教育
290〜291話後の荼炎。
荼毘に連れ去られた炎司がひたすら教育される話。ラブ気味に教え込んでるけどだいぶ調教的な感もある。
手マン、フェラ、結合から放尿、乳首まで、スケベしかない。
* * *
ヒーローは分断され、戦いの中で散り散りになった。エンデヴァーは荼毘と対峙し、捕縛される。己を燈矢だという荼毘の前に、炎司は動くことができなかった。
炎司は行き先もわからぬまま燈矢に連れられ、廃墟を作り替えたアジトに案内される。燈矢の住処と思しきそこは、一人暮らしには十分な広さがあり、炎司は物珍しそうに周囲を見渡していた。都会のマンションのように新しくはなかったが、よく整理された清潔な部屋だった。カウンターキッチンに足の長い椅子とテーブル、端には白いベッドが置いてあり、若者らしいオシャレな家具で揃えられていた。
「憧れだったんだ。ウチ、和室だろ」
炎司の思考を見透かすように燈矢はいい、椅子に座った。燈矢は隣に並ぶ椅子の背もたれを確かめるようにぽんぽんと叩いた後、小さく溜息を吐く。落ち着かねえな、と悪態をついたあと、やっぱり畳がいいと燈矢は言った。
炎司は捕縛されたまま、投げるようにベッドに転がされている。
何をする気だ、燈矢。と重い口調でいえば、燈矢は薄く笑った。
構えないでよ、お父さん。燈矢は炎司を安心させるようにいう。
「燈矢、俺はずっとお前を捜していた。ずっと……だから、」
こんな事は、やめなさい。そう言い切る前に、燈矢は父の言葉を遮る。
「あー、いい、そういうの。俺、お父さんとそんな話したくて連れてきたわけじゃねえし」
「燈矢っ! 俺の話をきっ、」
興奮した炎司がベッドから立ち上がると、燈矢は瞬間的に炎を上げ、父に向かって放った。己の火力をも越える青色の炎が父の体を掠め、先程まで寝ていたベッドを跡形もなく消し去る。炎司の炎でも解けなかった特殊な縄も綺麗に燃え去り、耐火性の炎司の特殊なスーツが煤こけた。
炎司の背中にどっと汗が流れる。炎司は一歩も動けなかった。それほど速く、鋭い火力。幼い頃から自分を超えた個性を持っていた燈矢は、離れている間にこんなにも強くなっていたのかと驚き、同時に炎司は恐怖した。
「あーあ。ベッドなくなっちまったじゃねえか」
燈矢はガッカリしながら頭を掻く。炎司は黙ったまま立ち尽くしていた。
どうしたんだよ、お父さん。青ざめる父を見ながら、燈矢は労るようにいう。炎司は答えなかった。
「怖かった?」
核心を突かれた炎司の瞳が揺れる。燈矢はけらけらと笑った。
「お父さん、よくやってたじゃねえか」
冗談めいていう燈矢だったが、炎司は笑えなかった。
炎司は圧倒的個性を前に、自分の弱さを感じていた。そして同時に、子どもたちが今まで味わっていた恐怖が何だったのかを思い知る。
「大丈夫だ、殺さねえよ。お父さんもそうだっただろ?」
炎司は信じられなかった。燈矢に本気を出されたら、炎司はどう足掻いても敵わない。それほどの差を前にしながら、殺さないと言われても炎司の足は竦んでしまう。
そして燈矢は人を殺せる。殺してきた男だ。そうして築いた人数に炎司ひとりが加わっても、燈矢にとって誤差の範囲でしかない。力の差の前に平等という言葉はなく、炎司は一瞬で恐怖に支配された。
炎司は燈矢に言われるまま、テーブルの上に正座になった。両手をついて頭を垂れるようにいわれ、炎司は土下座のような姿勢になったが、恐怖の前に一切抵抗をしなかった。
“お父さんに教えたいことがあるんだ” 額をテーブルにつけた炎司の頭上で燈矢の声がする。
途端、炎司の下半身に炎が焚き付けられ、尻と股間周りのヒーロースーツが燃え去った。
ここ、剃ってるんだね。肌を露わにした父を前に、燈矢は感心するようにいった。
「えっ、」
お父さんの、キレイだね。燈矢は人差し指を伸ばし、炎司のアナルのふちを撫でる。
「てっきり人形や鳥野郎と遊んでんのかと思ったよ。嬉しいなぁ……」
はじめは何が起きたのかわからず、炎司は硬直していた。しかし尻の穴を触られている感覚だと気が付くと、慄きながら声を上げた。触られていると体がビクンと揺れたが、炎司は土下座の姿勢を崩さない。あの一瞬の恐怖によって、炎司は燈矢に逆らう気力を奪われていた。
「何をしてる!」
「何って、教育だろ」
燈矢は炎司のすべすべとした肌を楽しみながらするりと円を描くと、皺の一本一本を伸ばすように優しく擦る。温かい燈矢の指先が炎司の体温と馴染んでいった。
「お父さんも、俺たちのために教育してくれただろ?」
顔を伏せたままの炎司は、燈矢の迷いのない声色に言葉を失った。
お父さんと同じだ、お父さんのためだという燈矢は、この行為を全く疑っていない。燈矢にとって、これはそれほど当然の行為であった。
しかしはたから見れば、この行為が教育とも呼べない、歪な行為だということは一目瞭然である。だがそうとは言えない炎司は、ますます自分自身が幼い頃の子供たちと重なって見えた。
炎司は恥ずかしくてたまらなかったが、自身の肛門を撫でる指先に耐える。炎司がどれほどじっとしていても、燈矢が優しく撫でてしまえば無防備なアナルはぴくぴくと反応した。
「んっ!」
父の緊張をほぐすように撫でていた燈矢の指が離れたかと思うと、炎司は尻たぶをぐいと掴まれる。動かないように尻を抑えつけられた直後、炎司の肛門には柔らかく濡れたものが押しつけられた。
「えっ、えっ、」
炎司は戸惑い、呆けた声が上がった。まさか、まさかと飲み込めない状況を、耳に入る音と尻に触れる感覚で理解していく。
「気持ちいいだろ」
燈矢の声とともに、炎司の肛門にふわりと風が吹く。ぶつかったのは燈矢の吐息だった。
燈矢は優しく撫でていた父の尻の穴に舌を這わせていた。唾液は温かく、父のきゅうっとしまった肛門を溶かすように濡れていく。舌先は器用に動き、縁をなぞったり、穴を穿るように強くぶつかった。ぴちゃぴちゃと濡れていく尻の穴に、炎司はかつてないほどの恥辱を覚えた。
「とうや……、」
炎司は今すぐにやめて欲しいと思ったが、それを言葉にするのは憚られた。自分の尻の穴を舐めないで欲しい、なんて口にするのはあまりに屈辱的だった。
土下座しながら尻の穴を舐められている状況に炎司はひどく憂鬱になった。その相手が我が子であると考えるとますます気が狂いそうになる。
だが炎司の体は動かない。刻み込まれた恐怖は自由を奪う。炎司は尻の穴を舐められたまま、ただ黙ってじっとしているしかなかった。
炎司が静かにしていると、燈矢はらしくない父の姿を心配に思う。不安になっている父を安心させたい燈矢は、奥の棚にしまっていた酒瓶を取り出した。
お父さんと飲もうと思って買ったんだぜ。燈矢はそう言って、日本酒の蓋を開ける。
酒が飲める年になったんだと、燈矢は喜々として言う。炎司は仕事に集中するためにほとんど酒を飲まなかったが、燈矢は父と晩酌をすることに憧れていた。
燈矢は父に顔を上げるようにいう。炎司は緊張で体がガチガチになっていた。炎司の首が亀のように伸び、顔だけを上げたかと思うと、燈矢は父の口に酒瓶を突っ込んだ。酒を飲めばリラックスできるといった燈矢は、炎司の口に突っ込んだまま酒瓶を逆さにする。
「燃やしたりすんなよ」
不安定な姿勢で酒を流し込まれた炎司は大きくむせた。しかし燈矢は酒瓶の向きを戻すことなく、苦しそうにする父を無視して一気に酒を流し込む。体内で燃やさないようにと凄んだ燈矢の目は冷たくて、炎司は必死になって流れてくる酒を飲みこんでいった。
空きっ腹に酒を飲まされ、炎司の顔はすぐに赤くなる。酒瓶を半分ほど空にすると、燈矢は父の口から瓶を抜き取った。美味しかったろ、と尋ねられ、炎司は酒でくらくらする頭で静かに頷いた。
燈矢は炎司の正面に立ったまま、己の指を舐めると、腕を伸ばして再び炎司の尻に触れる。位置を確認するように触れた後、燈矢は指先に力をこめ、尻の穴に突っ込んだ。ぐにぐにと確かめるように動かしながら、奥へ奥へと侵入する。
酒の力のせいか、炎司の尻の穴は先ほどより弛緩していた。燈矢は用意していた潤滑剤を尻の穴に垂らし、指の滑りをよくする。掻きまわされた炎司の尻の穴から空気が入り込み、ぐぽぐぽといやらしい音がした。
直腸に侵入した指は探るように炎司の粘膜を撫でる。ぐるりと一周するように回された指が出たり入ったりを繰り返すと、燈矢は少しずつそのスピードを上げていく。
触診を受けているような感覚だった炎司であったが、尻の穴が指の太さに慣れてくると、引き抜かれるたびに肌が粟立った。繰り返されることで心地よさは増していき、炎司の直腸はいやらしく蠢く。燈矢は反応する父の姿を見逃さず、指の数を増やしながら抽送を続けた。
「フゥーッ、フゥーッ、」
炎司の尻の穴が広がっていくと、燈矢は指先を少し曲げ、かぎ爪のような形にした。指が抽送するたびに内壁を引っ掻き、引き抜かれる快感が強くなる。口から零れそうになる甘い声を隠すように、炎司は必死に口を結んだ。
だが体の反応は抑えられなかった。炎司が黙っている分じゅぽじゅぽと淫靡な音が大きくなり、炎司は耳で犯されているような気分になる。自分の体から出るいやらしい音にも興奮してしまい、炎司の体温は自然と上昇していく。声は殺していても息は荒くなるばかりで、炎司は獣が牙を向けるように唸っていた。その巨体も含め、手に負えないほどの猛獣に見えたが、炎司は燈矢に指示された体勢を崩すことはなかった。
炎司の尻を犯す燈矢の指が増えていくと、決して崩すことのなかった炎司の体が乱れていく。ナカをかき乱されるほど腰が浮いていき、まるで燈矢を求め、尻が吸い付いていくようだった。
「う゛う゛―ッ、う゛―ッ、フゥヴーッ!」
燈矢は炎司の尻に手首を固定させると、指を押し込むように手を動かした。ぐいぐいと前立腺を捏ねられ続け、炎司の体が発火するように熱くなる。肌にはジワリと汗が滲み、尻はすっかり高く上がっていた。
「ン゛ン゛ン゛ッッ、う゛う゛゛ッッ! ヴーッ!!!!」
燈矢の絶え間ない責めに炎司が激しく呻くと、炎司は大きな尻を揺らして果てた。炎司の体から一気に力が抜けて、高く上がった尻がぐしゃりと落ちる。きちんとしていた正座も崩れ、股はM字を開いたまま、炎司の体はテーブルを這った。踏み潰された蛙のように間抜けな父の姿に、燈矢はごくりと唾を飲み込む。誰よりも強く、高みを目指した父が、自分の前だけに見せた姿だと思うと、燈矢はたまらなく愛しくなった。
燈矢は己のズボンに手をかけ、チリチリとジッパーを下ろす。もう随分前から痛いほど勃起していて、燈矢のペニスは濡れていた。
うつぶせになっている父の肩を優しく叩いて起こすと、息子の勃起したペニスが炎司の視界に入る。炎司はゆっくりと視線を上げていき、燈矢の様子を窺った。燈矢は薄く笑っていて、炎司をじっと見下ろしている。
舐めてよ、と燈矢が呟き、炎司は再び視界を戻す。燈矢のペニスは火傷を負っていて、赤黒く変色していた。しかし脈動するペニスは強い生命力を示していて、それが立派な男性器であることを証明していた。炎司は燈矢とペニスを交互に見やり、露骨に戸惑っている。やりたくないとも言えずに押し黙る父に、燈矢は早くしろよと追い立てた。
腹に響くような燈矢の低い声と同時に、焦げ臭い匂いが周囲を漂う。燈矢の上昇した体温が中から燈矢を燃やし、その肉体を焼いていた。炎司は一瞬で燃えカスになったベッドのことを思い出し、その口をゆっくりとペニスに近付けていく。恐怖を前にしてできないことはなかった。
炎司は燈矢の亀頭を甘く口に含む。先端から漏れ出た先走りが口の中に広がって、炎司は気分が悪くなった。軽く含んだまま、それ以上動けないでいる父にじれったくなった燈矢は、炎司の頭を掴んで固定すると、ばちゅんと腰を打ち付けた。喉の奥に亀頭がぶつかり、炎司は苦しさのあまり一気にペニスを吐き出した。
喉奥から涎が溢れ、炎司は大きく咳込む。ちゃんとやらねえからだと燈矢に叱りつけられ、炎司の顔が暗くなった。すまない、と自然と謝罪が零れると、燈矢は小さく笑っていた。
「わかってんならいいんだ」
燈矢は満足そうにそういった。
炎司は再びペニスに口を寄せる。もう一度亀頭を口に含むが、今度はしっかりとしゃぶりつき、舌で鈴口を舐めそぼった。ちゅうちゅうと甘い蜜を吸うように刺激した後、炎司は竿まで口の中に収める。口を窄めながらペニスを口腔に押し入れると、唇が擦れて気持ちいいと燈矢は言った。
その調子だと褒められながら、炎司は愛撫を続けた。舌を伸ばしてぺろぺろと舐める下品な姿を気に入られ、燈矢は自分を見ながらするように言った。炎司は言われた通りに顔を上げ、燈矢を見ながらチンポを舐める。涎を垂らした犬のように大きな口を広げた炎司は、いやらしい舌遣いを精一杯披露した。ご機嫌になる燈矢を見て、炎司はホッと胸をなでおろす。気に入られるとそれだけ死が遠くなり、炎司の恐怖心が薄れていった。
炎司は燈矢のペニスを咥えながら頭を前後させた。なるべく強く吸い込みながら、炎司は激しく頭を振る。炎司の頬はこけ、じゅるるっと啜る下品な音が響いた。
「あー……いい、」
同時に燈矢の満足そうな声が上がり、炎司はますます必死になってしゃぶりつく。燈矢を喜ばせることが、炎司にとっての生命線だ。炎司は燈矢に言われる前に、自らその性感帯を模索した。しゃぶりながら裏筋を刺激したり、玉を柔らかく食むと、燈矢はその都度炎司を褒める。射精すれば終わるかもしれないと思った炎司は、さらに張り切ってフェラチオを続けた。
「ッン!」
不意に、炎司の体が揺れる。燈矢の指が、再び炎司のアナルへと伸びていた。
お礼だよ。燈矢は容赦なく奥まで指を突っ込むと、いきなり激しいピストン運動を開始した。
「ンンンッッ!」
全身が痺れるような快感を思い出すと、炎司はペニスを咥えたまま動けなくなった。
「ほら、サボってんなよ」
しかし燈矢はそれを許さず、炎司の頬をぺちぺちと叩く。炎司は再び顔を動かし始めたが、アナルを掻きまわされてしまうと、どうしても頭がぼうっとする。炎司は喘ぐことしかできなくなり、ペニスを咥えていた口が大きく開いた。それでも、燈矢を怒らせないように、炎司はペニスを吐き出さないように努めたが、燈矢のペニスは炎司の舌に乗せられているだけだった。
見かねた燈矢は、父の頭を再び掴む。燈矢は父が吐き出さない程度に、ゆらゆらと腰を振り始めた。
「ぅあ、はあッ、あっ、」
口に挿入された燈矢のペニスは炎司の頬にぶつかった。頬は押し込まれたペニスの形に膨らんだり、へこんだりを繰り返す。口の中を勝手に犯された炎司は呼吸もままならない。
満足な呼吸ができなくなった炎司は、次第に酸欠状態になり、思考力が低下していった。何も考えられなくなった炎司は、あー、あーと低い声で喘ぎながら、尻の中で暴れる指に夢中になった。再び腰が高く浮き、燈矢の指遣いに没頭する。
「んんんんうううッッ!! ンぶゥーッ!!」
一際鼻息が荒くなると、間もなく炎司は二度目の絶頂を迎えた。炎司の持ち上がっていた尻がぐしゃりと落ちて、太ももごとビクビクと痙攣する。固く引き締まっていた肉体が弛緩すると、逞しい筋肉のスジが消え、それは豊満なセックスシンボルとなった。
燈矢は炎司の口からペニスを引き抜き、背後に回った。燈矢のペニスと炎司の口は粘性の唾液で繋がったままで、炎司は口元に垂れた透明な糸がどこかに消えていくのをぼんやりと見ていた。
そして燈矢の姿が視界から消えると、突然尻を鷲掴みにされる。燈矢は父の緩んだ尻肉を引っ張り、奥に潜むアナルを覗き込んだ。艶やかな唇のようなぷっくりとした肛門の縁がとても淫らだった。
よく解したアナルは、炎司が呼吸をするだけでパクパクと動いている。燈矢は亀頭を肛門に当てると、押し込むようにゆっくりと腰を進めていった。すぐに亀頭は飲み込まれ、燈矢は雁首で腰を止める。遊ぶように腰を揺らしても、炎司の肛門は燈矢のペニスを咥えこんで離さない。燈矢はがめつい父の肛門を気に入り、求められるまま腰を押し進める。燈矢によって広げられた炎司の直腸は、ずっと待っていたかのように燈矢のペニスを喜んで招き入れた。
「っォお……!」
ペニスが押し入った分だけ炎司の口から空気が吐き出される。しっかりとした太さと硬さのそれは、指では届かない奥までやすやすと届いた。凶悪なペニスに貫かれた炎司は、ヒューヒューと苦しそうに息を吐いた。
目の前で消えたペニスが己を貫いているという事実に炎司の頭が真っ白になる。突きつけられた恐怖から逃れるために咥えたペニスを、まさか尻で受け止めることになろうとは思わなかった。今すぐ引き抜きたくてたまらないのに、二度の絶頂を終えた炎司の体には力が入らない。
だがその意思に反し、燈矢の教育を受けた炎司のアナルは、飲み込んだペニスを無意識に締めつけていた。物覚えのいい炎司のアナルは、燈矢の指で覚えた快感を享受しようと貪欲だった。燈矢のペニスの形と大きさを確かめながら、炎司のアナルはその熱い肉棒にしゃぶりつく。
「ン〜っ……」
確かに嫌だと思ったはずなのに、炎司の瞳はとろりと溶けて、うっとりするような溜息を吐く。ぎゅうぎゅうとアナルを締め付けると、肉壁がペニスの形に変形し、それだけで甘い息が出てしまうほど気持ちがよかった。
炎司のアナルが燈矢のペニスの大きさに馴染んで来ると、炎司の顔がますます蕩ける。嫌だと思ったはずのチンポが、自分に必要な甘味へと変わっていた。
燈矢がゆっくりと腰を引き抜くと、教育を終えた炎司のアナルがペニスに引っ張られていく。逃さないようにふちが伸び、チンポを咥えこんで離さない。
「あ゛ー……っ」
燈矢がもう一度ゆっくり腰を押し付けると、炎司は天を向いて喘いだ。燈矢は教え込んだことをすっかり覚えた父を喜び、さすがだと言って褒めそやした。
排泄をする場所に性器をぶち込まれ、乱暴に腰を振られているはずなのに、炎司は気持ち良くてたまらなかった。興奮と快感で昂った体温はコントロールできぬほど上昇し、炎司は周囲を燃やしてしまいそうになる。己が制御できなくなるほどの快感は味わったことがなく、炎司は個性を誤発動しないようにするだけで精一杯だった。
燈矢は父の体を抑えながら、腰を前後に動かした。ぶちゅッ、ぶちゅッとアナルから零れる水音と、肉体同士がぶつかる音が一定のリズムで鳴り響く。
「あっ、あっ、あっ」
セッションをするように炎司の口から嬌声が上がる。何オクターブも高くなった声は、まるで燈矢に媚びるようだ。
燈矢は挿入する度、炎司の前立腺を丁寧に擦った。ぐりゅっと潰すように圧迫され、炎司の声が大きくなる。
「あッ! あッ!」
炎司を襲う快感は波のように寄せては返し、しかし確実に大きくなっていく。燈矢の腰遣いはグンッ、グンッと炎司の尻が浮くほど激しい突き上げに変わっていた。
「ああっ! とうやっ! とうやぁッ!!」
いまだ体に力が入らず、炎司は一方的に弄ばれた。中に収まった燈矢のペニスも次第に熱くなり、炎司の体は中からも溶かされていくようだった。
「とうやぁあッッ! ああッ! ああああッッ!!」
炎司はテーブルに突っ伏しながら絶叫する。体を抑えていた燈矢の手を吹き飛ばし、炎司の尻がぶるんッぶるんッと大きく揺れた。尻に燈矢のペニスを咥えこんだまま、炎司は再び絶頂した。
炎司のアナルは深呼吸をするように収縮する。燈矢のペニスを入れっぱなしにしたまま、炎司のアナルは空気を求めるように大きく開いた。
炎司は全身から大量の汗を掻き、テーブルに倒れたままだった。頭部の両脇にきちんと並べていた両手は放りだされるように乱れている。炎司は酸素不足になっている脳に送り込むように大きく深呼吸をした。
燈矢は炎司の背中を見下ろして拍手をする。自分が教えた以上の反応を見せる父の飲み込みの早さに感嘆した。
「それとも、俺たちって相性いいのかな」
炎司は燈矢の言葉を背中で聞いていた。
炎司はぐったりして動かなかった。ただでさえ戦闘で疲れているのに、その上セックスをするなんて、並外れた体力を持っている炎司でもそう耐えられることではない。燈矢は炎司に仰向けになるように言うが、炎司は転がることすらできなくなった。
燈矢は仕方ないと溜息を吐きながら、炎司の体を引っ張り、仰向けにすると、炎司のペニスが一度も射精していないことに気が付いた。それどころか、ふにゃふにゃとしたまま、一切反応を示していない。どうやら、燈矢の飲ませた酒の影響で、炎司のペニスは勃ちにくくなっているらしい。
燈矢は炎司の体を丹念に教育したつもりだったが、アルコールによる反応は越えられなかったらしい。残念に思いつつも、今日が教育の初日だと思えば仕方のないことだとも思った。
燈矢は青い炎を燃え上げると、炎司の両胸を器用にかすめる。乳首の部分だけ丸く焼き払われた。
炎司は突然向けられた炎に怯えていた。燈矢がそのつもりはなくても、目前まで届いた炎は炎司を一方的にいたぶった。一瞬とはいえ胸にかかった火力は凄まじく、炎司は快感の中で忘れていた恐怖心を今一度思い出した。
「なんだ、勃ってんじゃん」
怯えた炎司は鳥肌を立て、強張った体は両胸の乳首まで立ち上げる。炎司が怯えているとも知らず、ピンと立った両乳首を面白がった燈矢は、炎司の胸に小さく膨れるそれをぎゅっと強く摘まんだ。
「いっ……!」
炎司はたまらず目を瞑る。痛みによる悲鳴を息とともに飲み込んで、炎司はじっと耐えた。
「お父さん痛い? 優しいのがいいか?」
痛みを堪えながら、炎司は黙ったまま頷いた。
「そうだよな。痛いより、優しいほうがいいよな。俺もそうだよ」
燈矢の言葉は父への批判とも取れた。厳しく加減の知らない指導が決して優しいとはいえないことは炎司にだってわかる。炎司は怯え、目を泳がせながら、すまなかったと震える声で謝罪した。
おいおい、謝るなよ。燈矢は壊れた機械のように謝罪を繰り返す父に落ち着くように言った。
「どうせ事実はかわらないんだぜ」
燈矢の言葉に炎司の胸が痛む。
それに、俺は楽しかったんだぜ。燈矢は慰めるようにいった。
「あの人形はしらねえがな」
だが、続けざまに吐かれる言葉に炎司はまた言葉を失う。
燈矢は言う。自分は、父の教育に対して恨みはないと。ただ、自分と遊ぶことよりも、人形遊びに夢中になったことが許せなかったのだと。出来損ないに価値はないと言われているようで、燈矢は悲しかったのだ。
過去の行いに一喜一憂する炎司を前に、燈矢は未来の話をするように言った。
いま、俺は楽しいんだ。燈矢ははっきりという。
自分が父に教育され、個性を磨いたように、自分が父を教育し、磨かれていく姿を見ているのが楽しいのだと。
教える楽しさを覚えたんだ。燈矢はキラキラとした眼差しでいう。その行為が歪んでいるとは思わない燈矢のまっすぐな目を見て、炎司は己が子供にしてきたことがなんだったのかを理解できたような気がした。
燈矢は父の乳輪を優しく撫でると、指の腹で乳頭を擦った。絶望的な気持ちになっているのに、炎司は微弱な刺激がもどかしくも心地よく思う。咄嗟に力が入り、炎司は肛門を締めた。それは中に入れたままのペニスの形がはっきりとわかるほどで、凹凸が直腸に食い込む感覚が炎司の快感を増幅させる。
燈矢は指先で炎司の乳頭をはじきながらパンッ、パンッと腰を打つ。乳首に触れるたびに炎司のアナルが締まり、燈矢も気持ち良くなった。
炎司は眉を下げ、ぐるりと黒目を回した。焦点の合ってない瞳が明後日の方向を向きながら、炎司の口が自然と半開きになる。アナルを掘られるだけでは味わえなかった快感に、炎司は次第に堕ちていった。
「おい」
炎司が燈矢に与えられる快感だけを享受していると、燈矢は厳しく叱責した。ただ気持ちよくなるだけでは教育にならない。
乳首が気持ち良いと覚えたなら、それを実践しなければ意味がない。燈矢は自分でやるようにと両手を放していった。
炎司は指示に従い、自分の胸の乳首をそれぞれ摘まむ。優しく触っただけでも気持ち良くて、炎司は思わず声を漏らした。
「っうあぁ……ああぁ……」
親指と人差し指で優しく挟むと、炎司はクリクリと擦るように指を動かした。うっとりするような甘い刺激に炎司のアナルが一際締まる。爪で引っ掻くように擦ると少し痛くて、しかそれがクセになった。
ふにゃふにゃだった炎司のペニスは、乳首に触れ始めてから少しずつ形を大きくしていく。炎司は性感帯を開発するように、自分の乳首を好き勝手に弄繰り回した。炎司の小さかった乳首が赤く腫れあがり、ぷっくらと大きく膨れると、炎司のペニスもすっかり勃起していた。
自分のペニスが勃起し、先走りが漏れても、炎司は己の乳首を弄ることに夢中になった。もし炎司の胸から乳が出るなら、きっととっくに噴き出しているだろう。燈矢は呆けた顔で乳首を触り続ける炎司を見ながら、自分の教育がまた一つ実を結んだのだと思った。
燈矢は炎司の両足を抱えて体を近付けると、自身の体を前傾させ、炎司の体を二つ折りにする。燈矢は自身の体で炎司を押し潰しながら、腰だけを激しく振った。燈矢の体の下敷きになった炎司は、サンドバッグのように一方的に欲をぶつけられる。直腸を抉られるたびに積み重なる快感から逃げられなくなった炎司は、あー、うーと唸りながら飛ばしそうになる意識を必死に繋ぎ止めていた。
燈矢は体を密着させたまま、炎司の直腸に精を吐き出した。ようやく止まった律動にホッとした炎司は、気が抜けた拍子に射精した。追い詰められるような快感でまともな呼吸もできなくなっていた炎司は、苦しさのあまりにこの行為が気持ち良いことなのかもわからなくなっていた。
だが終わってみると、炎司の下半身は痙攣して止まらない。今もまだ尻の中に燈矢のペニスが入っているようで、アナルを収縮させるだけで気持ちよくなった。乳首を摘まんだ両手も放せずに、炎司はふしだらになってしまった自分が情けなくて虚しかった。
体の痙攣が収まってくると、炎司は脱力し、横たわる。炎司は全身を大きく上下させ、深呼吸をしながら、冷静さを取り戻そうと必死になっていた。
燈矢は横たわる炎司の片足を肩に担ぐ。股を開かせた状態で炎司の体をぐんと己に引き寄せた。
教育の時間はまだ終わらない。すでに形を取り戻しているペニスを擦ってしっかり勃たせると、燈矢は広がったままになった父のアナルへ三度目の挿入をした。
「あ゛ーっ、あ゛ーっ」
疲れ果てた炎司は手をだらんとさせるほどぐったりしていて、吐き出される声はただの反射でしかなかった。ぼうっとした視線は宙を泳ぎ、燈矢が腰を動かしても大きな反応は示さなくなった。めちゃくちゃに掘られ、すっかり拡張した肛門は、痛みもなく燈矢のペニスが出入りする。炎司は虚ろな表情をしたままだったが、快感を覚えた体は反応する。大胸筋に添えられた乳首が、再びいやらしく勃起していた。
疲れ果てて少しも体を動かせない炎司だったが、それでもなお与えられる快感は夢心地の気分だった。
脱力したまま、快感だけ与えられていると、炎司の体力は少しずつ回復していく。もやがかっていた意識が、体が休まった分だけはっきりしていくと、炎司は不意に尿意をもよおした。
利尿作用の強い酒をしこたま飲まされたので当然の結果である。炎司の意識がさらにはっきりしていくと、その尿意はますます明確になった。
用を足しに行きたくて、炎司はもう終わりにしたいと投げかける。しかし、燈矢にそのつもりは一切なかった。
「でるッ……ンっ、だッ……!」
「あ? 出せよ」
まさか尿のことだとは思わない燈矢は煩わしそうに言葉を返す。炎司はそういう意味ではないというが、恥ずかしさゆえにはっきりとした理由を口にはできなかった。
まごつく父に燈矢が苛立つ。炎司は恥を忍んだ。
「小便が……ッ!」
「あぁ? おしっこが漏れそうなのか?」
あえて幼い言葉に直され、炎司は恥ずかしさで口をつぐむ。耐えがたい羞恥心に晒されながら、それでも失禁するよりはマシだと、炎司はトイレに行きたいと訴えた。
だが、燈矢の腰は止まるどころが、徐々に激しくなっていく。
「っあ……なんっ……で……!」
炎司は膀胱に刺激を与えないようにと股を閉じる。しかし尿意に耐えることに集中し、本来の力を失った炎司なぞ、燈矢にとって赤子の手を捻るように容易い。弱々しく閉じた炎司の足を大きく開かせたかと思うと、燈矢は過敏になっている炎司のペニスを掴み、刺激するように扱き始めた。
切羽詰まった炎司がか弱い声で抵抗する。いやだ、いやだと繰り返したが、燈矢は聞く耳を持たなかった。
「俺以外、誰も見てねえよ」
だからいいだろうと燈矢はいう。しかしいいわけがない。排泄を誰かに見られるなど、人間の尊厳に関わることだ。炎司は首を振って拒否をしたが、燈矢には全く響かない。
「お父さん、俺がちいせえ頃に教えてくれただろ?」
見ててやるよ。今度は俺の番だと言わんばかりにそう言って、燈矢は楽しそうに笑った。
「やめろっ……とうやっ……!」
炎司は燈矢の手を静止しようと腕を伸ばす。しかし止められるほどの力も残っていなかった炎司は、燈矢の手に優しく添えただけだった。炎司は人質のように取られたそれを覆ったに過ぎない。
燈矢はぶつけるようにガツガツと腰を振りながら、炎司のペニスを扱き続けた。炎司は体が浮いてしまうほど突き上げられ、全身がびりびりと痺れる。尿意を我慢し続けることでぞわぞわと鳥肌が立ち始め、その限界は間近に迫っていた。
「ぃやだっ……あぁっ……あっ……やめ……って、くれッ……」
炎司の背中がだんだん丸まっていく。少しでも動くと噴き出してしまいそうで、炎司の声はか細くなった。
燈矢はますます追い立てる。炎司は意味のある言葉も吐けず、うー、うーと唸り声をあげていた。
燈矢は少しずつ腰を曲げ、抱えていた足と共に炎司のほうへ倒れていく。息がかかるほど炎司と密着していたが、燈矢の視線は炎司と交わることはなかった。今の炎司には燈矢にかまっていられる余裕はなく、気を紛らわせるようにテーブルを見つめることで精一杯だった。
だが燈矢はそんな炎司が気に食わなかった。これほど近くにいても自分を見ようとしない父に腹を立て、燈矢はペニスから手を放した。
炎司の顔が綻ぶ。意地悪をやめてくれたのだと勘違いしていた。
束の間、燈矢は思い切り腰を引き、炎司の腹を打つように腰をぶつけた。殴られたような強い衝撃が走り、炎司は押し出されるように大きく息を吐いた。
「ぐゥッッ……!」
燈矢の重い突き上げに炎司は目を剥いた。燈矢のペニスは炎司の直腸を抉るように掘り進め、前立腺を擦りながら最奥に達する。暴力にも似た仕打ちに炎司の頭がぐらついた。快感だけを与えられていたことが燈矢なりの優しさだったことに気付くのと同時に、炎司はなぜこんなに燈矢が怒っているのか分からなかった。
乱暴な腰つきに炎司の体が揺さぶられる。だが苦しかったのはほんの僅かで、燈矢に教育された炎司の体は、その奥に潜む快楽に溺れるのは早かった。
理性と意識が切り離されると、我慢も虚しく、炎司は放尿していた。しょろしょろと生暖かい液体が体や足を伝ったところで、遂に放尿してしまったんだと気付いたが、燈矢に体を揺さぶられると炎司は何もかもどうでもよくなった。前立腺を責められながらする放尿というのは脱力感が情けないほどに気持ちがよく、炎司は不明瞭な眼差しで天を仰いだ。いつもの厳しい表情の面影は微塵も残らず、炎司はだらしなく開けたままの口元から涎が垂れていた。
その内、炎司の体内にも温かい感覚が広がり、燈矢が射精したのだと思った。炎司の視界はぼやけていて、体に残る熱だけがわかる。自分よりもやや体温の高い燈矢の肉棒が引き抜かれると、抱えられていた炎司の片足がずるりと落ちて、テーブルのへりにぐたりとかかった。
横たわる炎司の体に、もう燈矢が触れることはなかった。ようやく終わったという解放感で、炎司の体に重たい疲れが襲う。
炎司はテーブルの上で大の字になったまま動けなかった。息子の前に丸裸を晒し、体中が淫らな汚れにまみれても、恥ずかしいと顔を隠す腕が上げられない。自慢の体がただの肉塊となった炎司は、もうどうにでもなれと自暴自棄になった。
燈矢は近くにあったソファーに座り、テーブルの上から動かない父を眺めていた。これほど夢中になってセックスをしたのは初めてで、腰が立たぬほど疲れていたが、その疲労感が心地よかった。
燈矢が幼き頃、父は自分より優れた個性を持った燈矢を楽しそうに育てた。燈矢は若い父が楽し気に自分を見下ろしていたことを思い出し、強い共感を覚える。父への教育はまだ始まったばかりで、燈矢は二日目の朝がすでに楽しみになっていた。
2020/11/28