福岡某所、夕方五時


倒錯的なセックスをするホー炎でホー→炎。付き合ってない。
着衣でバック、くぱあするえんじ、中出し。

訳あって苛められるようなセックスをされたいエンデバと、それに付き合ってあげるホークス。ただスケベしてるだけ。


*   *   *

福岡某所。そこはホークスが暮らす家とは別の、小さなマンションである。
帽子にサングラス、マスクつけて顔を隠し、全身はグレーのロングコートに覆われた男が、その部屋のインターホンを鳴らした。ホークスは壁につけられたモニターでマンションの玄関口を確認した後、建物の入り口のロックを解除する。どうぞ、と小さなマイクで入室を促すと、男はホークスの部屋を目指して建物の中を進んだ。
3分ほど経った後、再びホークスの部屋のインターホンが鳴った。コートを着た男が部屋のドアの前に着いたようだった。ホークスは部屋の玄関まで足を運び、ドアを開けて男を迎え入れる。男はホークスが見上げるほどの大男で、コートに覆われていてもわかるほど立派な体をしていた。
男は無言で部屋に入ると、慣れた足取りで進んでいく。奥にはベッドやソファーが置いてあり、男は手に持っていたボストンバッグを部屋の隅に置いた。身に着けていた帽子やマスク、サングラスを取り払うと、男はそれらを小さなテーブルの上に置いた。
その家は機密性が高い情報を扱うためにホークスが借りた部屋だった。取り扱う内容のために、ホークスは誰にもその存在を教えておらず、また誰にもホークスがいることを知られないようにと、入室時にもとても気を遣っている場所だった。
コートを羽織った男は同じくヒーロー業をしているエンデヴァーである。だが、エンデヴァーがこの部屋を訪れる理由は、仕事のためではなかった。
エンデヴァーはその大きな体を覆い隠すほどのコートを脱ぐと、その下はスーツ姿だった。しかしその個性の暑さゆえか、背広はなく、白いシャツ姿である。下履きは質のいい素材でできたスラックスで、エンデヴァーの体格に合わせて作られたそれはとてもよく似合っていた。

「お茶でも飲みますか? 美味しい八女茶を貰ったんですよ」

ホークスがそういうと、エンデヴァーは少し不機嫌そうな顔をした。エンデヴァーが求めているものをわかっていながらも、ホークスはつい意地悪をしたくなってしまったのだ。
エンデヴァーがちらとホークスに目線を向けると、ホークスは思わず笑ってしまう。スミマセン、と白々しく謝罪して、ホークスは鈍感な自分を演じていた。
外はまだ、コートを羽織るほど寒い季節ではなかった。その上、エンデヴァーは自身の個性ゆえに、寒さには強い。それにも関わらずコートを羽織っていたものだから、エンデヴァーの肌は少し汗ばんでいた。白いシャツは肌に張り付き、その下にある素肌がうっすらと透けて見える。ホークスはエンデヴァーの鍛えられた肉体を見ながら、たくましい胸筋についた小さな乳首が、うっすらと固く尖っているのを見逃さなかった。
ホークスがエンデヴァーにゆっくりと近付いていくと、不機嫌そうに寄せていたエンデヴァーの眉間の皺が徐々に解かれていく。人を寄せ付けない威圧感を持つエンデヴァーが、次第におもちゃを取り上げられてぐずる子供のような表情になれば、二人はヒーローという崇高な存在から離れた、ただの男になっていく。
ホークスは大きな胸筋に下向きについたエンデヴァーの乳首をまるで猫の顎をくすぐるように、指で擦った。エンデヴァーの口が我慢するようにきゅっと引き結ばれのを見て、ホークスはエンデヴァーの乳頭をすりすりと擦り続ける。小さな乳頭は硬度を増して、白いスーツから浮き上がる。
じっとしているエンデヴァーはいつのまにか目を瞑り、ホークスの愛撫を噛み締めていた。大人しくなる大型の猫の乳首を両手で可愛がれば、エンデヴァーの体温が増し、汗が噴き出す。白いシャツがぴっちりと張り付いて、その美しい肉体を裸にする。

「また穿いてこなかったんですか」

ホークスは鷹の目ほどの鋭さをもって、エンデヴァーの下半身に視線を落とす。スラックスの下が透けて見られているような羞恥と興奮をもって、エンデヴァーは頷いた。自分の年齢の半分もいかない若造に呆れられる情けなさが、エンデヴァーのマゾヒズムをくすぐる。
ここに来るまで、何度もホークスとの夜を想像し、なんとか我慢してきたエンデヴァーの欲は、その対象を目の前にして大人しくはできなかった。エンデヴァーの股間はむくむくと膨れ、艶やかな黒のスラックスを押し上げる。勃起したペニスがピンと突き出て、その滑稽さがますますエンデヴァーを興奮させた。

「どうすんです、バレちゃったら」

ホークスはそういって、己の赤い羽根を1枚飛ばした。羽根はひらひらと飛んで、エンデヴァーの股間に落ちていく。繊細で強欲な羽根は、エンデヴァーのスラックスのファスナーをチリチリと器用に下ろすと、社会の窓からエンデヴァーのペニスがぶるんと飛び出した。赤黒く、血管の浮き出たそれは、亀頭の鈴口から透明な液体を零していた。先走りで濡れたペニスは、隠しようもないほどの煩悩を表している。
ホークスは公になったエンデヴァーのペニスを手で優しくさすった。それは頭を撫で、“よくできました”と子供を褒めることに似ていた。微弱な刺激であったが、エンデヴァーは身震いする。昂りすぎた興奮で、今にも射精してしまいそうだった。
ホークスがエンデヴァーのペニスを褒めるように撫でていると、その姿を見下ろしているエンデヴァーがおずおずと話しかける。自分も褒めて欲しいのだというようで、ホークスはその姿がたまらなく可愛いと思う。
エンデヴァーはくるりと背を向けると、その場に跪き、四つん這いになった。尻をホークスに向け、高く突き出すと、エンデヴァーは手を伸ばし、尻の割れ目あたりにあるスラックスの縫い目を探った。そして目立たないようにつけられた小さなチャックを掴むと、股間についたジッパーを下ろすように、エンデヴァーはゆっくりとその手を下ろしていった。ジッパーが下げられると、生地が左右に引っ張られ、ぱっくりと大きく開く。エンデヴァーの着ていたスラックスは、尻の割れ目を露にするように改造されていたものだった。
エンデヴァーは露になった尻がよく見えるようにさらに高く突き出す。床に這いつくばり、己の身を差し出すようなその姿勢には、いつもの厳格なエンデヴァーを微塵も感じさせなかった。
エンデヴァーとホークスがこの秘密の部屋でセックスをするようになったのは、ほんの少し前に遡る。何度かのチームアップを経て距離を縮めた二人は、互いの区域近くで仕事があると、こうして顔を出すようになった。はじめはヒーロー仲間として食事をする程度であったが、ある時ふとしたきっかけで、体を重ねるようになった。体を重ねることになった理由は、互いを好き合っているとか、そういう真っ当なものではなく、また性欲を発散させるだけというカラッとした理由でもなかった。
現に、二人がセックスをする時は、お互いヒーローであることを忘れるようにしている。互いに下の名前で呼び合い、対等か、または本来の立場と逆か。それは特に、エンデヴァーが顕著だった。およそ、ヒーローのエンデヴァーや、家庭を持った男である轟炎司でもしないようなことを、ホークスと二人きりの時だけわざとする傾向にあった。まるで真のマゾヒストのように、エンデヴァーは己の身を傷付けることを好んだ。ホークスはそれらの行為を、辱められ、自分がどうしようもない人間なのだと扱われることで、表に見えるエンデヴァーという人間とバランスをとっているように思えた。
はじめ、乱れるエンデヴァーの姿に戸惑っていたホークスであったが、己の前だけあられもない姿を晒すエンデヴァーを、ホークスは次第に愛しいと思うようになった。幼い頃から憧れ続けたヒーローにも、自分のように苦しみ、その苦しさから逃れるようにもがくこともあるのだと思うと、ホークスはますますエンデヴァーを好きになった。
ホークスはエンデヴァーとはじめてチームアップをした時、己の中で燻っていた感情が、憧れを越えたものであることをはっきりと自覚した。そしてそれが、決して実ることのない思いであることも重々理解しながら、少しでもエンデヴァーの力になりたいと思った。
そんな中、こうして体を重ねる関係になることは、ホークスが夢でしかないと思った願いが叶うことに近かった。

「炎司さん、よく見えないっすよ」

ホークスは冷たく言い放つ。そうされることをエンデヴァーが求めているからだ。エンデヴァーは這いつくばったまま、手だけを後ろに回し、己の尻たぶを掴んだ。尻の割れ間に指をかけて左右に引っ張ると、引き締まった臀部の奥がよく見える。そこには、エンデヴァーの外見からは判断できないほど柔らかく、熟れた肉が、ホークスの熱を求めて広がっていた。まるで性に狂ったように割れた肉の周りには雄々しい外見に相応しい毛が生えていて、ますますそのギャップを際立たせる。
一人エッチしてきました? ホークスはエンデヴァーの姿を見て、からかうように言う。
してない。エンデヴァーがそう答えるには、説得力がないほどだらしのない姿だった。
エンデヴァーのぱっくりと開いたアナルは、エンデヴァーの呼吸に合わせてヒクヒクと縁を震わせていた。それはまるで口寂しいと嘆いているようにも見えた。ホークスが挿入をもったいぶっていると、たまらなくなったエンデヴァーが弱音を吐く。ホークスが欲しくて頭がおかしくなりそうだった。
動かないでくださいよ。ホークスは念を押すように言う。
エンデヴァーは己の尻を広げたまま身を固めると、ホークスはエンデヴァーの持ってきたボストンバッグの中から潤滑剤を取り出し、エンデヴァーのアナルにぼたぼたと垂らした。ぱっくりと開いたアナルにとろりと落ちて、冷たい液体にエンデヴァーの体がびくりと揺れる。しかしそれ以上体を動かさないように、エンデヴァーは全身に力をこめて耐える。
エンデヴァーのアナルがたっぷりの潤滑剤で濡れそぼると、ホークスはいたずらをするように人差し指を伸ばした。ホークスの細長い指はエンデヴァーのゆるんだアナルにするりと飲み込まれる。
ハハ、とホークスは思わず笑い声を上げながら、さらにもう一本と指を増やす。ぱちゃぱちゃと水遊びするように指を出し入れすれば、エンデヴァーのアナルがいやらしく蠢いた。クチュクチュと淫らな音を出しながら、奥までのみこんだホークスの指にエンデヴァーの肉が絡みつく。吸い付くようにまとわりつくも、ホークスの指はあっけなく引き抜かれていく。
ホークスはエンデヴァーの体に手首を押し付けて固定しながら、指での愛撫を繰り返した。無言を貫いていたエンデヴァーの口から、情けない声が零れだす。

「ぉおっ……ほっ、オぉッ……!」

情けない声を殺そうと必死に口を噤んだせいで、鼻から抜ける息がエンデヴァーの喘ぎ声を余計に間抜けなものにした。ホークスは必死に我慢する姿を笑いながら、エンデヴァーのアナルを容赦なく掻きまわす。
無茶苦茶にアナルをほじられ、エンデヴァーの尻を支えていた太ももがぶるぶると震える。何度も尻を広げる手を放してしまいそうになったが、ホークスに許しを得ないまま勝手なことはしてはいけないと、エンデヴァーは尻たぶを掴んだ手を放さないようにひたすら耐えていた。
エンデヴァーは雄叫びを上げながら全身を震わせると、口を開きっぱなしにしていたアナルがホークスの指を締め付ける。エンデヴァーは尻を掘られて絶頂した。
エンデヴァーは己のペニスの根元に指輪のようなリングを嵌めている。ホークスとセックスをする時につけるようにしているもので、それは根元を圧迫することで射精を抑制する。そのため、エンデヴァーはどれほど絶頂を迎えても射精には至らず、ペニスからは涎のようにとろとろと透明なカウパー液を漏らすだけだった。
ホークスがゆっくりと指を引き抜いていくと、絡みついていたエンデヴァーの尻肉はもどかしそうに引っ張られる。エンデヴァーの肛門を埋めていた指がすべて抜け落ちると、エンデヴァーのアナルは深呼吸をするように大きく広がったり、閉じたりを繰り返した。絶頂を迎え、ぐったりとしながらも、指では届かないその奥が欲しくて、エンデヴァーは尻を突き出したまま動かなかった。
ホークスはジーパンを下ろし、己のペニスを取り出すと、エンデヴァーにかけた潤滑剤を取り出して塗りたくる。エンデヴァーの膨れたペニスに劣らず、ホークスのペニスは固く勃起していた。余裕ぶっていたが、耐えきれないのはホークスも同じだった。
ホークスはエンデヴァーの腰に手をかけると、己のペニスの先端をアナルの縁にあてがった。ぱくぱくと物欲しそうにするアナルがいやらしくて、ホークスはごくりと唾を飲み込んだ。
ホークスは亀頭を入り口に突き立てると、腰を押し付けるように挿入した。エンデヴァーの大きな尻は、ホークスのペニスを美味しそうに飲み込んでいく。

「あぁ……っはぁ……」

ホークスの太いペニスに擦られ、エンデヴァーは甘い溜息を吐く。ごりごりと擦りながら内部を広げられ、ホークスのペニスの形に変わっていくナカが気持ちよくてたまらなかった。
ホークスもまた、エンデヴァーの温かい肉体に包まれ、溜息を吐く。硬い筋肉の奥はとろとろと柔らかく、ほどよい締め付けが気持ちいい。ペニスの形を確かめるように蠢くエンデヴァーのアナルはとても淫靡で、蠱惑的だ。
エンデヴァーは尻を突き出したまま、自らの手で尻たぶを引っ張り、ホークスに向かっていやらしい穴がよく見えるようにしていた。その姿勢は挿入されたあとも維持されていて、それはひどくいやらしいものだった。その姿はいつ見ても眩暈がするほどの絶景で、同時にこの上なく下品でもあった。エンデヴァーの大きな尻の先には鍛えられた逞しい背中が広がっていて、今なお憧れるヒーローが這いつくばって喘ぐ様を見下ろすことはなんて背徳的だろうか。おそらくこの姿に慣れることは一生ないだろうと思いながら、ホークスは己の欲が一回り大きく膨れていくのを感じていた。
ホークスは両手でエンデヴァーの尻を持つと、ゆっくりと腰を引き抜き、思い切り腰を打ち付けた。ウッ、と呻くエンデヴァーの声にドキドキしながら、ホークスははち切れそうな程に膨らんだ欲を何度もエンデヴァーの尻にぶつけた。前立腺を擦りながら、その奥まで突き上げると、エンデヴァーの声は鼻にかかったものになる。うう、うう、とぐずる子供のようにしゃくりあげたかと思うと、それは媚びるような甘いものに変わっていった。

「ぁあっ、あっ、あッ、アッ」

ホークスのピストン運動に合わせ、エンデヴァーの喘ぎ声が短く途切れる。腰の動きをゆるめ、入り口付近を浅く突くと、エンデヴァーの喘ぎ声は舌ったらずなものへと変わった。しっとりとした息を絡めたその声に、ホークスはまるで全身を撫でられているような錯覚に陥った。甘えるように吐き出されるその声に、もっと乱暴にして欲しいと強請られているようで、ホークスは堪えきれずその挑発に乗ってしまう。
ホークスは上半身を前傾させると、腰だけを素早く動かした。乱暴な前後運動にエンデヴァーの声には感謝さえ滲み、嬉しそうによがり狂った。

「あー、イクっ、イキそう、イキそうですっ、」

射精を目前にしたホークスは目を瞑り、半ばうわ言のようにそういった。

「ナカ、……ナカにっ……」

エンデヴァーもまた、ホークスの声に反射的に返す。
ホークスとのセックスに被虐性欲を求めるエンデヴァーは、己に中出しすることを求める。もう何度目かのセックスで、ホークスはエンデヴァーが必ずそう求めることをわかっていたが、エンデヴァーがはっきりと求めなければ、ホークスは絶対に体内へ射精することはしなかった。それは優しさというよりも、ただその言葉が聞きたいという単純な欲だった。たとえそれが己に焦がれた結果ではないとわかっていても、ホークスは特別な相手だけに許されるその行為をはっきりと求められるのが嬉しかった。ホークスはそれが子供じみた支配欲だとわかりながらも、ひどく満たされるその快感がたまらなかった。
ホークスはずんと思い切り突き上げると、エンデヴァーに求められるまま射精した。最奥で吐き出した精液がそのまま体に馴染むのを待つように、ホークスは奥に吐き出した後もすぐにペニスを引き抜いたりはしなかった。
エンデヴァーは息を荒くしながら、ドクドクと吐き出される精液を受け止める。いまだ射精をしていないエンデヴァーのペニスはビンビンに勃起したままで、欲が溜まり続ける睾丸はパンパンになっていた。
ホークスは体を起こし、ペニスを引き抜くと、どろりと白い液体が大量に零れ落ちる。潤滑剤と空気が混ざり白く濁ったそれは精液に似ていて、アナルから零れ落ちる様子はとてもいやらしい。
ふと、冷静になった頭でエンデヴァーの姿を見ると、エンデヴァーの体の下には透明な水たまりができていた。それは汗というには量が多く、射精できないエンデヴァーが潮を噴いていたことは容易に察することができた。
ホークスは力が抜けて、へらへらと笑いながら頭を掻いた。エンデヴァーの持ってきたボストンバッグには、まだ使っていない玩具がたくさん残っていた。

2020/11/02