」

ホークスは再びローターのリモコンを手に取っていた。それはエンデヴァーの右胸に取り付けられたリモコンだった。

「やめろぉおおっ、おっ、おおっ、お゛お゛お゛ッッ」

エンデヴァーは激しく暴れ始めたが、椅子が多少揺れるだけ逃げることはできない。ヴヴヴヴという機械音と、エンデヴァーの雄叫びで部屋がうるさくなった。
「きさまっ、きさまぁああっ」
一度大人しくなったエンデヴァーは、射精したことによって冷静さを取り戻したのか、激しく声を上げて怒り狂っていた。万が一目隠しがズレ、ホークスの仕業だとバレてしまったら、どうなるか分かったものではない。怖くなったホークスは慌ててもう一つ転がっているリモコンを取り、メモリをチリチリと上げていく。

「ぅおおっ、おお゛っ、お゛お゛お゛っ」

最後の一つは尻の中に挿れられたものだった。目には見えないが、エンデヴァーの腹の中で暴れまわっていることは、増した機械音で察することができる。

「おお゛っ、お゛、お゛お゛お゛ッッ」

必死に耐えるエンデヴァーは強く、逞しく、その上でとてもセクシーだった。昔から、エンデヴァーの戦う姿を見ていると、ホークスは胸が高鳴ってしょうがなかった。恐ろしいほどの強さは格好良く、しかし敵に甚振られている姿に言いようのない興奮を覚えたものだ。
エンデヴァーにはコアなファンがいる。ホークスもその一人だが、ファンの中で、エンデヴァーを性的に見ている層がいることをホークスは知っている。エンデヴァーそっくりの男優を使ったAVが一定の売り上げを誇っていることも知っていた。
ホークスはそれらのAVを一度も見たことがない。AVどころか、エンデヴァーを性的に見ているもの全て、あえて目にいれないようにしていた。それらを見ると、開いてはいけない扉を開けてしまいそうだったからだ。
ホークスの肌はぞわぞわと粟立っていた。今までずっとそうやって距離をとってきたのに、もう手遅れだった。ホークスはエンデヴァーのあられもない姿を見て興奮していた。暫くご無沙汰だったホークスの股間がビキビキと硬くなっている。早くどうにかしないと、ホークスの下着を汚してしまうのも時間の問題だった。
ホークスは必死に耐えるエンデヴァーに近付くと、尻の穴に入ったバイブの底をぐっと押しこんだ。ぎっちりと銜え込んだバイブをさらに奥へ挿入するように、ホークスはぐぐっと力を込める。

「あああっっ!やめろ!やめろぉっ!おっ、お゛ー、お゛お゛ーっっ」

エンデヴァーは激しく頭を振り、何かを払うように暴れだす。髪の毛の先まで濡らしていた汗が、小さな飛沫となって飛び散った。強気に顰めていた眉が、もう一度ふにゃふにゃと悲しげに下がっている。

「んぉおおおっっ!お゛ーっお゛ーっ!」

エンデヴァーの目を隠した布がじわりと濡れていく。内部から染み出た水が布を濡らしていた。エンデヴァーが泣いているのかもしれないと思うと加虐心が煽られて、ホークスはさらに苛めてやりたくなった。
入れっぱなしだったローターのスイッチを切ったり、いれたりと強弱をつければ、エンデヴァーの様子がころころと変わった。ローターのスイッチを切り、気が抜けているところにいきなり振動を最大にすると、強い刺激を続けて与えるよりも強く快感を感じるようだった。
エンデヴァーはローターのスイッチを入れられる度に全身に電流が走ったような快感に襲われた。腹の底から熱がせり上がり、射精欲が一気に上昇する。また吐き出してしまうと情けなくなりながら、イク寸前でスイッチを切られる。エンデヴァーは一気に汗が噴き出るほど疲れて、肩を大きく揺らしながら息を吐いた。そうかと思えば再びスイッチを入れられて、体中が性感帯になったように痺れる。頭がおかしくなりそうで、エンデヴァーは次第に強い言葉が吐けなくなった。

「いやだぁ……もう……ああっ、あっ、あああっ!ああっ!……はぁ……ハァ……」

獣じみた雄叫びは次第に情けない喘ぎ声に変わり、恐怖の象徴でもあったエンデヴァーとは思えないほどか弱いものになっていた。
ホークスはエンデヴァーの強さが好きだった。誰も寄せ付けない空気も、一人で上を目指す意識の高さも、およそ世間が批難するところは全て長所と捉えていた。
しかし今、性的玩具を身につけ、力なく喘ぎながら、朱に染めた体を見て、ホークスはがっかりなんてしなかった。新しい魅力を見つけ、それが己の手で引き出せたのかと思うと、喜びすらかみ締めるほどだった。

「やぁ……もう……やめてくれぇっ……アっ、アッ、……やだっ……もぉっ……」

エンデヴァーの覇気のない声も、懇願する姿も、ホークスは想像すらしたことがない。だが今はできるだけ長くその姿を見ていたいとさえ思った。格好良いと、好きだと憧れたヒーローに嫌がることをして、自分でもとんでもないことをしていると思うのに、ホークスは意地悪が止まらない。
その時ホークスの無線が小さく振動した。敵が近くにいる時は、なるべく音を立てないように、ホークスは無線の通知を非常用に切り替えている。ゆえに、音声は入らない。だが振動するということは、恐らくあと少しでこちらに着くとか、そういう状況だろうことは予想できる。
ホークスはもったいないと思いながら、この幸せな時間を終わりにすることにした。エンデヴァーがイきそうになると止めていたスイッチを、遠慮なく最大値にして入れっぱなしにする。

「ぁぁあああッ、イく、イくぅうっ、いくぅうううううッッ」

エンデヴァーは裏返った声を上げながら、睾丸に溜まった精液をどぴゅどぴゅと勢いよく吐き出した。四十歳を超えるのに、その量と吐き出される勢いの若々しさがたいそう卑猥だ。ひんひんと泣きながらイってしまったエンデヴァーが可愛くて、ホークスはイった後もスイッチを切らずに眺めていた。これで終わりにしようと思ったのに、あと少しだけ、という気持ちが尾を引いた。
ホークスは放心状態になってるエンデヴァーのペニスを優しく触った。小さくなったエンデヴァーのペニスは先走りと精液と大量の汗でベタベタだった。突くように触っただけなのにエンデヴァーは脅えるように体を揺らした。エンデヴァーもさきほどの射精で終わりだと思っていたのだ。
脅えるエンデヴァーを見てホークスはカッとなった。ホークスはエンデヴァーの尻に入れられたままの張り型をずるりと引き抜くと、突然乱暴に押し込んだのだ。

「ああっっ!」

エンデヴァーは今までなかった衝撃に声を上げた。エンデヴァーとかなり距離が近くなっていたホークスはその声の大きさに耳が痛くなったが、かまわず抽送を繰り返した。

「ああっ!やだっ!やだああああっっああああっっ!!」

エンデヴァーのアナルは張り型をぎゅうっと締め付けて、ホークスの力では引き抜くのも大変だった。ホークスはペニスを模したそれをなんとかカリの部分まで引き抜くと、再び思い切りエンデヴァーのアナルに押し込んだ。力任せに出し挿れを繰り返すと、エンデヴァーの悲鳴はますます大きくなった。乱暴なピストン運動を続けていると、エンデヴァーのアナルに空気が入り込み、ぶちゅ、と品のない音がし始める。

「んほぉおおおっっっおお゛お゛っっ」

エンデヴァーの遠慮のない喘ぎ声と、出し挿れされるディルドのぶちゅぶちゅとした音は激しさを増していく。ずんずんと遠慮なく出し入れを繰り返していると、動きの激しさでエンデヴァーのペニスがぷるぷると揺れた。勃起したりせず、小さいままのエンデヴァーのペニスは可愛らしいものだ。だが直腸をえぐられる気持ち良さでよがり狂う姿は変態的で、ホークスの興奮を煽り続ける。
がつがつと物を相手にするように挿入していると、張り型より奥に入ったローターにぶつかる感触がした。エンデヴァーの体の奥まで入り込んだローターが、これ以上先には進めないと壁を作っているのだ。ローターにガンガンとぶつかる感覚が、子宮口にぶつかる感覚みたいで、ホークスは夢中になってピストン運動を繰り返した。

「ぃい゛い゛ぐぅっっっっ」

エンデヴァーは踏ん張るように喘ぎながらビクビクと体を揺らした。散々射精して空っぽになったのか、エンデヴァーのペニスからは何もでなかった。つま先まで力を込めていたエンデヴァーは、イッた瞬間に足が痙攣していた。轢かれた蛙ように股を開いたまま天を仰いでいるエンデヴァーを見て、ホークスは自分の精液をエンデヴァーにかけたい衝動に駆られた。
しかしこれからサイドキックや警察が駆けつけることは思えば、これ以上衝動的なことはできやしない。ホークスが張り型から手を話すと、エンデヴァーのアナルからぼとりと抜け落ちていった。ディルドで乱暴に掻きまわしたエンデヴァーのアナルはぱっくりと開き、腸液と潤滑剤を涎を垂らすように零している。イったばかりのエンデヴァーは、奥まで入り込んだローターをゆっくりと引き抜いても、疲れきっていたのか、殆ど動くことはなかった。
ホークスは少しだけ間をおいた後、エンデヴァーの名前を呼びながら、さも今着きましたというような小芝居をしながらエンデヴァーの目隠しを取り払う。ずっと暗闇の中にいたエンデヴァーは、蛍光灯の光を眩しそうにして、瞳は薄く開いた程度だった。ゆっくりとホークスが覗き込むと、エンデヴァーの目がちらりと動く。目が合った気がしたが、ぼんやりとした表情のエンデヴァーは、ホークスだということに気付いていないかもしれない。

「大丈夫ですか?」

ホークスが小さく声をかけると、エンデヴァーは小さく息を吐いて目を閉じた。助けが来たことに安心したのか、エンデヴァーはゆっくりと瞳を閉じたあと、そのまま意識を手放していった。

2020/01/14