父、凌辱
ベジカカのセックスを悟飯が見ていた話。飯空要素かなり少ないです。
後半はクリリン+悟飯が見ていた話になっています。こちらもベジカカと仲間、みたいな感じの雰囲気です。
それぞれ単体で読めます。二人が目撃した話は短いです。
* * *
はるか遠い場所で二つの大きな気がぶつかり合う。それぞれの気は削り取られるように少しずつ小さくなり、そして次第に片方だけが一方的に減っていった。
悟飯は減っていく気が父のものだと理解し、一刻も早く力になりたいと先を急ぐ。自分が戦いの場に行ったところで、大した力になれないとは分かっていても、じっとしてはいられなかった。悟飯が着く頃には、父である悟空の気はだいぶ小さくなっていて、あとわずかで消えてしまいそうな程、儚く揺れていた。
悟飯が二人の近くまで迫ると、荒れ果てた大地がところどころ不自然にえぐれていた。二人の戦いの激しさを物語り、山一つ消え失せていることも少なくなかった。
悟飯は自身の気を抑え、敵であるベジータに悟られないように悟空を探した。悟空までの距離はそれほど遠くない筈なのに、あたりは随分と静かだった。おそらく戦いは終盤に差し掛かり、父は飛ぶ力も残っていないのだろうと推測する。暫く歩いていると、瓦礫が転がる地面に二人の人影を見つけた。悟飯は即座に身を隠し、そっと覗くように様子を見る。悟飯と二人の距離はかなり遠かったが、これ以上近付き、ベジータに気付かれてしまうことは避けたかった。
想像していた通り、悟空は随分と痛めつけられ、立ち上がることもできずに地面に転がっていた。ベジータは腕を組み、仁王立ちをして悟空を見下ろしている。
悟飯は今すぐにでも飛び出したい気持ちになったが、それをぐっと堪えていた。父の親友であるクリリンの制止を振り切り、たった一人でここまで来たというのにあっさりとやられるわけにはいかない。遠いために、はっきりとしないが、ベジータの体もそれなりに傷付いている。服はボロボロで、初めて会った時と比べてだいぶ気は小さくなっており、ベジータが悟空に負わされたダメージは軽いとはいえない。まだ幼い自分でも、隙をついて父を助けるくらいはできるはずだ。悟飯はそう信じて、いつか訪れるであろうチャンスを窺っていた。
ベジータは悟空の足元にしゃがみ込むと、転がる悟空の道着を掴んで破り捨てた。そして自分の元に引き寄せて距離を詰める。ベジータは悟空の足を抱えるようにして持つと、下半身を押し出すような姿勢を取った。
よく見ると、ベジータは下半身が露出していた。戦闘によって服が破れてしまったのだろう。だが悟飯はそれを不自然に思った。丁度股間のあたりだけが露出するように破れるだろうか。
ベジータは下半身を露出したまま、恥ずかしげもなく父と対峙する。悟飯はそんなベジータを見ながら、胸がドキドキしていた。羞恥心か、恐怖心か、緊張感か、真相ははっきりしない。これから目の前で起こることを、悟飯は本能的に察知しているのかもしれない。
少しすると悟空は突然大きな声で呻きだした。それは痛みによる叫びだ。戦いにしては小さい動きだが、おそらくベジータが悟空に何かをぶつけているようだ。肝心の股間のあたりは、足に隠れてよく見えなかった。
悟空の悲鳴が続くと、ベジータは苛立ったように片方の手袋を外した。ベジータは自分の指をしゃぶったかと思うと、その手を悟空と自身の間に差し入れた。ベジータが手を動かすと、悟空はまた声を上げた。あ゛ー!、あ゛ー!と絶え間なく声を上げていたが、二人はその場から動かなかった。
悟空は痛みで苦しみ、苦い声を上げるが、目の前のベジータを振り払う力すら残っていないようだった。悟飯は悔しさで歯を食いしばるが、二人の距離があまりに近いために止めに入ることはできなかった。一瞬でもよそ見をしてくれれば違うのだが、悟空がベジータの興味の対象から外れることはなかった。悟飯は父が嬲られている姿を見続けるしかなかった。
ベジータの手が離れると悟空の悲鳴は止まった。はあはあと肩で息をして、悟空はよっぽど疲弊していた。宙を見つめ、ぼんやりとする悟空を、ベジータは一切気にする様子もなかった。ベジータは再び悟空の足を持つと、股間がよく見えるように大きく開いた。片方の手は自分の下半身に伸びていて、赤黒い何かを支えている。粘膜の塊のような色をした棒は、ベジータの露出した股間から伸びていた。それは悟飯の体にもついている陰茎だった。悟飯は父と風呂に入った時、大人のちんちんというものを見たことがある。自分とは見た目も大きさも随分違って、なんだか格好良く見えた。ベジータのそれも、悟飯が見た大人のものであることに違いない。しかし、父やクリリンで見たようなものと様子が違っていた。太い棒が真っすぐと天に伸びて、固く、形を保っている。
ベジータはその陰茎を支える様に持つと、悟空に向かって突き立てた。
「っぁああああ!!」
悟空は一際大きな声を上げた。悟飯はその声に驚き、萎縮する。ベジータは何をしているのか?父は何をされているのか?頭の中に多数の疑問が湧いた。二人の体の間には少し隙間ができて、その間にはベジータの陰茎が父に向かって伸びていた。先端は見えなくなっていて、その位置からすると父の体に挿さっているのだろうと思った。しかしいくらベジータの陰茎が固くなっていても、それは刃物ではない。物理的に刺すことは不可能だ。ではどこかに入っているのだが、悟飯が考えられる場所は尻の穴しかなかった。父は尻の穴にベジータのちんぽを挿れられ、痛みで叫んでいる。ベジータの行為は理解できなかったが、痛みを感じるのは想像に容易い。
ベジータは悟空の体に陰茎を挿したまま前傾姿勢になると、残りの陰茎も押し込むように下半身をぶつけていく。二人の体は少しずつ隙間がなくなって、悟空は苦しそうに濁った声を上げた。
ベジータと悟空の体が完全に重なったかと思うと、ベジータはにやりと笑った。その笑みは自分たちに向けた、人を人とは思わない冷たい笑みとは違っていた。悟飯は背筋がゾッとした。見てはいけないものを、見ているのかもしれない。
ベジータは悟空に体を押し付けたまま、終始悲鳴を上げる悟空を静かにしろと言わんばかりに頬を叩いた。それは何度か続いて、次第に悟空は殆ど動かなくなった。悲鳴を上げる元気さえ失い、悟空の気はかなり小さくなっていた。
このままでは死んでしまう! 悟飯は焦った。何かいい方法がないかと考えるが、名案なんて浮かばなかった。悟飯は無力な自分を嘆きながら、拳を強く握るしかなかった。
大人しくなった悟空を前に、ベジータは再び身を動かす。下半身だけを悟空に打ち付け、それは暫くすると止まった。ベジータは悟空に体を押し付けたまま、ほんの少し間ができた後、ゆっくりと腰を引き抜いて行く。そして抱えていた悟空の足を放すと、悟空の足はぐしゃりと崩れた。放心状態で天を仰ぐが、悟空は意識を失った訳ではないようだった。
激しく下半身を動かしていたベジータは、休憩を取るようにじっとしていた。満足そうな顔をしながら、散々叩いた悟空の頬をベジータは優しく撫でた。悟飯はベジータの態度の意味がわからず、なんだか胸騒ぎがした。
悟空はずっとうなだれていて、ベジータにされるがままになっていた。悟空はまるで死んでしまったかのように反応がなくなっていたが、わずかに気は感じ取れた。随分小さくなってしまったが、悟空の気はある一定の量から減ってはいないようで、悟飯はほっと胸を撫で下ろす。
だがそれも、ベジータの気分次第だ。悟飯は戦々恐々としながら、好機を伺い続ける。
悟空を目にしながらじっとしているベジータは、戦いの最中と比べて少し気が穏やかになっているような気がした。父はすっかり虫の息で、もう反抗する力さえ残っていないことから、ベジータは気が抜けているのかもしれない。
飛び込むのは今か!? 悟飯がそう思い始めた頃、再びベジータは姿勢を正し、悟空に近付いていく。ベジータはぐったりした悟空の足を抱えると、再び自身の陰茎を悟空に突き挿した。悟空は小さく息を吐いたあと、再び動かなくなった。うなだれた悟空を前に、ベジータも殆ど体が動かない。
よく見ると、悟空に密着したベジータの体はゆっくりと波を打つように動いていた。ベジータの波は穏やかで、暫くするとその波が悟空に移ったかのように、殆ど動かなかった悟空がびくびくと反応し始めた。はぁ、はぁ、と息を吐く悟空は、次第にその間隔を短くしていく。呼吸が荒っぽくなると、なくした声帯を取り戻したように再び呻き始めた。
取り戻した悟空の声に悟飯は違和感を持った。息も絶え絶えで、悶える様子はひどい仕打ちに耐えているようだが、それは痛みによる悲痛な声とは異なっているように思えた。悟空の声にはほんの少しの切なさが込められていて、喉を潰すような濁った声とはだいぶ様子が違っている。苦しそうに吐き出す息は、まるで溜息のようにうっとりしたものだった。
ベジータの腰の動きがだんだんと早くなると、悟空のその声はどんどん大きくなっていった。聞いたことのない父の呼吸と声に、悟飯の動悸は早くなった。まさか、気持ち良いのだろうか。悟飯は眉を顰める父の顔を見て思う。
悟飯はもどかしそうに上げる父の声がくすぐったかった。その声は自分の体をしっとりと撫でてくるようで落ち着かない。自分のすぐそばで囁かれているような感覚さえ覚え、悟飯はなんだかぞわぞわした。
悟飯はベジータを憎らしく思った。ベジータは大好きなおとうさんを変えてしまった。悟飯は大好きな父を見て、嫌悪感でぞっとするようになってしまった。
悟飯はおぞましいという感情を感覚で感じながら、なぜか全身にはうっすらと汗が滲んでいた。背筋が凍るような感覚がありながら、同時に体が火照ってしょうがないのだ。その火照りは治まらず、悟飯は手で団扇と作り、自身を扇いだ。自分の体の異変に戸惑いながら、悟飯は父の姿を食い入るように見ていた。嫌悪感を感じるのに、悟飯は見たこともない父の姿から目が離せなかった。
ベジータは悶える悟空の体に手を伸ばした。途端に悟空の声が高くなった。ベジータは何かを掴んで放さない。
「あぁっ……、っくぅ、はぁ、ああ゛っ……」
悟空は泣いていた。悟飯は初めて父の泣いている姿を見た。強くて、優しくて、尊敬する父が、男にいいようにされて泣いている。どんな痛みにも耐える、強い父が、泣きながら聞いたこともない声を上げている。艶めかしくて、聞いてるだけで恥ずかしくなるのに、悟飯はその声を逃すまいと聞き耳を立てていた。
悟飯は怖くなって、父につられるように泣いた。二人は敵同士で、ベジータの行為も暴力のはずだった。しかしベジータは悟空の肌に触れても傷つけることをしなかった。二人の距離が近くて、父が腕を上げられないほど弱っていても、ベジータはとどめを刺したりはしなかった。いつでも殺せるからだろうか?いたぶって楽しみたいのだろうか?悟飯にはベジータの行為が何を意味するのか分からなかった。ただ父が知らない何かに変わっていくような気がして、怖かった。
ベジータは悟空を見つめていた。優しい眼差しではないが、睨んでるようにも見えなかった。獲物を見る獣のような、ギラついた眼差しだった。悟飯はベジータの眼差しから強い欲を感じて怯んだ。その欲は悟飯の知らない何かだ。悟飯の知る知識にあえて当てはめるとすれば、食欲に似ていた。飢えた獣が、ようやく見つけた獲物を逃してはならぬと、瞳で威圧するようだった。
悟空の体がのけ反ると、隠れていたベジータの手の先が見えるようになった。ベジータの手は棒のようなものを掴み、上下に動いていた。それはベジータの股間から伸びていた陰茎と似ていて、その持ち主は父だった。
悟飯が前に見た父のちんちんとは別物に見えるが、それは確かに父の体から伸びていた。ベジータの手が動くと、悟空は気持ち良さそうに声を上げた。たかがちんぽを、ほんの少し手のひらで扱かれるだけで、悟空は全身を使って喘いだ。ベジータが擦れば擦るほど、悟空はもっと欲しいというように喘ぎ続ける。
悟飯は情けない気持ちになった。勇敢な父が好きだった。頼もしい父が格好良かった。しかし目の前の父の姿は、悟飯の大好きなおとうさんとかけ離れていた。
ベジータもそんな父を見て笑っていた。悟飯は悔しくなったが、しょうがない気もした。ひいひいと情けない声を上げ、泣き叫ぶ父の姿に悟飯はショックを受けていた。
ベジータが手を放しても、悟空の陰茎は硬く伸びたままだった。暴れる悟空と共に固くなった陰茎がゆらゆらと間抜けに揺れた。意味のある言葉も話せなくなった父は、大きな声を上げながら体を弓なりにしならせ、陰茎から何かを吐き出した。悟飯はそれを失禁しだのだと思い、さらに絶望的な気分になった。悟飯はこれ以上情けない父の姿を見たくなかった。
だが失禁にしては、周囲は殆ど汚れていなかった。吐き出された量も少量だった。尿と思われるものを吐き出した父は、力が抜けてぐったりとしていた。
ベジータはぐったりする悟空を気にすることなく腰を動かし続ける。悟空は脱力しながら声だけは上げ続けた。少し鼻にかかった声は悟空の苦しみを物語っていたが、やはりそれも痛みによる悲鳴ではないように思えた。
ベジータは再び悟空の陰茎を掴んだ。棒のように伸びていた悟空のペニスは、ふにゃりと小さくなって、悟飯が見たことのあるちんちんに変わっていた。ベジータは先端を握ると、指でぐりぐりと集中的に擦った。悟空が激しく暴れると、ベジータは自分の体を乗せて押さえつけた。
ベジータは体重をかけ、悟空の体を動かないように固定すると、折檻で躾をするように腰を打ちつけた。悟空は泣きながら首を振ったが、ベジータは腰の動きを止めなかった。許しを請う子供のように泣く父を見て、悟飯は胸が苦しくなった。父は痛みで泣いているわけではなかった。ベジータのちんぽで尻の穴を擦られ、気持ち良くて泣いているのだ。悟空が訴える様に泣いてもベジータはやめようとはしなかった。悟飯はその姿に母のことを思い出した。どれほど謝っても、いう事をきかない自分を母は許してはくれなかった。ベジータも同じなのだ。悟空がベジータのいうことをきくようになるまで、この行為は続くのだ。
悟飯はその場でへたりこんだ。父を助けたいという気持ちはあるのに、全身から力が抜けていく。理想とする父の姿が壊されていく悲しさを感じながら、悟飯の体は依然として火照ったままだった。情けない父を見たくないと思うのに、悟飯はその姿から目を離すことができない。次から次へと感情が溢れ出して、悟飯は自分がどんな気持ちなのか分からなかった。
その内ベジータは父にキスをした。顎を持ち上げ、一方的に唇を重ねていた。父は虚ろな目をしていて、ベジータのことも認識できていないように見えた。しかしベジータはより深く唇を重ねた。
悟飯はキスのことを知っている。好きな人同士がするものだ。だがベジータがしているキスは、悟飯の知っているキスじゃなかった。
その有無を言わさないベジータの態度に驚きながら、悟飯の胸はやたらとドキドキしていた。力で抑え込み、自分のものにするという強欲さは、悟飯にはないものだった。
激しい嫌悪感があったはずだった。だがそのキスを見て、それはどこかに消えていた。悟飯の体は一気に熱くなって、胸がざわついていた。悟飯はこの感覚の名前を知らない。腹の底から熱くなるような、強い欲望だ。きっと今のボクは、ベジータと同じ目をしているのだろう。悟飯は鼻息を荒くして、その欲を必死に抑えていた。
* * *
※ここからは悟飯とクリリンが見ていた世界軸の話になります
それはロウソクの火のように、父の気が心もとなく揺れていた。悟飯は胸騒ぎがして、反射的に父の元に引き返していた。戦いの邪魔になるからと身を引いたが、このままだと見殺しになってしまう気がした。クリリンは無鉄砲に飛び出す悟飯の後を追う。
二人が急ぎ足で戻ると、悟飯の予想通り、ぼろぼろになった悟空が地面に転がっていた。ベジータは悟空の傍にしゃがみ込み、不敵な笑みを浮かべて見下ろしていた。
父の危機に悟飯はそのまま飛び出そうとしたが、後ろから追ってきたクリリンに手を引かれ、近くの岩陰に隠れた。
「何するんですか! ベジータが気付いていない今がチャンスですよ!」
悟飯がそう訴えると、クリリンは静かにするんだ! と悟飯の言葉を退けた。クリリンは悟飯の体を抱きしめ、震えていた。きっと怖いんだろうと悟飯は思った。悟飯だって怖かった。でも父を助けられるなら、怖いものにも立ち向かっていけると思った。
しかしクリリンは違う、と言って、やっぱり悟飯を放さなかった。クリリンにも何か考えがあるのだろうと思い、悟飯はそれ以上駄々をこねることをやめた。せめて父の様子だけでも窺おうと、クリリンの体の隙間から二人を覗き込む。
二人は下半身を露出し、なぜか体を重ねていた。父はうめき声を上げていたが、痛みによる悲鳴には聞こえなかった。ベジータは悟空を押さえつけ、下半身をぶつける様に何度も前後に動かしていた。それは悟飯の知る戦いとは大きく違った光景だった。
「なんですか、あれ……」
不思議に思った悟飯は素朴に質問をぶつける。クリリンは疑問には答えず、荒っぽく見るんじゃない! とだけ言った。
クリリンの手のひらで目を隠された悟飯は、それ以上父とベジータの姿を見ることはなかった。だが悟飯の目には先ほどの二人の姿が焼き付いて離れなかった。クリリンは手のひらに汗を掻いていて、相変わらず体は震えていた。
暫くすると父の声が大きくなって、悟飯はクリリンに耳を覆われても聞こえるようになった。父の声はやっぱり変で、聞いたこともないほど高い声をしていた。
その内クリリンは悟飯の体を放した。ベジータが悟空を置いてどこかに消えていた。今しかないと思った悟飯はすぐさま悟空の元へ飛び込んだ。クリリンは待てよ! と悟飯に叫んでいた。
「助けに来たよ!おとうさん!」
悟飯がそういって父の元に降り立つと、父は手足を投げ出して寝たままだった。道着は破れてぼろぼろで、ところどころ肌が露出していた。悟空の体は汗とよく分からない液体で汚れていた。顕著なのは下半身で、陰茎はべたべたになっていた。
父の顔は虚ろだった。視線はどこか分からないところを見つめていた。死んでしまったみたいにぼうっとしているのに、体は熱で真っ赤だ。むき出しの胸部にある左右の乳首は、赤く腫れあがって尖っていた。
悟飯は父の姿を見て言葉を失った。これは本当に戦いの末の姿なのだろうか。悟飯は戸惑い、頭の中には先ほどの二人の姿が浮かんでいた。
遅れてきたクリリンは破けて散らばった道着を持って、悟空の下半身に残った道着と素早く結び、下半身を覆い隠した。
「大丈夫か!しっかりしろ悟空!」
クリリンに揺さぶられ、虚ろだった父の瞳に光が戻る。ああ、と悟空が力なく返すと、クリリンはほっとして柔らかな笑みを浮かべた。
「さっさと逃げよう。ベジータが帰ってきちまう」
クリリンはそういって父の肩を担ぐ。悟空は何とか体を起こすと、クリリンの肩に腕を回しながら立ち上がる。
しかし悟空が思っている以上に足腰に力が入らなかった。ガクン、と膝を打たれたように崩れ落ちると、悟空はその場にしゃがみこむ。悟空はハハ、と力なく笑って、再びクリリンに手を借りた。しっかりしろよ、とクリリンも笑う。二人は日常の一コマのように笑っていた。悟飯は二人の背中を見ながら、やけに明るく笑う二人に違和感を持った。異常なこの状況を見てみぬふりをするような、そんな不自然さを感じていた。
クリリンに手を借りて、再び悟空は足に力を入れる。気合いを込めて膝を立てれば、なんとか歩けそうだった。
悟空が立ち上ろうとした瞬間、突然変な音がした。それは放屁のような破裂音に似ていた。ブピ、という下品な音がしたかと思うと、ぶちゅちゅ、と液体が漏れ出すような音が続けざまに響いた。
「あっ、まて、」
その下品な音は止まらなかった。悟空の顔はみるみるうちに青ざめていく。青ざめていく悟空を見て、クリリンも血の気が引いていく。どうしたんだよ、と恐る恐る聞いてみたが、悟空は悲しげに眉を落とすだけだった。
悟空はクリリンの手を強く握って、耐える様にその姿勢から動かなくなった。悟飯は父の反応に驚いて、クリリンと同じようにどうしたの?と心配した。
不意に道着の結び目が解けると、悟空の下半身は露わになった。クリリンは慌てていたため、きちんと結べていなかったのだ。父の背中を見ていた悟飯の前に、悟空の下半身がむき出しになった。そこには尻の穴を大きく広げ、白い液体をだらだらと零す父の姿があった。
悟空が立ち上がることにより、体の奥に吐き出されたベジータの精液が肛門に向かって流れてきたのだ。散々中に射精され、悟空の体からは絶えずザーメンが溢れ出ていた。悟空は力を入れてアナルを締めようとしたが、ベジータのペニスによって広げられたアナルは伸び縮みを繰り返すだけでぱっくりと開いたままだった。
「ぁああ!やめろ!見るなっ!!」
取り乱した悟空は覆うように手のひらで尻を隠した。父のアナルは見えなくなったが、それでもベジータの精液は零れ続けた。
2019/06/16