いちばんの手足
付き合ってないあかぼく。赤葦→木兎。
ヤリたいだけの誘い受け木兎さんとそれでもいいから一緒にいたい赤葦の話。
ちょっと品のない感じに出来上がってるのでなんでもオッケーな人だけどうぞ
若干淫語気味
挿入まで書きたかったけど昼休みで挿入とか物理的に無理ではという、最後までフィクションできなかったアレ
* * *
ポケットに入れたスマートフォンが小さく震えた。授業が始まったばかりじゃ確かめることも出来ないが、きっと木兎からだろうと赤葦は予想する。内容も大体分かっている。今は授業に集中しなければいけない。しかし頭の中はもう木兎のことでいっぱいで、赤葦は今すぐにでも教室から飛び出したくなっていた。
ようやく授業が終わり、スマートフォンを見ると、案の定木兎からLINEが入っていた。可愛らしいスタンプに、“ひる、時間ある?”と短い文が添えられてる。赤葦はスマートフォンだけ手にして部室へ直行する。すぐ向かいます、と小走りの中で打ち込んだ。
部室は鍵が閉められていて、赤葦は軽くノックした後に木兎の名前を小さく呼んだ。中から鍵を開けて木兎が顔を出すと、赤葦は吸い込まれるように部室に入って、また鍵をかけた。
カーテンを閉め切った部室は薄暗く、すこし蒸し暑かった。木兎は赤葦に軽くキスをして、お互い無言で服を抜いだ。下着一枚になって、ストレッチに使うマットに移動すると、木兎は赤葦の体を引き寄せるように腰に手を掛けてまたキスをした。
「すみません、遅くなりました」
一瞬唇が離れた隙に赤葦が一言謝罪する。木兎は気にするなというように、また唇を塞いだ。
木兎の口から伸びてきた舌が赤葦の口内をうごめく。弄られるみたいに口の中を犯されて、赤葦の体温は一気に上がった。ぴちゃぴちゃと漏れる音がいやらしくて、わざと音を立てているな、と赤葦は思った。しかし分かっていてても本能は抗えず、劣情を煽られる。とことん赤葦は木兎に弱い。
体温とほんの少し高い湿度で二人の体はほんのり湿っていた。撫でるように互いの体を触ると汗で手が濡れる。唇はふさがれ呼吸はしづらく、呼吸困難に陥ったみたいに赤葦の頭はぼうっとした。
体に力が入らず、赤葦は木兎にされるがまま口内を犯され続けた。下半身には熱が集まり、既に激しく自己主張してることを赤葦は自覚した。
木兎は赤葦の腰に回していた手をするすると前に伸ばし、テントの張った赤葦の下着の中に滑り込ませた。そのまま勃起したチンポを下着から出すと、分厚い手のひらで包み込んで優しく扱いた。
あー、あー、と赤葦が小さく声を上げると、木兎は楽しそうに微笑みながらさらに赤葦のチンポを扱いた。ぬるぬると先走りが溢れると、それを全体に塗りつけるように優しく包む。
「ふふ、あかあし、デカチンだな」
木兎は楽しそうにいう。赤葦は照れ臭くて、はにかむことしか出来ない。
「こんなにビンビンにして、あかあし、やらしーの」
靄がかかったような視界の中、木兎を見ると、自分のチンポをいやらしく擦りながら、愛しそうに眺めている様子が見えた。木兎は指先で裏筋を擦ったり、錫口をほじるように弄りながら、丁寧に丁寧に愛撫している。己のチンポに注がれる執着のほんの少しでいいから、その愛を自身に注いでくれたらと情けないことを思いながらも、木兎が自分のチンポをこれほど好んでいることに、赤葦はひどく興奮していた。
「食べていい?」
木兎の行動に赤葦が拒否をするなどあるはずが無いと絶対わかっているのに、あえて問いかけて焦らしてくる木兎にどくんと心臓が鳴る。自分の張り詰めたチンポで今すぐにも木兎を蹂躙したい。押し倒して思い切り啼かせたい。男としての本能が一瞬で赤葦の頭の中を支配した。
しかしそんな欲をみせたらするりとかわされてしまうのではないか。そんな不安も同時に湧き起こる。逃げられてしまうくらいなら、と思うと赤葦は自分の欲を決して木兎に見せることはなかった。
いいですよ、と優しくいうと、木兎は跪いて赤葦の股間に顔を近付けた。そして大きく口を開いてかぶりつく様に赤葦のチンポを咥えた。一気に奥まで頬張ったと思うと、亀頭がでるくらいまで思いっきり頭を引いた。赤色に近い濃いピンク色をした赤葦のチンポは、木兎の唾液で薄暗い部屋でもてかてかと光った。
「やばい、ちんこの匂い……はあ」
木兎はうっとりするように呟くと、また思いきり喉の奥までしゃぶりつく。赤葦のチンポでいっぱいになった口内で、木兎は舌を動かした。木兎の温かい口に包まれるだけでもイッしまいそうになるのに、狭い口の中で激しく舌を動かされると、赤葦は腰が砕けるくらい気持ち良かった。
木兎は頬を凹ませるほど口をすぼめたかと思うと、前後に頭を動かしてチンポにしゃぶりついた。すするようにチンポに吸い付くと、じゅるるるると下品な音が狭い部室に響く。木兎は頬を染めながら、血管が浮く赤葦のチンポを美味しそうに何度も往復した。口の端は唾液が溢れて濡れている。しかし木兎は構わず赤葦のチンポをしゃぶり続けた。ひょっとこみたいに間抜けな顔をして頬張る姿に、品がないなと思いながら、赤葦は息が荒くなるほど興奮した。
木兎の慣れた口さばきに翻弄されながらも、赤葦は木兎の過去の男が頭によぎった。たまに聞く昔話はいつも断片的で、こうされたら気持ち良かったから、と他意なくいう木兎を思い出すと、嫉妬で気が狂いそうになった。
だがそんな気持ちとは裏腹に、チンポにしゃぶりつく木兎はひどく性的で、赤葦の頭をバカにさせた。まるで最初から理性なんてなかったみたいに、擦れたチンポの気持ちよさで赤葦の頭は真っ白になった。
木兎は赤葦のタマまで刺激すると、強い快感に赤葦は思わず天を仰いだ。ずっと口を引きむすんで我慢していたのにうっ、と短い声が思わず漏れてしまうほど気持ちよくて、赤葦はチンポにしゃぶりつく木兎の顔を引き剥がそうと頭を抑えた。赤葦の手で奥まで咥えられなくなった木兎は、少し残念そうにしながら、舌先で裏筋をペロペロと刺激した。不意をつかれた赤葦は小さく呻いて、寸でのところで射精を我慢した。
「木兎さん、イキそうなんで、もう、」
息も絶え絶えになる赤葦に、イッていいよ、と木兎はいった。
「え、でも、木兎さん……」
「今日の帰りな、続き」
赤葦のチンポを優しく擦りながら木兎はいう。でも、と言葉を続けたかったが、股間に与えられる刺激であまり思考が続かない。
「赤葦、俺のも触って」
跪いていた木兎が立ち上がり、ぐっと赤葦に体を寄せる。木兎は赤葦の手を取り、下着を下ろしてむき出しになった自分のチンポを赤葦に握らせる。
「いっしょにイこ」
赤葦はちゅ、と木兎に優しく口づけをされた。
赤葦は木兎のチンポを、木兎は赤葦のチンポを握って、キスをしながら互いを刺激しあった。
「あかあし、気持ちいいっ、もっとして、もっと、もっと」
木兎の喘ぐ声が耳元に聞こえて、赤葦はまたイキそうになるのを必死に我慢した。余裕のない木兎の姿を愛おしく思いながら、赤葦は木兎のチンポをしごいた。
「あ、あかあしっ、指だけ、指だけ入れてっ」
木兎は赤葦の空いていた片方の手を取ると、自身のアナルに導いた。いれて、いれてと強請る木兎に、赤葦は待ってましたとばかりに木兎のアナルに思い切り指を入れた。熱くて、狭いそこはきゅうきゅうしまって、でも事前に木兎が準備していたために指は簡単に奥まで吸い込まれていった。木兎の足がガクガク震えて、体が崩れそうになるのを支えながら、赤葦は木兎のアナルの中をぐりぐりと刺激した。
「あっ、そこ、そこ、あっ、いく、あっ、イク、イク、イくぅっ、」
木兎はなるべく大声を出さないように声を抑えていて、それがまたとてもいやらしかった。指じゃなくてチンポを入れたい、と正直な欲を我慢しながら、赤葦はずぶずぶと指を動かした。前立腺を刺激して、泣きそうな声で自分の名前を呼ばれると、もどかしくて体が疼いた。しかしどうすることも出来ず、鬱憤を晴らすようにより激しく指を動かした。
そして間もなく、赤葦は木兎の手でいった。赤葦も自分の手のひらに精子が飛んでくる感触があって、木兎もイったんだと思った。
二人はマットにへたり込みながら、小さな時計を目にした。休み時間終了まで五分もない。余韻に浸っている余裕もないまま、二人はあらかじめ用意していた濡れタオルで体を拭いて慌てて部室を出ていった。
じゃ、放課後な!と木兎は爽やかに微笑んで、三年の教室棟へ向かった。そんな爽やかな気持ちになれるはずのない赤葦は、下を向いてゆっくりと歩きだした。
2018/05/04