好奇心は猫も殺す


現パロ尾谷。会社員×風俗嬢。
源氏名じゃないのは小説で名前変えちゃうと誰だかわかんなくなっちゃうんでそのままになってます。
一応ストーリー上の言い訳があるので許して下さい(この中には出てこないけど……)
2018.8.5の尾谷の日が初出し。WEB再録本作る際に本文修正したので、修正版を再掲しました。
フェラ、スマタ、乳首ネタあり。


*   *   *


ふう、と大げさなくらい息を吐く。納期に向けて、ここ一週間は家にいるより職場にいる時間の方が長かった。尾形は疲労で体が硬くなっていて、ほぐすように軽く腕を回した。油が切れた機械のように動きの悪くなった関節と、筋肉の痛み。
時計を見れば時刻は二十時をすぎたところで、行きつけのマッサージ屋にはまだ間に合う時間だった。
尾形は事前に翌日を代休申請していた。使い切れないほどの日数になっていた代休は、案件が片付いた後は必ず一日取るようにしている。よって明日は早起きする必要はなく、急いで帰らなくていいのだが、尾形はマッサージ屋の後にもう一軒、行きたいところがあった。
まずは社内の戸締りをして、最寄りのターミナル駅に向かう。駅直結のマッサージ屋に寄って、一時間コースを申し込む。全身を揉み解してもらい、緊張が解けた後は、駅から十分ほど歩いた繁華街へ。
煌びやか、というには少し下品な電飾が付けられた路を歩き、風俗街へと足を運ぶ。一週間で溜まったものは疲れだけではない。性的な癒しを求めるのは当然のことだった。
尾形は何件か店の客引きを物色する。必死な男ほど店は空いていて、女の子が比較的に自由に選べることが多い。
今日は週の頭の月曜日。あまり客入りが良くない店が多いようで、選択肢の幅は広そうである。いくつか気になるところの客引きと喋り、女の子の傾向をうかがう。今日は顔や体形よりも、技術的なことがうまい子がいい。疲れ故に能動的になる気分ではなく、ベッドに横たわったまま、勝手に極楽に連れて行かれるくらいの気楽さが欲しかった。
しかし平日というのは、選択肢は広いものの、週末に稼いだ手練れたちは休みのことが多い。尾形が求めるような子が在籍していそうな場所はなかなか見つからない。
風俗街をふらついていると、一際ノリの軽い坊主の男が尾形に声を掛けた。お安くしますよ、という謳い文句で男は誘うが、今は金の問題ではない。尾形が無視すると、男はしつこくつきまとう。―どんな子を探しているんだ? お店は沢山紹介できるよ。
男がしつこくついてくるので、そんなにいうのであればと思い、尾形は立ち止まった。顔や体は問わず、技術に自信があるヤツを紹介しろと尾形はいう。

「特に何が得意な子がいいとか、リクエストはあります?」

男は具体的に尋ねる。どうやら自信があるらしい。尾形はフェラが上手いやつがいい、と言った。すると男はうーん、と悩ましい声をあげる。どうしようかなあ、と大きな独り言を漏らした。

「お兄さん、男っていけます? 愛想はよくないんですけど、フェラはもちろん、全体的に技術には自信がある子がいて。あまりNGなプレイもないんですよ」

尾形は開いた口が塞がらない。何を言ってるんだ、こいつは。
尾形は男の言葉を無視して振り返った。時間を無駄にしたと苛立ちながら先を行こうとすると、待って! と大きな声で男はいう。

「お兄さん待って、ほんと、騙されたと思って!」

男は必死に食い下がる。しかし尾形も男を相手するなんて金を貰ってもごめんだった。うるせえな、と荒っぽく言葉を吐いたが、それでも男は諦めない。

「嘘じゃないんだって。その子、わりと人気あって、いつもなら空いてないんだけど、今日はたまたま空いてて」
「常套句だろ」
「本当ですって」

しつこい男の相手をしている内に、周りの客引きの男たちはどんどん店に客を入れる。次第に店は埋まり始め、あぶれたサラリーマン達が増えていく。

「ダメならチェンジしてもらえればいいんで!」

男がダメ押しの一言を放つと、尾形は大きな溜息を吐いた。しょうがねえなと悪態をつきながら、男の言い分に折れることになった。
尾形はノリの軽い男に指定されたホテルに行き、オススメとされる子を待った。技術重視なことと、男だということしか相手の情報は分からない。やたらと巨漢だったり、相当な年上だったりする可能性もある。
尾形は煙草を吸いながら途端に不安になった。しかし好みでなければチェンジすればいいと思い、なんとか心を落ち着かせる。
暫くすると部屋のインターホンが鳴った。ドアののぞき穴から外を見ると、髭をたくわえた短髪の男が立っていた。
この男だろうか。尾形がそっとドアを開けると、きっちりとスーツを着込んだ長身の男が現れる。

「クラブゴールドから来ました。源次郎といいます」

そう言って男は一礼する。どうやらオススメの子らしい。礼儀正しく、品のある身のこなしは、とても風俗で働いているようには見えない。

「はいれ」
「失礼します」

源次郎は手荷物を部屋の隅に置く。尾形が椅子に座るように促すと、また失礼しますと言って着席した。
たしかに愛想はない。性的接触を商売にするには堅すぎる男だった。だが高い身長と服の上からでも分かる逞しい肉体、切れ長の目にしっかりと結んだ口元はなかなか男前で、ゲイの中だったらさぞ人気だろうと推測できる。
故に、なぜ女を求めるような客に対しても仕事をしているのか不思議なところで、尾形は自然と興味が湧いた。これほど立派な男を好きに扱えることもそう体験できることではない。今のところ印象は悪くないこの男を、少し体験しても面白そうだと尾形は思った。

「暑いのによく着ていられるな。背広くらい脱いでもいいだろう」
「仕事をする時はスーツと決めているので」

気を利かせた世間話も、源次郎は一言返すだけで大した盛り上がりは見せない。尾形は無駄話はやめて今日のプレイ内容について話をすることにした。
客引きの言う通り、源次郎はよほどマニアックなものでなければダメなプレイはないという。尾形は源次郎と相談しながらプレイ内容を決めて金を支払った。
プレイ内容が決まると、尾形は服を脱ぎ、シャワーを浴びる。基本的に人に触られることを嫌う尾形は、風俗とはいえ自分で体を洗いたかった。しかし源次郎は規則だからといって、尾形の浴室に押し掛ける。やたら真面目な源次郎を尾形は面倒に思いながらも、衛生面のことを考えれば源次郎の言い分も理解はできる。尾形は妥協案として風呂の前で待つように言った。源次郎は渋々従い、そのようにしてそれぞれ一人ずつシャワーで体を洗った。
シャワーから上がると、尾形は腰にタオルを巻きつけた状態でベッドに座り、源次郎を待つ。間もなくして源次郎もシャワーから上がり、尾形の前に現れる。
源次郎は下着一枚だけ身につけた姿で尾形の前に立った。上半身は想像以上に立派な筋肉をしている。しっかりと盛り上がった胸筋には胸毛がびっしりと生え、男同士で触り合うことをあまり考えないようにしていた尾形も、現実に引き戻されるほどに雄の色気を発していた。だが並の男にはいないほど立派に盛り上がった胸も、女性と比べればとても固そうで、女性だったら魅力的な筈の胸の突起も、源次郎のものは非常にこぢんまりとして尾形には物足りなさを感じる。性的対象が異性である尾形では、源次郎の魅力が理解できない。
源次郎は布面積の小さなビキニパンツを穿いており、さきほどとはうって変わってとても風俗嬢らしく見えた。きっちり着込んだスーツの下に、これほどいやらしい下着を穿いていたのかと思うと、そういう点では見かけによらずそそられる男だと尾形は思った。
源次郎はそのまま尾形の前に跪き、無言で尾形の腰に巻かれたタオルを取り払う。一切反応のない尾形の陰茎を源次郎の分厚い掌が優しく包むと、源次郎はゆっくり顔を近付け、舌を這わせた。小さな口から赤い舌がのぞき、ちろちろと舌先で尾形の陰茎を舐めあげる。くすぐったい感触しかなく、尾形はまだ気持ち良さを感じていなかった。しかしオススメされるほどの技術に期待しながら、尾形は源次郎の様子を黙って眺める。
探るように這わせていた源次郎の舌先は、次第に口を大きく開き、めいっぱいに伸ばされ、舌全体で大きく陰茎を愛撫した。手で立ち上げるように持ち上げ、下から上へ顔全体を動かしながら大きくストロークしていく。
先ほどまでしっかりと結ばれていた源次郎の口元が、男の性器をかわいがる為に大きく開かれている。自分の顔に陰茎が当たるのも構わず、源次郎は目の前のちんぽをぺろぺろと必死に舐めていた。
尾形の性器を満遍なく唾液で濡らすと、源次郎は尾形の股を割り開くようにさらに奥まで体を入り込ませる。一体何が始まるのかと思いながら様子をうかがうと、源次郎は胸を張り、自身の胸部を尾形のちんぽに近付ける。そしてそっと両手を添えると、胸を寄せるように両脇を締めて、胸部の谷間に尾形のちんぽを押し当てた。
まさかパイズリか。女性と比較すると凹凸の少ない胸へ局部が押しつけられ、尾形は困惑する。
だが源次郎は表情一つ変えず黙々と自分の胸板で尾形のちんぽを擦り上げる。源次郎の濃い胸毛と豊満な胸にちんぽが擦りつけられると、汗でしんなりと肌に張り付いた胸毛にぬるぬるとした透明な糸が張った。
細やかな毛が擦れるくすぐったさはあるものの、硬い源次郎の胸板は意外にも気持ちが良かった。また、強い雄の匂いを漂わせた身体を駆使して男のちんぽに奉仕する姿は、局部に与えられる刺激以上にぐっとくるものがあり、男にされるパイズリというのは意外に悪いものではないと尾形は思った。
源次郎は自身の身体で尾形のちんぽを奉仕した後、胸の谷間に挟んだまま亀頭に顔を近付けた。尾形の視界には源次郎の後頭部しか見えないが、どうやら舌を使って先端を刺激しているようだ。ぺろぺろと動く源次郎の舌が、亀頭の先端の尿道を素早く移動する。ぬるぬるとした粘膜同士が擦れ、尾形の先走りと源次郎の唾液が混ざり合う。見えないことによって尾形の脳がフル回転し、源次郎がどんな顔をしているのか思わず想像してしまう。
源次郎は舌で十分刺激を加えたあと、ぱくりと亀頭を咥えた。そのまま、アイスクリームでもしゃぶるかのようにちゅぱちゅぱと音を立てながら、吸っては奥まで口に咥えていた。
源次郎の頭は激しく揺れ、その合間からちらちらと顔が見えた。源次郎はいたって真面目な目で尾形のちんぽを見つめながら、口を窄ませ頬をへこませている。歪む輪郭に反して澄んだ目をしながら、鼻の下は男の性器を咥えているギャップに尾形はぞくりと体が震えた。
何度か啄ばむように亀頭をしゃぶったあと、源次郎は舌先をぐりぐりと押し込むように動かしながら、先端の鈴口を刺激した。尾形のちんぽは完全に勃起しており、先端からは先走りが止めどなく溢れた。
源次郎の半開きになった口からはみ出る舌は、いたずらっこが舌を出しているような無邪気さがあるのに、目の前にある勃起したちんぽに積極的に伸びていく様子はこの上ないほどいやらしく、尾形は源次郎の人気がある理由がわかった気がした。
源次郎は尾形の亀頭を存分に愛撫したあと、尾形のちんぽを掴みなおす。そして自身の身体を少し斜めにして近付けると、源次郎自身の胸の突起に尾形のちんぽの先端を近付けた。今度は何が始まるんだと、アトラクションを待つような気持ちになりながら見守ると、源次郎は尾形のちんぽの鈴口と自分の乳首をキスさせるように重ね合わせ、ぷるぷると擦りあわせた。
乳首コキとでもいうのだろうか。味わったことのない愛撫に尾形は面食らう。思わず片手で髪の毛を抑え、自分の心を落ち着けるように撫でつけた。

「気持ち良くないですか?」

尾形の異変に気付いたのか、黙々と仕事をこなす源次郎が手を止める。

「けっこう人気があるんですが……」

こういう状況で他の客の話をされるとは思わず、尾形は呆気にとられる。嫉妬心を煽っているのだろうか、という気になるも、源次郎はいたって真面目な顔をしており、悪気はなのだろうと推測された。
やめましょうか? そういう源次郎に、続けろと尾形は言った。尾形は驚いていただけで、嫌なわけではなかった。
源次郎は再び手を動かした。ちんぽと乳首が擦り合いながら揺れる姿は何とも間抜けだが、この逞しい男がしていると思うと尾形の股間は疼いた。源次郎の乳首は刺激によって徐々に硬度が増し、尾形の陰茎にはこりこりと硬いものが擦れる感覚が強くなった。
女に比べて物足りなく思えた源次郎の乳首はぴんっと硬く尖り、はしたなく主張する。乳首は桃色に染まり、男らしい胸板に不釣り合いだった。しかしそれらは源次郎を性的対象に見るには十分過ぎるほど官能的だった。
ふと足元を見ると、源次郎の小さなビキニは下から押し上げられ、ふっくらと盛り上がっていた。尾形のちんぽが乳首に擦れたことが気持ちよかったのだろうか。真剣な顔をしながら股間を半勃ちにさせている源次郎の姿は淫らで、尾形をより昂らせる。
源次郎はちんぽから少し体を放すと、今度はそっと根元を掴み、勢いよく全体を口に含んだ。喉の奥まで届く勢いで含んだかと思うと、口からこぼれんばかりの勢いで一気に頭を後ろに引いた。源次郎はすぐさま頬をへこませるほど強く吸い込んで、何度も何度も頭を前後に動かした。源次郎の口は小さく、しかし咥内は思いのほか広く、源次郎は尾形のちんぽを口に含んだまま、咥内で舌をべろべろと動かした。時には尾形のちんぽを頬肉にぶつけ、飴玉を嘗め回すように頬を膨らませる。源次郎は隙間から舌を動かして、べろべろと下品なほどの激しく舐め上げた。
源次郎の数々のテクニックは尾形を極楽へと連れて行く。だが純粋な技術よりも、尾形はこれらの技術をこの男が持っているということが一番たまらなかった。スマートで真面目な姿から想像つかないほど激しく、躊躇なくちんぽを愛撫する様子は、一体何人の男のモノを咥えてきたのか想像もつかない。スーツ姿の源次郎からは淫靡な様子を一切感じさせないというのに、男を喜ばせる技術は一級品だ。
だがいまも、尾形の太く長い立派なちんぽを咥えながらも、真面目な表情を一切崩さない。鼻の下が伸び、小さな口からはだらしなく涎を垂らし、ひょっとこのように間抜けな口元を晒しながらも、源次郎は曇りないまっすぐな瞳を輝かせたままだった。
真面目な気性ゆえに妥協をせず奉仕する姿を見ていると、尾形は源次郎の顔面に自分の欲をぶつけたい気持ちになった。きっと外見をどれほど汚されても、この男は表情を変えないだろうし、その澄んだ心が汚れることはない。そう思うと、尾形は股間に一層熱が集まっていくのを感じた。
尾形は源次郎の後頭部を掴んで抑え込みながら、突き上げるように腰を動かした。ゔ、オッ、とえずく源次郎を無視してがしがしと腰を動かすと、飄々としていた源次郎の眉根に皺がよった。

「目を瞑るな」

思わず目が細くなった源次郎は、尾形の声を聞いて必死に目を開いた。尾形の固くなった陰茎が喉元まで押し込まれる苦しさで顔は歪み、まともに呼吸ができない源次郎の顔は徐々に赤く染まっていく。
尾形は一際大きく腰を打ちつけたあと、源次郎の後頭部から手を放した。源次郎はすぐに尾形のちんぽから顔を放し、ゴホゴホと咳き込んだ。口の中に溜まった唾液が溢れだし、源次郎はホテルの床を汚した。はあはあと大きく呼吸をしながら、いまだ零れる涎を源次郎は手で拭う。

「休むな」

尾形のちんぽは硬く勃起したまま、源次郎の目の前にそそり立つ。スジが脈動するほど立派になったそれは、まだ満足させられていない証だった。源次郎はすみませんと謝罪し、再び体勢を整える。

「もっとそそる顔はできねえのか。終わらねえぞ」

尾形はそういってぺちぺちと源次郎の頬を叩いた。

「頑張れば支払いにオマケをつけてやる。お前もそれなら頑張れるだろ?」

源次郎はハイ、と小さく返事をした。
源次郎は再び尾形の両膝の間に割って入ると、尾形の立ち上がった陰茎に舌を這わせる。呼吸困難で一度赤くなった顔はそのままに、源次郎はじっと熱い視線を送りながら陰茎を舐めあげる。先ほどより激しく水音をたて、ぴちゃぴちゃと舌と唾液がはじける音がした。
源次郎は尾形の腰に手を回すと、よりちんぽに近付いて舐め上げる。尾形の腰を強く抱きしめて離さないようにしながら、源次郎は上目遣いに尾形を見た。尾形の黒曜石のような瞳を焦がれるように見つめながら、源次郎は昂るちんぽを愛しそうに舐める。その姿はお預けをくらった動物のように見えて、尾形は“待て”という指示をしている気持ちになった。源次郎の目が自分のチンポを欲しい欲しいと訴えているように見えて、尾形はつい“いいぞ”と口走っていた。
源次郎は許可の言葉を聞くなり、尾形のちんぽを思い切り咥えた。じゅぽじゅぽと激しい音を立てながら、源次郎は一心不乱に尾形のちんぽにしゃぶりつく。無表情を貫いていた時とは違い、源次郎はとても美味しそうにそれを咥えていた。尾形は源次郎の変わりように驚きながらもひどく興奮していた。自分の目的のためにここまで変われる源次郎に感心しながら、こんな下卑た姿を隠し持っていたことがたまらなかった。
思う存分舐めしゃぶったあと、源次郎は尾形のちんぽを軽く握り、素早く扱いた。高速で動く右手は尾形の陰茎の感度を上げていく。源次郎はにゅこにゅことちんぽを扱きながら、下品に伸ばした舌でちんぽの裏筋を刺激した。
尾形はそろそろ終わりが近かった。源次郎に体を離す様に言うと、ベッドに寝るように指示する。最後はスマタで終了するコースとなっていた。
源次郎はベッドに寝て、尾形を見つめる。源次郎の淫らに潤む瞳に心を奪われながらも、まだ少し男同士だということに躊躇いのあった尾形は、源次郎に背中を向けるように言った。顔も胸毛も見なければ、男女はさほど変わらないだろう。
源次郎のパンツを脱がせると、臀部は男くさいほどに濃い毛に覆われていた。想定外のことに仕方ないと思いながら、そんな雄臭い源次郎を見ても尾形のちんぽは萎えたりせず、同士が嫌でなくなっていたことを尾形は自覚するのだった。
源次郎の毛は尻の割れ目に向かってより濃くなっていた。奥まった場所を見てしまえば、自分の中の一線を越えてしまう気がしたが、尾形は好奇心には勝てなかった。源次郎の尻を両手で掴み、左右に広げると、源次郎の呼吸に合わせてアナルが収縮していた。ぱくぱくと大きく開いたり、きゅっと小さく閉じたりする様子は素人のそれではなく、源次郎がここに何本ものちんぽを銜えてきたことは明らかだった。
尾形の体はカッ熱くなり、源次郎の股の間に自身の陰茎を差し込んだ。源次郎は太ももに力を込め、尾形の陰茎を挟みこむ。激しいピストン運動に負けないように、源次郎はベッドを掴んで精一杯踏ん張った。
尾形は腰を振りながら、源次郎のアナルから目が離せないでいた。今すぐにでもここにちんぽを突っ込みたいという欲をなんとか抑えつけながら、尾形は一心不乱にピストン運動を繰り返した。
何度目かの律動のあと、尾形は源次郎の太腿の間から陰茎を抜き取る。まだ終わっていないのにと源次郎が不思議に思っていると、尾形はこっちを向くように言った。
源次郎が言われるままに振り向くと、尾形は源次郎の閉じた唇をちんぽで割って押し込み、無理やり口に咥えさせた。その瞬間、尾形は咥内に射精する。
驚きつつも、源次郎はそのまま精液を喉に流し込んだ。味わうように目を細めながら、最後は尾形のちんぽの先端をちゅうちゅうと吸い、余すことなく飲み干した。はあはあと息を荒くしながら、源次郎は尾形のちんぽを前にしてありがとうございますといった。
事が終えると、源次郎はシャワーと歯磨きを簡単に済ませ、手際よく身支度をした。尾形はベッドに横たわり、肘をついた手で頭を支えながら、源次郎の背中を見つめる。さきほどまでしっとりと絡み合った姿は仕事であると、源次郎の無言の背中で訴えられているような気になった。源次郎にとってこれが労働でしかないことは理解しているのに、割り切って考えるには刺激が強すぎていた。尾形は嬢と親しげに話すタイプではないが、水商売をする人間がこうも素っ気ないと、もう少し愛想をよくすべきではないかと思った。

「まだ時間はあるだろ。世間話くらいしていけよ」
「話すのは得意ではないので」

源次郎は申し訳なさそうに頭を下げた。

「なんでこの仕事をしている? お前みたいなタイプは周りにいないだろう」
「お金が必要なんです」
「体を売ってまで必要なものなのか」
「時間がないんです」

遊ぶ金欲しさに働くタイプではないであろう源次郎にここまでさせる理由が尾形は気になったが、この様子を見ていると話してくれそうにはない。尾形はそうか、と適当に話を切り上げ、約束通りオマケの追加料金を源次郎に渡した。
源次郎はバッグから黒い革の名刺入れを取り出した。よければまたお願いしますと、源次郎は一言添えて尾形に名刺を渡す。クラブゴールドのロゴが入った名刺には、明朝体で源次郎という名前と連絡先が書いてあった。そういう仕事だということは分かってはいるものの、源次郎に次を誘われたかと思うと、尾形は営業でもまんざらでもない気持ちになった。

「いつでも大丈夫です」

源次郎は真面目な顔をしていう。出勤率は高いほうらしく、源次郎が一層いやらしく見えた。
尾形は無言で受け取り、鞄の中に適当に投げた。尾形は源次郎につよく惹かれてしまっている自分が嫌になった。
それから間もなく、源次郎は部屋を出ていった。尾形はベッドに大の字になって溜息を吐く。シミのついた天井を見上げながら、自分の勃起したちんぽをしゃぶる源次郎を思い出して己を慰める。尾形は小さく息を吐いた後、本日二度目の射精をした。





※2018.8.5当時の話。
尾谷の日に合わせる為に急いだら書こうとしていた描写を抜かし、加筆した結果プレイがほぼ別物になりました。
出だしとオチはまあいっしょですが、一応前のやつも載せておきます。
PWついてますがゴカム読んでれば分かると思います。
https://privatter.net/p/3677259

2022/05/14